2025年3月28日（金）～2025年4月3日（木）にGame*Sparkで公開された記事から特に読まれた記事トップ5をご紹介する週刊ゲムスパランキング、略して週刊スパランのお時間です。一週間のおさらいをしたい、忙しいから手早く知りたいという方にもおすすめです！
5位―膨大な変更で生まれ変わる『Path of Exile 2』超大型アプデ徹底分析
現在アーリーアクセス中の『Path of Exile 2（PoE2）』。その初の大型コンテンツアップデート「Dawn of the Hunt」の詳細が発表されました。
新クラス“Huntress （ハントレス）”の登場やエンドゲームの大規模改修、既存クラスに追加された新たなアセンダンシーなど、あまりにも膨大なボリュームの新要素と変更点があるので、気になる方は元記事をご覧ください。
4位―最近のゲームのグラフィックは「アップスケーリング」や「フレーム生成」に頼りすぎ？
It is getting worse day by day.
byu/ArupDnath inpcmasterrace
海外掲示板Redditにて、とある1枚の画像が議論を巻き起こしています。「日に日に悪化している」というタイトルが打たれ、「左：以前のゲーム 右：現在のゲーム」と書かれているこの画像は、左側がはっきりくっきりとした画像なのに対し、右側が全体的にぼやけた画像になっているというものです。
この「ぼやけた印象」には、現代のグラフィック技術が関係しています。例えば、アップスケーリングという技術では、内部的に低解像度で描画した映像を高解像度のモニターに引き伸ばすことができる一方で、色の境目がぼやけてしまうという問題が生じることがあります。また、テンポラルアンチエイリアス（TAA）と呼ばれる処理では、画面のギザギザを目立たなくする代わりに、映像全体が少しぼんやりして見えるという副作用があります。
さらに最近では、DLSSやFSR、XeSSといったフレーム生成技術も主流になっています。これらはAIがフレームの合間に画像を補完して、フレームレートを高めるというものですが、補完された画像は必ずしも正確な表示ではなく、結果としてぼやけて見えることもあります。
掲示板内では「静止画での評価は不適切ではないか」「昔のゲームは思い出補正で美しく見えていることもある」「グラフィックの悪い昔のゲームは今は話題に上がらなくなっただけ」といった冷静な意見もあり、今回の画像だけで“今のゲームは劣化している”と決めつけるのは早計だという見方も示されています。
3位―メカ美女フェチ歓喜の“セクシー双子”見つめる『Atomic Heart』6時間の動画公開
海外時間の2025年4月1日、MundfishはアクションFPS『Atomic Heart』に登場するメカ双子「レフト」と「ライト」のイメージビデオを公開しました。再生時間は6時間です。
『Atomic Heart』は、第二次世界大戦後にロボット技術が異常に発達した架空のソ連を舞台にしたアクションFPSで、数多くのロボットが登場します。その中でもレフトとライトは、主人公の雇い主であるサチノフ博士の秘書兼ボディーガードとして人気が高く、全身銀色のグラマラスな体型とセクシーなデザインで、多くのファンの視線を集めています。
そんな彼女たちを様々な角度から映し出したイメージビデオは、再生時間が6時間という異例の長さで、人型メカ好きやゲームのファンにはたまらない内容となっています。なお動画公開日は海外時間で4月1日、すなわちエイプリルフールとして公開されたものでしょう。
2位―『モンハンワイルズ』救難クエストに参戦して即退散する行為が物議
『モンスターハンターワイルズ』には、過去作から他ハンターにクエストへの参加を要請する「救難信号」が引き続き実装されています。気軽にマルチプレイを楽しめる本機能ですが、自らクエストに参加しておきながら即退散するハンターの存在とその背景が物議を醸しているようです。
問題となっているのは、救難信号で他人のクエストに参加したプレイヤーが、モンスターのサイズが「金冠」ではないと分かった瞬間にクエストからすぐ離脱するという行為です。「金冠」とは、特定のサイズ以上または以下のモンスターを狩猟した証として記録されるもので、全種類集めると勲章がもらえるため、やり込み要素の一つとして人気があります。
これまでは金冠かどうかの判定にはモンスターの討伐が必要でしたが、今作では新しく追加された双眼鏡アイテムにより、戦わずにサイズを確認できるようになったため、このような「金冠じゃないから抜ける」行為がしやすくなってしまいました。
この行為は3月中旬ごろから海外掲示板などでたびたび報告されており、「救難信号は困っているプレイヤーを助けるための機能だ」という批判も出ています。一部の特定フィールドでは、この行動をするプレイヤーの遭遇率が高いとの報告もあり、フィールドごとの仕様がそれに影響している可能性もあるようです。
1位―未販売・未公開の「隠し」Steam無料ゲーが何故か同接13万人以上、過去最高記録
1962年に公開された『Spacewar!』は世界で初めてのシューティングゲームとして知られており、Steamでは開発者向け「Steamworks API」のサンプルアプリケーションとして提供されています。
本作は元々、ゲーム開発者がSteamの機能をテストするためのサンプルアプリケーションであり、一般のプレイヤーが遊ぶものではありません。しかし、2025年3月31日にSteamの非公式集計サイト「SteamDB」において、約13万8000人という異常な数のプレイヤーが同時接続していたことが記録されました。
この奇妙な現象について、海外メディア「PC Gamer」は、3月25日に早期アクセスが始まったゲーム『Schedule I』の海賊版が原因である可能性を指摘しています。というのも、『Spacewar!』のSteam上のAppIDは自由に使用できるため、正規のSteamゲームであるかのように装って、海賊版のゲームをオンラインでプレイできるようにするために悪用されているというのです。
今週最も読まれたのは、「隠し」Steam無料ゲーについての記事に！『Spacewar!』同接数の急増が海賊版によるものという確証はありませんが、海賊版コンテンツの問題は年々深刻化しているのも事実。プレイヤー側としても信頼できる販売プラットフォームで正規のコンテンツを購入するように心がけましょう！
