オープンベータ好調のチームFPS『THE FINALS』AI音声使用に海外声優らが苦言 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

オープンベータ好調のチームFPS『THE FINALS』AI音声使用に海外声優らが苦言

渦中の『THE FINALS』オープンベータは11月5日まで開催予定。

ニュース ゲーム業界
オープンベータ好調のチームFPS『THE FINALS』AI音声使用に海外声優らが苦言
  • オープンベータ好調のチームFPS『THE FINALS』AI音声使用に海外声優らが苦言
  • オープンベータ好調のチームFPS『THE FINALS』AI音声使用に海外声優らが苦言

Embark Studiosが手掛けるチームFPS『THE FINALS』ですが、ゲーム内アナウンスなどでAI音声が用いられていることに対し海外声優から批判の声が上がっています。

ベータテスト好調のチームFPSにAI音声使用に対する批判の声が上がる

本作は周囲のあらゆるものを破壊可能できることが特徴のチーム対戦FPSで現在オープンベータが進行中。非公式データベースSteamDBによると、オープンベータの最大同時接続数は26万人越えと注目を集めている作品です。

そんな本作ですが、ゲーム内で用いられている音声についても注目が高まっています。『ULTRAKILL』『Evil West』『原神』などに声優として関わった経歴を持つというGianni Matragrano氏は、自身のXアカウントで『THE FINALS』は製品版でもAI音声を使用するつもりではないかと指摘しました。

Matragrano氏は過去のテストではプレースホルダか何かだと捉えていたが、ポッドキャストでの開発者の発言と今回のような大規模なテストを経て確信したと説明。嫌がらせをけしかけたいわけではなく本作をプレイする人を嫌ったりもしないとしつつ、自分たちは期限が1,2日後といった急な仕事にも応じており、AIに頼らなくても簡単かつ大金をかけずにより良い音声を手に入れることは可能だと主張しています。

開発者はAI音声は洗練されていると7月のポッドキャストで発言

Matragrano氏が引用した『THE FINALS』開発者のポッドキャストは7月4日に公開されたもの。その中で、声をあてているのはだれかという質問に対して、オーディオデザイナーを務めるAndreas Almström氏は技術的に困難な呼吸音やうめき声などの一部を除いてAIを用いていると回答。AIを採用した理由については、実用に耐えうるレベルにAI音声が洗練されたことに加え、ゲームに新しい要素を追加したいときに素早く対応できるからだと説明していました。

この決定に対して批判の声を上げている声優はMatragrano氏以外にも存在します。『Hunt: Showdown』や『SMITE』に参加したというKit Harrison氏は、私が椅子から立ち上がる時に発する声を再現できないようなものが仕事を奪うなんて笑わせるなとポスト。また、『きみのまち ポルティア』『バルダーズ・ゲート3』などに参加したというElsie Lovelock氏は、開発者らがAI音声をどれだけリアルだと思っているかに関係なく、未だに酷いものにしか聞こえないと発言しています。

様々な形で注目を集める『THE FINALS』オープンベータはPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに10月26日から11月5日まで開催される予定です。


PlayStation 5(CFI-2000A01)
¥66,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

【純正品】ディスクドライブ(CFI-ZDD1J)
¥11,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《kamenoko》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. 日本語対応・MMORPGがSteamで無料配布中!建築家、ヒーラー、パン職人、皮なめし師など何でもなれる

    日本語対応・MMORPGがSteamで無料配布中!建築家、ヒーラー、パン職人、皮なめし師など何でもなれる

  2. 『バルダーズ・ゲート3』開発元の新作『DIVINITY』ジャンルはこれまで通りターン制RPG。まずは早期アクセスで配信へ

    『バルダーズ・ゲート3』開発元の新作『DIVINITY』ジャンルはこれまで通りターン制RPG。まずは早期アクセスで配信へ

  3. 『塊魂』の高橋慶太氏、自身の最新作は売上不振…海外メディアインタビューにて苦境を吐露

    『塊魂』の高橋慶太氏、自身の最新作は売上不振…海外メディアインタビューにて苦境を吐露

  4. 2027年『ロックマン』40周年に向け、さらなる新展開の予感?開発チーム「全力で取り組む」

  5. 『妖怪ウォッチ』の流れを継承するレベルファイブ新作『ホーリーホラーマンション』クロスメディア発表会ふたたび延期

  6. ロシアで『Roblox』規制に不満噴出、子供たちからの苦情63,000件が殺到―「国を出て行きたい」と嘆きも

  7. 「にゃるら氏を外さないとアニメを中止する」『NEEDY GIRL OVERDOSE』アニメ発表直前にプロモーションから外されたにゃるら氏が声明【UPDATE】

  8. オープンワールドのサイバーパンクACT『NO LAW』発表!無法な街では“結果”こそがすべて【TGA2025】

  9. 中国の視点から日中戦争を描くFPS『Fourteen Years of Flames』が開発中。14年にもわたる戦いを体験していくシリアスなゲームに

  10. 発売35周年の『アクトレイザー』、最初は“ドラクエタイプのRPG”だった…!?古代祐三氏も「今知った」

アクセスランキングをもっと見る

page top