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【GC 2015】『レインボーシックス シージ』開発者インタビュー!世界観からPvPまで細々突っ込んでみました

ドイツはケルンにて今月8月5日から9日の日程で開催中のgamescom2015、Game*Sparkでは発売が待たれる『レインボーシックス シージ』の開発者インタビューを行って参りました。

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ドイツはケルンにて今月8月5日から9日の日程で開催中のgamescom2015、Game*Sparkでは発売が待たれる『レインボーシックス シージ(Rainbow Six Siege)』の開発者インタビューを行って参りました。


インタビューに答えてくれたScott Mitchell(スコット・ミッチェル)氏

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

――先ずスコットさんの経歴について掻い摘んで教えてもらえますか?

スコット・ミッチェル氏(以下ミッチェル):私は本作のアニメーション・ディレクターです。人物や物体の動きや反応をデザインして決定する役割です。過去に携わった作品ですと『アサシン クリード』と『ファークライ』の両シリーズ、他に『スプリンターセル・カオスセオリー』や『 マスエフェクト3』があります。

――デモを遊ばせてもらいましたが、キャラクターのモデリングの精密さ、そしてモーションの豊富さとその自然さが素晴らしいですね。

ミッチェル氏:ありがとうございます。その辺はアサシンズクリードシリーズで培ってきたノウハウや設備のアドバンテージがとても大きいですね。モデリングもモーションも自信を持ってお見せ出来るレベルのものに仕上がっています。

――先ず最初に、チームレインボー指揮官のシックスが今作では女性で、しかもアンジェラ・バセットという実在の女優が演じると言うのは新しい試みですね?

ミッチェル氏:はい。「Olympus Has Fallen」(邦題:エンド・オブ・ホワイトハウス)と言う映画はご存知ですか?彼女が演じた悪に敢然と立ち向かうシークレットサービスの長官が制作陣の印象に強く残り、またその姿勢がシックスのイメージと重なり彼女が今回のシックス役に選ばれたと聞いています。

――シックスがチャベスではないということは本シリーズの過去作やトム・クランシーの小説とは別次元の話と考えてよいのでしょうか?

ミッチェル氏:そうですね。トム・クランシーユニバースの一つのストーリーではありますが、あくまで別の独立した話と考えて頂いて良いでしょう。もともとレインボーシックスシリーズはプレイヤーが操作するオペレーター(プレイアブルキャラクター)ありきの作品です。今作も同様にオペレーターを主軸に作られています。

――オペレーターと言えばこのgamescom2015で新たな『GSG-9』所属のオペレーターがお披露目されましたが彼らの特長としては何でしょうか?

ミッチェル氏:『GSG-9』は実在するドイツ連邦警察所属の特殊部隊です。現在発表されている特殊部隊からそれぞれアタッカー2名、ディフェンダー2名の4名づつのオペレーターが出るのですが、彼ら『GSG-9』のユニット共通の特長というよりもスキルやガジェットは完全にその個々のオペレーターに依存するものだと思って下さい。『GSG-9』所属のオペレーターですと例えばテーザーガン付きのドローンや特殊な防弾シールドを装備していたりします。

――なるほど、プレイヤーはそのオペレーターのスキルやガジェットを見て、自分の得意とする役割やスキル、或いは他のプレイヤーやチームの補強となるべきスキルを自由に選びゲームに参加するというようなことですね。

ミッチェル氏:その通りです。チームレインボーは現在のところ5つの特殊部隊で形成されていますが組合せは自由になっています。プレイヤー自身やチーム全体での戦略や戦術に基づき、得意な方向で勝ちを狙うと言うプランの組み立てが重要になります。



■1ショット1キル1ライフの緊張感。PvPはeスポーツを意識したスピーディーな展開に

――先ほどPvPのデモを遊ばせてもらいましたが決着の速さに驚きました。展開が驚くほどスピーディーですね。

ミッチェル氏:PvPに関してはゲームのモードは対象物を狙う・守るや、相手チームを殲滅するといった複数がありますが、どれも基本的に5人対5人の対戦でとてもスピーディーな展開になるでしょう。ガジェットやスキルを利用した戦術をたて、また仲間との連携を意識して動かないと勝ち続けることは難しいでしょう。

――連携が大事という事はゲーム中でのコミュニケーションや対戦前のブリーフィングも大事になりますね。

ミッチェル氏:常勝を目指すのでしたら勿論そうでしょう。でもボイスチャットを好まない人や初めて組む人、よりカジュアルに楽しみたい人のためにゲーム内で指示を出せるシステムも用意しています。



■ベガスシリーズお馴染みのテロハントモードはどのように進化したのか!?

――本シリーズと言えばテロハントが有名ですが今回はどのように進化したのでしょうか?

ミッチェル氏:今作のテロハントもPvPと同様に基本味方の5人単位のユニットで動くようになります。5人で一組のユニットとなり、次々と襲い掛かかってくるテロリストを殲滅していくという感じです。今作は特にAI面がとても進化しておりプレイヤーを驚かすような襲撃を仕掛けてきますよ。

――5人一組のユニットと言うと5人のチーム戦COOP専用のモードになるということでしょうか?

ミッチェル氏:専用と言う訳ではありませんが、1人で初めても味方にAIキャラがサポートで入ることはありません。テロリスト側もプレイヤーが1人だろうが少人数だろうが遠慮はしてくれませんから厳しい戦いになるでしょうね。

――それではソロでテロハントをクリアするのは難しいのでは?

ミッチェル氏:難易度調整がありますし、例えばどこにバリゲートを張って何処でウェーブを迎え撃つなどと戦術をしっかり立てていれば無理なことではありません。私自身ベリーハードでソロでクリア出来ています。勿論各モードごとの目的をクリアしつつ全テロリストを殲滅するのは熟練が必要になるかもですね。

――なるほど、テロハントはチャレンジングな内容になりそうですね。例えばどのようなモードがあるのでしょうか?

ミッチェル氏:迫りくるテロリストを殲滅しつつ仕掛けられた爆弾を無効化させる「爆弾解除」やプレイヤーが敵テロリストの人質になったNPC救出を目指す「人質回収」など全部で4つのモードを準備しています。ベガスシリーズの旧テロハントが好きなプレイヤーのために「テロハント クラッシック」と言うモードもありますよ。

――詳しくありがとうございます。最後に日本のファンの皆さんに向けてメッセージをいただけますか?

ミッチェル氏:シリーズファンの皆さんに言えるのは本作は今までの楽しみを踏襲しつつ且つ大きくパワーアップした作品になっているということです。シリアスなキャンペーンが好きな人も、リアル路線のPvPが好きな人も、またテロハントをカジュアルに遊びたいと思ってくれている人にも満足の出来る作品に仕上がっています。是非遊んでみて下さい。

――今日はありがとうございました。

『レインボーシックス シージ』はPS4/Xbox One/PCの各機種で10月15日発売予定(PC版のみ発売日未定)。価格はパッケージ版が8,400円(税抜)、ダウンロード版が7,500円(税抜)となっております。
《パムジー》


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