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新作ファンタジーRPG『クラウドハイム』OBTプレイレポート。現状は「粗い」が、カジュアルに楽しめそうなクラフト×アクションゲーム

リリースは2025年内を予定。

連載・特集 プレイレポート
新作ファンタジーRPG『クラウドハイム』OBTプレイレポート。現状は「粗い」が、カジュアルに楽しめそうなクラフト×アクションゲーム
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2025年内のリリースが予定されているPC向け新作アクションゲーム『クラウドハイム』のオープンベータテストが、現地時間7月18日から21日の3日間にわたってSteamで開催されました。トゥーンレンダリング的な質感で表現されたキャラクターと美しい世界観が目を引く本作ですが、実際のプレイ感はいかほどのものだったのでしょうか。今回の記事ではそんな『クラウドハイム』のオープンベータテストのプレイレポートをお届けしていきます。

本作は正式リリース時には日本語対応する予定ですが、少なくともプレイテストの段階では日本語を選択すると一部テキストが読めなくなるなど弊害が大きく、また内容はほとんど日本語化されていなかったため、今回は英語でのプレイとなりました。基本的な部分ではそれほど難しい英文は出てこなかったのですが、本作にはちょっとした謎解きなどもあり、ベータテストの段階においては「英語が全くわからない」というゲーマーには不向きな状態でした。

まずゲームを開始すると「APPEARANCE(外観)」を選択する画面に。本作は外観とそのスキンを選択することでプレイヤーキャラクターを決定します。外観はゲームプレイ中に変更可能なので気楽に選択してしまって大丈夫です。細かく検証したわけではないのですが、外観によって性能差などは存在しないようでした。

このゲームはいわゆるオープンワールドアクションですが、いわゆる一般的な「オープンワールド」のようにすべてが繋がっているわけではなく、エリア毎に分かれているようでした。このゲームのアクションの最大の特徴は、移動がとにかくキビキビしていて高速なところでしょうか。ジャンプは三段ジャンプまで可能で、ダッシュも高速でローリングのような回避動作もあり、移動の自由度はかなり高いです。

戦闘も高速でキャラクターが動く、かなり目まぐるしいもの。敵の量も多く、そのすべてを把握するのはかなり難しく、精密に避けたりパリィしたりというゲーム性ではありません。そのため、筆者の腕前では一定時間攻撃したら適当に回避ボタンを押す、というような大味なものに感じられました。敵の多さ、自キャラの攻撃の速さなどは『無双』シリーズを思わせる雰囲気もあります。

戦闘中はかなり多くの情報がテキストや数値として画面に表示されるのですが、やはりすべてに目を通すことはなかなか難しいところ。数値の演出は『原神』っぽさも感じられます。とにかく敵が多く、何が起こっているか分かりにくい上にプレイヤーの体力を回復する手段が少ないため気付いたときには死んでいるようなこともよく起こりました。マルチプレイヤーで遊ぶと友人のキャラクターとコンボを決められる、というような要素もあるようです。

本作には2つのパートがあり、メインとなるのは「キビキビした移動と高速な戦闘を繰り返し、マップを探索して、小規模なクエストをクリアしていく」というようなパートです。マップはそれなりの広さですがそこら中に宝箱があるため、歩き回っているだけでもある程度楽しめます。

「宝探し」を頼まれる一連のクエストでは、目標が表示されず導線も分かりにくいため、マップを1時間ほどさまようことになりました。インターフェイスの雰囲気やフォントなどもまだ充分に洗練されていないため、ちょっと昔のゲームを遊んでいるような気分にもなりました。昔の3Dゲームってほんと、今の比じゃないぐらい迷いましたからね。

移動の自由度が高いのは動かしていて楽しいのですが「この道って行っていいのかな……?」とか「ここって来ていいのかな……?」と疑問に感じるエリアまで行けてしまい、逆に迷いやすさを助長していたように思います。

本作のもうひとつのパートは、拠点の運営です。これはサブ的な要素で、クエストや探索で稼いだ素材やゴールドを使って拠点を豪華に仕立てていきます。こう説明すると「よくある要素」に思えますが、本作では素材の取り扱いがやや特殊で、そこに特色を感じました。

取得した素材は丸いバブルのようなものに入った状態で拠点にばらまかれるので、プレイヤーはそれを手に持ち、ポイポイ投げて炉にくべたり、ペットの餌にしたりします。最初はなかなか楽しいのですが、非常に散らかりやすく、狙った場所にものを運びにくい側面もあって一長一短です。

取得したアイテムや完成した武器で不要なものは、テーブルに並べて販売することもできます。この要素は少なくとも筆者がプレイした範囲までだと、経営シミュレーション的な精密なシステムではなく、テーブルに置いて放っておけば基本的に自動で売れていきました。収入も微々たるものなのでフレーバー的な要素なのかもしれません。もちろん実際にリリースされたりゲームが後半になってくると、この要素がブラッシュアップされたり重要度を増すということもあり得るでしょう。

ベータテスト時には未実装な要素も多く、グリッチで進行不能になったクエストも存在しました(筆者の場合は、拠点を増築するクエストが発生する前に拠点を増築してしまったため、そのクエストが達成不可能に)。もちろん未完成なゲームなのですが「現状はかなり作りが粗く感じられた」というのが正直なところです。ただ、大味であったり簡単であることは悪いことばかりではありません。カジュアルな手触りであるため、友人同士でゲームをしながらチルできるような作品を探しているプレイヤーには刺さる可能性もあるでしょう。


『クラウドハイム』は2025年内にリリース予定。リリース時にはおそらく日本語も実装されているでしょうから、気になったプレイヤーはウィッシュリストに追加してみてはいかがでしょうか!


ライター:文章書く彦,編集:キーボード打海

ライター/「ラジオ善意X」聴いてね 文章書く彦

好きなガンダムは∀ガンダム、好きなマンガはレベルE、好きな映画監督はポール・トーマス・アンダーソン、好きなゲームジャンルはオープンワールドものとローグライク(ローグライト)、好きな昆虫はカマキリ、好きなバンドはFUGAZI、好きな作曲家は浜渦正志、好きな小説家はカート・ヴォネガット・ジュニアと舞城王太郎、好きなラッパーはポチョムキン、好きな焼酎は鳥飼、好きなルフィが言ってない言葉は「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!(ドン)」、好きな笑い男が書いてた言葉は「or should I?(だが、ならざるべきか?)」。

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編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Sparkの編集者。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

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