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『In Case of Emergency, Release Raptor』早期アクセス開始5日でフリーゲーム化

8月25日にSteamで早期アクセスが開始したアクションゲーム『In Case of Emergency, Release Raptor』。本作品がわずか3日で開発中止、ストアから取り下げられ返金対応の後、8月30日よりフリーゲームとして再公開されるという珍事が起こりました。

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Arcen Gamesによって開発され、2016年8月25日にSteamで早期アクセスが開始したアクションゲーム『In Case of Emergency, Release Raptor』。本作品がわずか3日で開発中止、ストアから取り下げられ返金対応の後、8月30日より基本プレイ無料タイトルとして再公開されるという珍事が起こりました。

本作の内容は宇宙船の内部を舞台に、そこに何らかの事情で解き放たれた恐竜となって破壊を尽くすというもの。ゲーム目標などはありますが、近年多くリリースされている『~Simulator』の名称を冠するゲームにも類似した内容です。Arcen Gamesは2Dをベースに、複雑なストラテジー要素を強く含むゲームをリリースしてきたメーカーですが、対して本作は3Dのシンプルなアクションとなっています。メーカーとして大きな方向転換を図った本作ですが、同社は公式ブログの、本作の返金に関連した投稿内で、今回のストア取り下げの理由を「あまりに売れ行きが悪かったため」と説明しています。また、本作がフリーゲームとして再リリースされた理由としては、プレイヤーからの「このゲームをプレイしたい」という要望やValveによる提案などがあったとのことです。



結果として珍事を引き起こした今回の混乱の背景には、同社の4Xストラテジー『Stars Beyond Reach』の唐突な開発中止や、ローグライク風弾幕STG『Starward Rogue』の販売不振などが大きく影を落としているのかも知れません。


同社の前作、ローグライク風弾幕STG『Starward Rogue』

今後、Arcen Gamesは本作の開発を停止し、同社の代表作『AI War』の続編『AI War 2: Rise from Ashes』の開発をKickstarterを利用したクラウドファンディングで行うとのこと。Arcen Gamesと言えば、『Valley without Wind』『AI War』『The Last Federation』などマイナーながらもマニアに定評のあるゲームをいくつも開発しているメーカー。ファンは同社が一日も早くこの迷走から抜け出せることに期待しましょう。



『In Case of Emergency, Release Raptor』はSteamにてPC/Mac/Linux向けに無料配信中です。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

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