米国で法案が可決され話題となっている、インターネットの自由化を目的とした「ネット中立性」ですが、ユタ大学エンターテイメント&エンジニアリング科の学生達が、この法案をモチーフにしたゲームを開発したと海外メディアが報じています。
『404Sight』というタイトルのこのゲームは、障害を避けながらステージのゴールまで駆け巡るという、三人称視点の『ミラーズエッジ』ライクなゲームシステムになっています。帯域幅を思わせるライフ表示や、ブロードバンド事業者が独自に設けたネットの有料優先道路である「ファストレーン」を揶揄するボーナス地帯といった、「ネット中立性」に関するネタがちりばめられています。さらに、ボスとして登場するのは、米大手ブロードバンド事業者タイムワーナーケーブルやベライゾンのロゴを模したキャラクターという皮肉も。
この『404Sight』、もともとは「ネット中立性」とは関係ないスーパーヒーローが主人公のゲームとして開発がスタートしたそうですが、自分たちの主張を含めたものにしたいという考えから現在の形になったとのこと。スタッフがTwitchを利用する際に、ブロードバンド事業者コムキャストが帯域幅を使いすぎていることを理由にサービスを落とすことがあるという例を挙げ、開発チームとしては「ネット中立性」は自分達の問題でもあるとしています。
「ネット中立性」は、大手ブロードバンド事業者の「ファストレーン」を撤廃したインターネット環境を目的としており、多くのIT企業やネットコミュニティの賛同を得ています。しかし、ネット中立性を確保するための新しい規制により、ブロードバンド事業者は負担が増え、設備投資が進まなくなるという懸念を表明しています。
社会の動きをリアルタイムに投影した『404Sight』は、F2PタイトルとしてSteamで配信中です。
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