【The Elder Scrolls Online旅日記その4】 世はまさに戦国時代、筋肉モリモリオークが見たPvP攻城戦 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【The Elder Scrolls Online旅日記その4】 世はまさに戦国時代、筋肉モリモリオークが見たPvP攻城戦

国内にて英語版が4月4日より発売開始となる『The Elder Scrolls Online』。今回は先日のPvEイベントに引き続き、2回に分けて実施されるPvP(プレイヤー対プレイヤー)イベントに参加したので、その模様をお伝えします。

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国内にて英語版が4月4日より発売開始となる『The Elder Scrolls Online』。今回は先日のPvEイベントに引き続き、2回に分けて実施されるPvP(プレイヤー対プレイヤー)イベントに参加したので、その模様をお伝えします。

■城取り合戦シロディール

『TES Online』はシリーズ初のMMOタイトルとなるだけに、その要所となるPvP要素には多くのファンが注目しているでしょう。『TES Online』では選んだ派閥によってプレイ出来る地域がそれぞれ全く異なり、他プレイヤーと協力しクエストを攻略していくことがゲームプレイの大部分を担っていますが、タムリエルの中央に位置するシロディールでは各派閥が城を取り合うPvP要素が用意。全てのクエストを終えレベルを上げきったエンドユーザーも楽しめるよう配慮がなされています。

さて前回のPvEセッションから引き続き筆者が操作したキャラクターは筋肉モリモリオーク「Malarga」、所属するアライアンスは「Daggerfall Covenant」。Daggerfall Covenantはマップ状では青い勢力にて示される派閥で、PvPイベント開始時にはすでに黄色の「The Aldmeri Dominion」に押し切られている状況でした。我が勢力は赤色の「Ebonheart Pact」を上手く牽制しつつ、The Aldmeri Dominionから領地を取り戻していくのが目的と言えるでしょう。


ゲーム中には関所や城が各所に配置されており、さらにその周囲には炭鉱や農村といった資源を生み出す小さな拠点が存在する。ちなみに画面下部に表示されている様々な色の巻物は「星霜の書(The Elder Scrolls)」で、これを派閥間で奪い合う要素もあるようです

まず最初に向かったのは城の前に沼地が広がる「Fort Rayles」。攻城戦ではまず周囲の資源拠点を奪い、そこに「Camp(キャンプ)を設置することから始まります。この「Camp」は各派閥の拠点にて購入できるアイテムで、死亡したプレイヤーがリスポーンするための前線基地となるのです。占拠した資源拠点や城には強力な味方NPCキャラクターが配置されるため、資源拠点を奪えば防備を固めた状態で前線リスポーン地点を確保することが出来ます。

攻撃側は城を攻める際には外壁と内部の本堂の壁、2つの壁を壊すことが目標。「Camp」と同じく拠点で購入可能な攻城兵器「Siege」をマップ上に設置し、城壁や本堂の門を破壊していくのです。攻撃側はこの「Siege」を維持しつつ城内への侵入を目指し、また防衛側は「Siege」を破壊して敵勢力を散り散りに蹴散らすことで勝利することが出来ます。


大迫力の攻撃を見せる「Siege」や「Camp」はそれなりに高くバンバン買える代物では無い。十分な戦力と物資が無いと、攻城兵器を破壊しようと迫り来る敵兵を牽制しつつ、固い城壁を長時間攻撃し続けるのは難しい。また城周辺の地形や拠点の位置なども当然重要で、指揮できる人物が居ると戦いの様相もガラリと変わる

■レベル差があっても活躍できる

レベル10へと到達するとアンロックされるシロディールでのPvP要素。敵NPCキャラクターは軒並みレベル50であり、今回のPvPイベントではレベル30以上に成長したキャラクター達もゾロゾロと戦闘に参加していました。筆者の「Malarga」は未だレベル13であり、時おりバーナーで炙った氷のように体力が溶け死ぬこともありましたが、それでも前線職「Dragonknight」として動き回ることができました。

同クラスにて個人的にオススメなのは「Fiery Grip」で、鉤爪を放ち敵を城壁の上などから引きずり下ろすことが可能。ほかにも地面から生える爪で敵を捕縛する「Dark Talons」や、石つぶてを放ち敵をスタンさせる「Stone Giant」など、様々な効果を持つアビリティがあるお陰で低レベルでもただの薄い肉壁を割り当てられる心配はありません。レベルよりもプレイヤーの咄嗟の判断や戦略がより重要になると感じ入りました。


チャットでは「AOE攻撃に気をつけろ!メイジを先に倒すんだ!」との指令がありましたが、確かに敵NPCメイジのAOE攻撃は体力が一瞬で溶けるほど強力。味方部隊がポコポコと倒されていく様が印象的でした。ソウルジェムを使えば味方が蘇生してくれますがもちろん量にも限りがあり、準備を怠ると後々泣く展開に

今回のPvPイベントでの興奮は、筆者が過去にプレイした『TES IV: Oblivion』の「ブルーマ防衛」を思い起こさせました。PvEセッションのようなクエストラインやストーリーは存在しなかったものの、キャンペーンを進み苦難を分かち合ったキャラクターが他の大勢の仲間たちと戦う勇姿は、1つの『TES』的な物語を描いているとも言えます。『TES』的な物語の幅を描くPvE要素に、今までのシリーズには無かった大規模戦闘を描くPvP。今年『TES Online』の発売が待ち遠しくてしかたないプレイヤーは筆者だけではないでしょう。

【The Elder Scrolls Online旅日記シリーズ】
その1: 筋肉モリモリオークで『TES』らしさを追求プレイ
その2: ダークエルフのぶらり冒険旅 ~シロディールを目指して~
その3: 癒し系カジート観光記 ~そうだ、王都へ行こう~
その4: 世はまさに戦国時代、筋肉モリモリオークが見たPvP攻城戦
その5: ダークエルフのぶらり冒険旅 ~運も実力のうち?~
その6: 癒し系カジート大戦記 ~初めてのPvP編~
《ishigenn》
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