『愛よさらば』は、“絵を描くことが禁じられた近未来”を舞台に、プレイヤーが描いた線にAIが反応して物語が動く、AI×お絵描き×ノベルの新しいゲーム体験を届けるスマートデバイス用ゲーム。iPhone、iPad対応で、Apple Pencilなどのスタイラスペンにも対応しており、手描きの感覚そのものをゲームに変える、今までになかった作品です。
先日まで行われていた「東京ゲームショウ2025 (TGS2025)」 会場では、普段あまりゲームを遊ばない来場者も立ち止まり、AIとのやりとりを体験していました。

そこで今回は、開発を手がける池田トムさんと、グラフィック担当の納口リュウジさんにお話を伺いました。
── まず、この作品のテーマを教えてください。
池田:ゲームデザイナーの池田トムです。
『愛よさらば』は、AIと”描く者”が向き合い、対話していく物語を描いています。
AIを使った作品って、扱い方がすごく難しいところもあるんですけど、私たちは「AIを怖がらずに面白く使う」ことを大事にしています。AIと絵師は戦いつつ、同時に会話もし物語が進んでいく……そんな関係性がこの作品の根っこにあります。
── 会場での手応えはいかがでしたか?
池田:想像以上に多くの方に遊んでいただけました。
特に、普段ゲームをあまり遊ばない方や親子連れの方が興味を持って立ち止まってくれるのが印象的でした。
iPadでApple Pencilを使って遊べるという点が、「自分にもできそう」「ちょっと描いてみたい」と感じてもらえるきっかけになっていたと思います。
TGSでは家庭用ゲーム機やPCの作品が多い中で、iPadで遊べるタイトルはかなり珍しいので、そういった意味でも注目していただけたのかなと感じました。
── この作品を通して、どんな体験を届けたいですか?
池田:絵を人に見せるのって、ちょっと恥ずかしいものですよね。でも相手がAIなら、恥ずかしくないんです。
AIが「いいね」とか「今度はこうしてみたら?」って返してくれる。その反応がまるで会話のようで、すごく不思議で、未来的なんです。
一人で遊んでいるのに、一人じゃない感じがする。孤独じゃないというか……AIと向き合いながら、どこか繋がっているような感覚があるんです。それがこの作品のいちばん面白いところだと思っています。
AIは、これからの社会に欠かせない存在になっていくと思います。
だからこそ、私たちクリエイターはAIを恐れず、楽しく使いながら新しい作品を作っていきたい。
『愛よさらば』は、そうした“AIとの関わり方”を考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。

── では納口さん、よろしくお願いします。
納口:グラフィック全般を担当しています、納口リュウジです。
ディストピア的な世界観がもともと好きなので、今回もその雰囲気を大事にしながら描いています。
テーマに合った色味や光の使い方を意識していて、結果的に独特の“らしさ”が出たと思います。
── TGSでの反応を見て、印象に残ったことはありますか?
納口:皆さんが想像以上に作品の世界観を受け止めてくださって、とても嬉しいです。
プレイヤーが実際に絵を描いて反応を楽しむという体験を通して、ゲーム全体の空気を感じてもらえたと思います。
── 今後の展開やキャラクターについて教えてください。
納口:今後は、さらにいろんなキャラクターが登場する予定です。
「犬」や、メガネが印象的なキャラクター「ギフテッド」そして“絵を描く動物”といえば……?お楽しみに!
登場キャラクターが増えることで、より多彩な物語を感じていただけると思います。もっとたくさんの人に遊んでほしい作品です。
クラウドファンディングはTGS最終日に目標達成。現在はストレッチゴールへ挑戦中!

『愛よさらば』は、2025年9月30日23:59まで、CAMPFIREでクラウドファンディングを実施中。TGS最終日に目標金額200万円を突破し、現在はストレッチゴールに挑戦中です。
最新の活動報告では、絵師たちの公開や、さらなる物語拡張に向けた構想も発表されています。
リターンには、オリジナルTシャツやアクリルスタンド、ゲーム内での名前掲載権など、作品の世界をより深く楽しめる特典が並んでいます。気になる方は乗り遅れないよう、作品とともにチェックしてみてください!
『愛よさらば』公式サイト https://www.uzz.company/
クラウドファンディングページ https://camp-fire.jp/projects/848935






