【プレイレポ】 “世界”ではなく“潜入”がオープンワールドになった『MGS V: TPP』のゲームプレイとは | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【プレイレポ】 “世界”ではなく“潜入”がオープンワールドになった『MGS V: TPP』のゲームプレイとは

残念なことに今言える事は少ない。だが、情報ではなく“どこが面白いのか”は伝えることができるため、本稿では筆者が感じた『MGS V: TPP』の面白さをご紹介しよう。

家庭用ゲーム PS4
【プレイレポ】 “世界”ではなく“潜入”がオープンワールドになった『MGS V: TPP』のゲームプレイとは
  • 【プレイレポ】 “世界”ではなく“潜入”がオープンワールドになった『MGS V: TPP』のゲームプレイとは
  • 【プレイレポ】 “世界”ではなく“潜入”がオープンワールドになった『MGS V: TPP』のゲームプレイとは
  • 【プレイレポ】 “世界”ではなく“潜入”がオープンワールドになった『MGS V: TPP』のゲームプレイとは
  • 【プレイレポ】 “世界”ではなく“潜入”がオープンワールドになった『MGS V: TPP』のゲームプレイとは
  • 【プレイレポ】 “世界”ではなく“潜入”がオープンワールドになった『MGS V: TPP』のゲームプレイとは
先日、とんでもないボリュームの『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』(以下、MGS V: TPP)というゲームをプレイした。この作品について言いたいこと、語りたいことは沢山あるのだが、残念なことに今言える事は少ない。だが、情報ではなく“どこが面白いのか”は伝えることができるため、本稿では筆者が感じた『MGS V: TPP』の面白さをご紹介しよう。

◆他のオープンワールドとは異なる趣向




正直なところ、隠れるよりも撃ちたい派の筆者によって、スニーキングというシステムは退屈である。「なぜこそこそ隠れなくてはいけないのか」「敵の移動ルートを覚え、慎重に行動するのが面倒だ」「正面から突っ込んだ方が気持ち良いに決まっている」という思考だからだ。



それは過去の「メタルギア」でも例外ではなかったが、『MGS V: TPP』はそうではなく、これこそがオープンワールドの恩恵だと感じた。『MGS V: TPP』では、“メタルギアという世界”ではなく、“潜入”がオープンワールドであるため、リニアゲームの手軽さを残しつつ、オープンワールドの自由度を表現することに見事成功。しかもこの自由度が“潜入”に集約されているため、他の何をやってもいい箱庭系オープンワールドゲームとは異なる趣向になっている。

◆重要なのは“やりたいことをストレスなくできる”ということ




公式が公開しているプレイ動画では“選択の自由さ”がフィーチャーされているが、むしろ重要なのは“やりたいことをストレスなくできる”ということだ。こればっかりは実際にプレイしないと味わえない感覚なのだが、ミッションクリアまでのルートを想像以上にデザインすることができ、ゲームはそれに対する評価をリザルトという形で返してくれるため、まさに潜入シミュレーターだといえる。時にはリザルトに行く前にゲームオーバーとなることもあるが、自分の考えたルートが失敗するのも楽しい要素で、上手くなれば上手くなるほど気持ちの良いクールなゲーム進行が可能になるため、トライ&エラーの過程すらだれることなくプレイすることができるのだ。



また本作では、敵の配置が変わっていたり、突然天候が変わったり、ターゲットが予想外の場所に連れて行かれるなど、リアルタイムに状況が変化する。これがまた良いアクセントになっており、柔軟に対応できるかも問われるわけだ。



その結果、「スニーキングというシステムは退屈である」という言葉を撤回する必要があるほど、濃密かつクールなゲームプレイを体験することができるようになった。しかもシステムが複雑になっておらず、説明書を読まなくても問題なくプレイできるのが素晴らしい。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

頭を使うルートデザイン、潜入のアクション性、現場の変化に伴う緊張感、そしてクリア時の達成感。これらをストレスなく味わえるのが、他のゲームや、過去の「メタルギア」ともっとも違う点であり、『MGS V: TPP』の醍醐味なのだ。

◆初公開コンテンツ「FOB ONLINE」


今回はインプレッションの他にも、新たに解禁となった新コンテンツ「FOB ONLINE」の情報もお届けしよう。

『MGS V: TPP』ではストーリークリア後のやりこみ要素としてハードミッションが用意されているが、それ以外にも基地育成とオンライン対戦が楽しめる「FOB ONLINE」というコンテンツを楽しむことができる。具体的には、本編で育てた自分の基地をオンラインモードで更に発展させ、世界中の他のプレイヤーとオンライン対戦を行うことができるのだ。

これは『MGO』とは全く別のコンテンツで、最初のマザーベースはある程度までしか施設を拡張することができないが、別の海域を購入し、FOB(前線基地)を建設すれば、さらなる拡張が可能に。このFOBはプレイヤーの分だけ公海上に存在し、互いの基地に潜入してスタッフや資源を奪い合うことができるぞ。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

なお、今回のプレイは先日実施された「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN BOOTCAMP 2015」で行ったもので、筆者はクリアまで至っていない。詳細な情報やストーリー部分などのレポート記事は、後日の別のライターの記事が公開される予定なので、そちらをお楽しみに。

『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』は2015年9月2日発売予定で、価格は以下のようになります。

・PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC(Steam)通常版:8,400円(税別)
・PS4/PS3/Xbox One限定版:9,980円(税別)
・PS4/PS3/Xbox Oneコナミスタイル限定版:29,800円
・オリジナルデザインPS4本体同梱版:49,980円
《インサイド》
【注目の記事】[PR]

特集

家庭用ゲーム アクセスランキング

  1. 多大な努力で旅をするRPG『Outward Definitive Edition』スイッチ版が発売!

    多大な努力で旅をするRPG『Outward Definitive Edition』スイッチ版が発売!

  2. 新たなる恐怖が襲来!伝説のホラーゲーム完全新作『コープスパーティーII Darkness Distortion』2024年秋発売

    新たなる恐怖が襲来!伝説のホラーゲーム完全新作『コープスパーティーII Darkness Distortion』2024年秋発売

  3. スイッチ版『イナイレ 英雄たちのヴィクトリーロード』ベータテスト体験版が配信開始!ストーリーモードでは製品版と異なる物語が展開し「両方プレイすると楽しめる仕掛け」も

    スイッチ版『イナイレ 英雄たちのヴィクトリーロード』ベータテスト体験版が配信開始!ストーリーモードでは製品版と異なる物語が展開し「両方プレイすると楽しめる仕掛け」も

  4. 古代神話&デスメタルローグライクFPS『PERISH』コンソール版が4月15日にリリース決定!研鑽を重ね煉獄から楽園を目指し戦い抜け

  5. オタク趣味なギャルや歯に衣着せぬクール女子と会話!『バニーガーデン』新キャラ情報公開―ムフフなVIP席イベントやアフターデートも

  6. スイッチ向けレトロPCゲーム復刻プロジェクト「EGGコンソール」にマイクロキャビンのARPG『サーク』PC-88版が登場!3月28日リリース

  7. セクシーバニー美少女とお酒を飲んで、ドキドキミニゲームに写真撮影!qureate新作3D恋愛ADV『バニーガーデン』4月18日発売決定―ピュアな?お紳士の憩いの場恋物語

  8. 「ランボルギーニ ウルス '18」「トヨタ GT-One '99」など新車種追加にTVアニメとのコラボも『グランツーリスモ7』更新は3月28日15時!

  9. 『Stellar Blade』海外で体験版が配信されるも25分で削除―遊べたプレイヤーからは好評の声

  10. 人気のポーカーローグライク『Balatro』スイッチ版が日本でも販売停止…『アソビ大全』や『ドラクエ』にもポーカーはあるのに…

アクセスランキングをもっと見る

page top