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ここまで来たか!『MGSV:GZ』プレイインプレッション ― 自由度の高さや各ハードでの感触、ゲームでしかできない演出など

コナミデジタルエンタテインメントは、PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/ソフト『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES(メタルギア ソリッド V グラウンド・ゼロズ)』のメディア向け体験会であるブートキャンプを、本社で2月16日に実施しました。

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コナミデジタルエンタテインメントは、PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/ソフト『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES(メタルギア ソリッド V グラウンド・ゼロズ)』のメディア向け体験会であるブートキャンプを、本社で2月16日に実施しました。



『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES(以下MGSV:GZ)』は、PSPで発売された『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER(以下MGS PW)』から数カ月後の物語で、『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN(以下MGSV:TPP)』のプロローグです。

それゆえ、低価格で発売される本作ですが、「オープンワールドで描く新たな『MGSV』に慣れてもらうため、そして本編となる『MGSV:TPP』のリリースにはもう少し時間が掛かるが、PlayStation4という新しいハードの発売に合わせて少しでも早く『次世代のMGS』をプレイしてもらいたい」という思いから、本編となる『MGSV:TPP』の発売に先駆けて、そのプロローグである本作のリリースが決定したそうです。

ブートキャンプでは、本作のパッケージやコラボグッズ、「プレミアムパッケージ」などの展示が行われました。またゲームでは、全てのハードで最後まで試遊でき、筆者は4つのハードに加えてPS Vitaでのリモートプレイやコンパニオンアプリ、メインミッション・サブミッション(特別ミッション含む)の全てを体験してきました。



◆1つのステージで多様な遊び



本作は、メインミッション1つとサブミッション4つ+各ハード特別ミッション1つの、計6ミッションが収録されています。ステージは、メイン・サブ問わず同じ場所が舞台となっていますが、それぞれ天候や時間帯も異なり、同じ場所でも異なる演出を楽しむことが出来ました。また、各ミッションをクリアするとハードモードが解禁され、なかにはミッション開始時に使用できる武器やコスチュームが増えるものもあります。

◆プレイヤーはオープンワールドという最強の武器を手に入れた



ミッションを開始すると、マップに目的地の目印がマークされていますが、まだまだ情報が不足しているため、まずは情報収集を行います。既に発表されていますが、双眼鏡や肩越し視点、主観視点で対象を画面の中央にとらえ続けることにより、敵兵士をマークしてマップでその位置を常に確認できるだけではなく、双眼鏡の集音マイクで、遠くにいる敵兵士たちの会話に耳をそばだてることが出来ます。双眼鏡はこれら以外にも、視野に人や物がある状態で無線コールを行うと、『MGS PW』でお馴染みのキャラであるカズがリアルタイムで解説をしてくれます。また、敵兵士を尋問して情報を聞き出したり、カセットテープを手に入れて聴いてみるなど、ステージにはミッションクリアするための、多くの情報が至る所に散りばめられています。



ある程度情報を集めた後は、目的地を絞ってルートを考えます。本作では崖や手すりなどに掴っての移動や、障害物を乗り越え、建物などの天井に上ること、そして乗り物にも乗れるため、ルートは多種多様。ちなみに、今回は約10を超えるメディアがブートキャンプに訪れていましたが、全員が違うルートでプレイしていました。中には、「え!そこからそういけるの!?」と驚くルートでプレイしていた人も。



攻略要素はルートだけではなく、同じ局面でも違うCQC(近接戦闘術)を使うことにより、違う結果になることもありました。これは武器にも同じことが言え、武器の回収具合や、サプレッサーの耐久度に弾数など、あらゆる要素が攻略の幅を広げます。

なお、2回目以降のプレイだと、「あのルートを試してみよう」と、目的地がハッキリしているだけに、また違った感覚でプレイすることができます。筆者の場合は、試行錯誤の末に編み出したルートで、アイテムを使わずに、ノーキル・ノーアラートでメインミッションをクリアすることに成功。ただし、ランダムで敵兵士の配置が変わってしまうため、毎回成功することはありませんでした。

◆UIや操作性、不慣れなユーザーへの配慮



操作性に関しては、『MGS PW』と同様に細かな操作性が必要とされるものの、複数の設定が用意されていて、従来のシリーズ作品よりも出来ることが増えています。またUIでは、様々な情報がiDROIDというメニュー画面に集約されているので、簡潔かつ効率的でありながら同時にスリルも楽しむことが出来るので、大変馴染みやすく感じました。

ゲームの進行はある程度誘導の仕掛けも用意されているため、普段ノンリニアのゲームをプレイしないユーザーに対しての配慮もあるようです。ゆえに、一見難易度は下がっている様に思えるのですが、ハードモードでいくつかの制限をかけると、かなり歯ごたえのあるゲームとなります。

◆各ハードによる違いとリモートプレイ・コンパニオンアプリ


一通りPS4版でミッションをクリアした筆者は、他のハードでもプレイしてみました。まずPS3版ですが、どうしてもPS4とのフレームレートの違いが気になり「もう30fpsには戻れない」と感じてしまいました。これはXbox 360版でも同じで、雨が降っているミッションだっただけに、余計にそう感じたのかもしれません。Xbox Oneでは、それほどPS4との違いは感じられませんでしたが、よく見ると解像度の違いに気がつきます。なお公式サイトでは、プラットフォーム別の比較動画も公開されています。



続いてPS4を介したPS Vitaでのリモートプレイを試してみると、グラフィックスはPS3版で、フレームレートはPS4版という印象を受けました。遅延もなく快適にプレイできましたが、背面タッチパネルの入力範囲をL2・L3・R2・R3と4つに分割しているため、慣れは必要です。

この他にも、マップなどの位置情報の確認やヘリを呼んだりカセットテープを聞いたりすることのできる、ゲーム中の情報端末「iDROID」の機能がそのままサブモニターで使えるコンパニオンアプリと連動したPS4版でもプレイしてみたところ、ゲームと平行してマークした敵兵士の行動をリアルタイムでチェックできるため、より快適にプレイできました。



さらに、これを使って友達と一緒にやると、スネークを操る役とナビゲートする役の2役がうまれて、また違った面白さがありそうです。


    ゲームソフト『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』の発売にあわせて、コンパニオンアプリ『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』を配信開始予定です。

    ■ゲーム(PS3/PS4/Xbox360/XboxOne)プレイ中の機能
    ・ゲーム中で、スネークが所持するiDROIDの機能がそのままコンパニオンアプリとして搭載されます。ゲームプレイに連動するので、マーキングした敵兵の位置を確認したり、ヘリを呼んだりなど、ゲームプレイを中断してTV画面で確認することなく、手元のセカンドスクリーンでリアルタイムに確認が可能です。




    ・iDROIDのマップでは、ゲーム(PS3/PS4/Xbox360/XboxOne)のiDROIDで表示されるマップの他に、他のプレイヤーがよく発見されている位置情報や、ダウン(ゲームオーバー)している位置情報がヒートマップとして表示可能です。

    ■外出先で、いつでもどこでも
    ・(PS3/PS4/Xbox360/XboxOne)プレイで獲得したカセットテープや楽曲は、ゲームクリア後、いつでもどこでもこのコンパニオンアプリで楽しむことが可能です。


    ・ゲーム中のプレイレコード/トライアルレコードを、全世界のプレイヤー平均の中でのランクをビジュアライズされた形で表示することができます。


    ・マザーベース ゲームはマザーベースを育成するゲームです。『MGSV:GZ』ゲームと独立して、コンパニオンアプリ単体で遊ぶことが可能です。『MGSV:GZ』ゲーム(PS3/PS4/Xbox360/XboxOne)をプレイすることで、「マザーベース ゲーム」内の時間を短縮することができたり、『MGSV:GZ』ゲーム内のトライアルレコード達成条件をクリアすることで、手に入れることができる仲間や新しい兵器があります。

    いつでもどこでも『MGSV:GZ』り世界観を楽しめるとともに、『MGSV:GZ』ゲームを遊ぶことでより、コンパニオンアプリの楽しさも広がります。

    コンパニオンアプリ『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』
    配信予定時期:2014年3月20日(予定)
    対応OS:iOS、Andoroid
    ※Xbox360は、SmartGlassでの実装となります。


◆やりこみ要素


ミッションを1周するだけではなかなか気がつきませんが、本作にはやりこみ要素が多数用意されています。たとえば、既に公開されているトレーラーで、謎の男がXOFの部隊章をヘリからばら撒くシーンがありますが、実は本当にマップ上にばら撒かれていて、全て集めることで解除される要素があります。

この部隊章以外にもストーリーやミッションの補足がされるカセットテープといった収集要素が存在。「敵兵士を吹っ飛ばした距離」といったレコード機能もあります。これらのやりこみ要素以外にも、筆者はステージにて謎の「モアイ像」を確認しており、もしかしたら「ケロタン」の代わりなのかもしれません……。



また、初めからあるコンテンツとして、「ブリーフィング」「マザーベース調査記録」といった情報テープ、BGMを再生できる「音楽テープ」、「パスの日記」、ドラマCDとしても発売された「平和と和平のブルース」といったアーカイブテープなど、様々なコンテンツが収録されています。

◆ゲームにしか表現できないこと



そして、筆者がこの記事でもっとも伝えたいことは、本作をプレイする前に『MGS PW』をプレイしてほしいということです。詳しいことはお伝え出来ませんが、本作のエンディングは、ゲームにしか出来ない演出が行われており、胸が締め付けられます。

この感情は、プレイヤーの行動から出ているものであり、その行動こそが『MGS PW』で自分の意思で行った「ある要素」なのです。もし『MGS PW』をプレイしたユーザーが本作のエンディングを見たならば、きっとスネークやカズと感情がリンクし、バーチャルではなくリアルな体験をすることになるでしょう。この体験は、『MGSV:GZ』をプレイしてから『MGS PW』をしては意味がないと思うのです。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』は、2014年3月20日発売予定。価格は、PS4/PS3のパッケージ版が2,980円(税込)、ダウンロード版が2,480円(税込)、Xbox 360のパッケージ版が2,980円(税込)、ダウンロード版が2,600円(税込)です。なお、Xbox One版は、発売日・価格共に未定です。

(C)Konami Digital Entertainment
《koudai5511》
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