今回プレイできたのはトレーラーで映された物語の序盤部分。バイオテロ被害者の支援団体テラセイブが襲撃を受けた後、拘束監禁されたクレアとモイラが謎の収容施設で目を覚ますところから始まります。ゲーム開始直後はカットされているらしく、クレアがナイフをモイラがフラッシュライトをすでに入手した状態からのスタート。その手首にはサイリウムのように光る怪しげなブレスレットが見て取れます。『Fallout』シリーズに登場するPipboyのような健康状態を示すハイテクデバイスかと思いましたが、どうやら少し違うようです。物語の鍵となるのでしょうか。
本デモプレイでは、難易度を「Casual」と「Normal」の2種類から選択可能。過去作に登場した「Professional」を選びたかったドMなゾンビゲーム愛好家の筆者は、泣く泣く「Normal」でスタートしました。本作における”ゾンビ”はアフリクテッドと呼ばれる異形の人間で、走ったりはしごを上ったりするほか、刃物などの凶器も使用してきます。群れて襲われると非常に厄介ですが、敵の攻撃をとっさに避ける緊急回避が優秀なほか、ナイフ格闘によるヒットアンドアウェイも十分有効な戦術として使えます。ボタン1つのショートカットで体力回復のハーブを使用できる点も便利。しかし、乱戦時に非戦闘員のモイラが狙われると『biohazard 4』のアシュリー同様に面倒です。
プレイフィールは近年の過去シリーズ同様のTPSですが、武器を構えずともキャラクターの向く方向が固定されるので戦闘にフォーカスしやすいほか、本作からは「しゃがみ」アクションが加わっています。プレイヤーはクレアとモイラをボタン1つで切り替えることが可能。戦闘は銃やナイフを扱えるクレアで、フラッシュライトによるアイテム発見やバールによる障害物破壊といった謎解きはモイラでこなしていくことになります。また、モイラのフラッシュライトは敵の目潰しにも使えるため、乱戦から退避する際などは戦闘でも活躍します。バールで敵を殴り殺せるかどうかが非常に気になるところ。
薄暗くて血なまぐさい施設内を異形の男たちから逃げ回った先で、外から差し込む一筋の光に向かうところで今回のデモは終了。時間にして10分ほどの短い体験版でしたが、バイオシリーズならではの心臓飛び跳ねるビックリ演出や、人ならざる者たちによる狂気の描写は、臨場感あふれる音響効果もあいまってディスプレイ内の世界に一気に引き込んでくれました。まさに緊張感絶えない濃厚な10分間。ストーリーの続きが気になって眠れそうにありません。
より強く恐怖体験にフォーカスし、シリーズ年譜の空白を埋める最新作『バイオハザード リベレーションズ2』は、PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PCを対象に、2015年初頭のリリースを予定。価格は未定です。
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