
『メトロイド』シリーズの30周年を記念して先日公開された、ファンメイドの『Another Metroid 2 Remake(AM2R)』。2012年より開発がスタートした本作は、1992年にGB向けに発売された『メトロイドII RETURN OF SAMUS』をリメイクした作品です。GBA向け『メトロイド ゼロミッション』のようなグラフィックスやゲームプレイスタイルを特色としていましたが、公開直後に任天堂から警告を受け、各公開サイトからファイルが削除されました。
任天堂はファンの情熱を認めつつも、“自社のキャラクターや商標、その他コンテンツ等の知的財産を保護する必要がある”と、今回の行動に対するコメントを伝えています。同社はこれまでにもいくつかのファンメイドプロジェクトに対して差し止めを行っており(最近では2.5D版『ゼルダの伝説』が公開中止に)、今回の結果もある程度予想できたのではないでしょうか。

手間と時間をかけた作品が公開停止になるのは残念ですが、熱意を持ったファンの存在や、彼らの求めるものが少しでも任天堂に伝わり、今後の作品に反映されてゆくことを願います。






