Steam早期アクセス、正式リリース率は25%-アナリストがリスクを分析 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

Steam早期アクセス、正式リリース率は25%-アナリストがリスクを分析

2012年のパイロット稼働を経て、2013年に本格稼働したSteamの早期アクセスプログラム。北米のゲーム専門調査会社EEDARのアナリスト、Patrick Walker氏がSteam早期アクセスの現状を報告しました。

ニュース ゲーム業界
Steam早期アクセス、正式リリース率は25%-アナリストがリスクを分析
  • Steam早期アクセス、正式リリース率は25%-アナリストがリスクを分析
  • Steam早期アクセス、正式リリース率は25%-アナリストがリスクを分析
2012年のパイロット稼働を経て、2013年に本格稼働したSteamの早期アクセスプログラム。北米のゲーム専門調査会社EEDARのアナリスト、Patrick Walker氏がSteam早期アクセスの現状を報告しました。

『DayZ』や『Kerbal Space Program』、『Prison Architect』など多数のタイトルで採用されている早期アクセス。Walker氏は、2013年の3月に開始された早期アクセス9タイトルの中、正式リリースに至ったのは3タイトルで、2013年を通して開始された早期アクセス103タイトルのうち、完成したのは43タイトルとの調査結果を報告しています。また、2014年までに開始された早期アクセスは358タイトルに上り、そのうち91タイトル、約25%がフルリリースへと到達しています。最新の正式リリース率のデータは早期アクセスを開始したばかりのタイトルも含まれていることに注意が必要です。


早期アクセス中のタイトル『DayZ』

また、近年Steamにおける配信タイトルは増加傾向にあり、2013年に配信された583タイトルから大幅に増え、2014年は現在までに1303タイトル(127%増)が配信されています。その中で早期アクセスも2013年の103タイトルから2014年は255タイトル(147%増)と配信タイトル数に比例して増加しています。

Walker氏は、早期アクセスに多くのメリットがあり、机上の理論では開発者がフィードバックを得ることができるなど、Win-Winの関係を持っているとしながらも、いくつかのリスクを指摘しています。同氏は、早期アクセスが原理的には大手パブリッシャーによるシーズンパス販売、Kickstarterでのクラウドファンディングと似ていると分析し、最も大きな違いは、大半のタイトルが「リリース予定日」を持っていないことだと説明しています。


早期アクセス中のタイトル『Rust』

同氏は「リリース予定日」の欠如によって、開発は無期限に続き、その結果完成まで至らないタイトルの増加を招いていると指摘。今まで早期アクセスが類似のビジネスモデルのように、負の注目を浴びていませんが、これからも開発に長い時間を費やす状況が続けば、消費者にとって問題となるかどうかがわかるだろうと語っています。
《水京》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. 日本語対応・超自由な宇宙生活シムがSteamウィンターセールで90%引き最安値!

    日本語対応・超自由な宇宙生活シムがSteamウィンターセールで90%引き最安値!

  2. セクハラも…『Mouthwashing』などで知られるパブリッシャーCRITICAL REFLEXの元従業員が不当な労働環境を告発【UPDATE】

    セクハラも…『Mouthwashing』などで知られるパブリッシャーCRITICAL REFLEXの元従業員が不当な労働環境を告発【UPDATE】

  3. なんと100%オフ!おもちゃ職人シム『Toy Tinker Simulator』Steamにて完全無料で配布中!!

    なんと100%オフ!おもちゃ職人シム『Toy Tinker Simulator』Steamにて完全無料で配布中!!

  4. 日本語対応・MMORPGがSteamで無料配布中!建築家、ヒーラー、パン職人、皮なめし師など何でもなれる

  5. 『Starfield』次期アプデで“シームレス化”の噂。未発表PS5/スイッチ2版に合わせ?情報は間近か

  6. 【PC版無料配布開始】アニメ調恋愛アクション『Eternights』年末第3弾!ホリデーセール中のEpic Gamesストアにて12月21日午前1時まで

  7. Bungie新作脱出シューター『Marathon』発売前にアートディレクターが退社…海外メディア取材で判明

  8. 「スイッチ2」キーカードが減るかも?ゲームカードに低コスト・小容量モデルが登場の噂

  9. 2025年の米国ゲーム売上王者は『バトルフィールド6』になりそう。『CoD:BO7』は苦戦中

  10. ドンシュー!『ARC Raiders』Steam版が初セールで20%オフ!人を信じられなくなる脱出シューター超新星

アクセスランキングをもっと見る

page top