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60fps+高解像度化でこんなにも面白く楽しいSTGになるとは!『R-Type Delta: HD Boosted』プレイレポ【TGS2025】

2025年はDELTAの時代かもしれない。

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60fps+高解像度化でこんなにも面白く楽しいSTGになるとは!『R-Type Delta: HD Boosted』プレイレポ【TGS2025】
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千葉幕張メッセで開催されている日本最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ2025」のシティコネクションブースにてプレイアブル出展された、『R-Type Delta: HD Boosted』のプレイレポをお届けします。

本作は、もともと1998年発売に発売したアイレムソフトウェアエンジニアリングの『R-TYPE DELTA』をベースに様々な改良を施したもの。60fps動作に加えて、処理落ちも解消され、解像度もより高いものになると共にワイドスクリーンにも対応。テクスチャ品質も良くなったことで、描こうとしていた内容がわかりやすくなっています。

60fps動作+処理落ち解消のテンポの良さ―真のDELTAはここにあるのかもしれない

オープニングこそオリジナルから差し替えられているものの、メニュー画面自体はオリジナル版を踏襲しており、受ける印象はそう違いがありません。オプションでオリジナルと強化版のグラフィックに変更できるほか、サウンドでもアレンジとオリジナルに変えられます。

しかしながらゲームプレイを進めてみると高解像度化によって、発進シーンのエフェクトだけでなく機体の3Dモデルがハッキリと表現。綺麗で美しくありつつも本作の持つ初代PSの家庭用ポリゴンSTG黎明期のカクカクした3Dモデルが持つ雰囲気はそのままです。

ステージ1「狂機」は、背景建物の視認性が向上しただけでなく、60fps動作の恩恵は大きく敵の動きや弾が視認しやすくなったことを即感じる事ができました。特に中盤現れる中ボス的な空中軍艦からの弾を難なく避けられることも、この60fps化によるものであると思うともっと『DELTA』を楽しくプレイ出来ると思ってしまいます。

ステージ2も同様ですが、オリジナル版と明確に異なると思えたのが巨大な構造物が水中に落下していく場面です。オリジナル版では微妙に制御しにくく、操作ミスが増えてしまう印象がありましたが60fps化によって絶妙な操作が可能となり、見栄を張らなければ難なく突破できると思えました

この60fpsとワイルドスクリーン対応は『R-TYPE DELTA』において窮屈な感覚を大きく減少させているように思えました。機体の制御がしやすく敵と敵弾も視認しやすくなったため、回避や被弾の納得性が著しく向上。それだけでなく、処理落ちが解消されたことで戻り復活時に倒された地点まで進むのが億劫にならず、緊張感をもって再戦に挑めるのがとても良く思えます。

そういう点で言えば、処理落ちによって進行テンポが遅くなり戻り復活時は倒された地点まで戻るのが面倒に思えるほど大変だったステージ3は、こんなに激しい戦闘が行われるものだったのかと印象が大きく変化するほどです。大型ボスの進行に合わせて正面から足元、そして後部へ回り込み、コアがある上部へ推移するのがこんなにテンポ良いものだととても楽しく思えます。

残念ながら試遊版においてステージ3以降は、筆者の腕前だと進むことが出来ませんでしたが、オリジナル版状態にも戻せることも含め理想的なリマスターを実現していると思いました。他にも筆者の体感かもしれませんが、効果音を筆頭としたサウンド回りがオリジナルに比べて高音質となり明確に聞こえるようになったと感じます。

他にも、アレンジ楽曲版でプレイしてみると前作『R-TYPE III』まで持っていたメインテーマが流れるため否応なしに「あっ、R-TYPEだ!」と思えるのが新鮮に思えてしまいます。リマスターとして手が加えられた部分はかなり良くなっているために、オリジナルを所有しているユーザーにもお勧めと言える仕上がりでした。

『R-Type Delta: HD Boosted』はPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ向けに11月20日に発売予定。価格は通常版が4,950円(税込)、PS5/ニンテンドースイッチ向けの特装版が12,650円(税込)、豪華版が19,800円(税込)です。


R-Type Delta: HD Boosted - PS5
¥4,009
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:G.Suzuki,編集:みお

ライター/ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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