スナイパーに撃たれて思わず笑顔!往年のファンも新規プレイヤーも必見の『バトルフィールド 6』香港体験会で蘇った“あの頃”の『BF』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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スナイパーに撃たれて思わず笑顔!往年のファンも新規プレイヤーも必見の『バトルフィールド 6』香港体験会で蘇った“あの頃”の『BF』

最新技術で進化した破壊表現と、臨場感あふれるサウンドに圧倒。

連載・特集 プレイレポート
スナイパーに撃たれて思わず笑顔!往年のファンも新規プレイヤーも必見の『バトルフィールド 6』香港体験会で蘇った“あの頃”の『BF』
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エレクトリック・アーツは現地時間8月2日、最新作『Battlefield 6バトルフィールド 6)』の実機プレイイベントを香港で開催しました。今回のイベントはアジア地域の動画クリエイターやストリーマー、それにプレス代表が集結。Game*Spark編集部もイベントに参加し、最新作を堪能してきました。

今回はその香港でプレイした『BF6』ハンズオフ体験会の模様をご紹介。これを見て興味を持った方は、8月14日~17日に実施されるオープンベータウィークエンド2に参加してみてください!

◆シリーズ最高峰のグラフィックと破壊表現

まず何よりも言及したいのはグラフィックです。本作は『BF4』以来となる現代戦をモチーフにしていますが、最新ハードや技術を導入したことで、その映像表現はすさまじいと言うしかありません。

これに輪をかけているのが破壊表現です。『BF4』ではマップにある建物を壊せる機能があり、それによって壁を壊して新しい侵入ルートを作ったり、建物ごと崩壊させたりといったことができました。

本作ではその破壊表現がさらに進化。『BF4』では『この建物は壊れる』という印象でしたが、この『BF6』では『この建物のこの箇所は壊れない』という逆の印象を持つようになりました。つまり「ここを吹き飛ばしたら攻めやすそうだな」と、直感で思った部分は大体そのようにできるのです。

壊れ方も一定のダメージが入ったら壊れるというより、ダメージに合わせて少しずつ崩壊していく形式になっています。そのため、手すりなどをちょっとだけ壊して射角を確保する、といった戦術も可能。機関銃を連射し、遮蔽物ごと敵をなぎ倒した時は素晴らしい快感がありました。

さらに、建物を壊したときの土煙もリアル。緊急時には壁を壊したときの煙で姿を隠すといったこともできそうです。

これらグラフィックの向上はマップ以外でも良い影響を与えています。例えば、銃や装備品などは『BF』シリーズ随一のリアルさがあります。発砲した時のブレ方も実銃のような迫力であり、作品への没入感に貢献しています。

◆作品をまとめ上げる臨場感あふれるサウンド!

さらに、忘れてならないのがサウンド面の進化。筆者の知る限り、『BF』シリーズのサウンド面は特別優れている印象はありませんでした。

しかし本作では、銃声から足音、砲撃音や兵器のブザー音などが明らかにグレードアップしており、戦場の臨場感を見事に伝えています。ただ大きいだけでなく、何を聞いてもお腹にまで響く音になっており、作品の世界観を伝える重厚な迫力になっています。

それを実感したのが、戦車に乗り込んだ時です。まず乗り込んだ瞬間、一気に周囲の音がくぐもり、装甲内にいることを実感します。続いて走行を開始すると、周囲の空気が揺れる振動音が流れ出します。そして何より、主砲発射時に聞こえてくる砲弾の力強い風切り音。専用の戦車シミュレーターゲームに乗っているかのようなリアルさを感じました。

おかげで試遊会の時には、戦車を見かける度に小躍りしながら乗り回していました。少なくとも『BF6』は、歴代で一番戦車が楽しい作品に仕上がっていると思います。

◆復活した兵科も往年の『BF』らしさにマッチ!

『BF6』では兵科システムが復活。クラスは「突撃兵」「工兵」「援護兵」「偵察兵」に分かれており、細かい違いはありますが、歴代ファンであれば「あぁこんな感じだったなぁ」と受け入れられるものになっているでしょう。

個人的に感じた差異を挙げるなら、突撃兵は『BF4』のように応急処置を行うアイテムを持っておらず、より戦闘に特化したスタイルを採用している点でしょうか。グレネードランチャーも所持でき、敵を攻撃するだけでなく建物の壁を吹き飛ばすことも可能です。発売後にプレイヤーで研究が進めば、これによって通り道を確保するといった戦術が発達すると思います。

逆に援護兵は蘇生ガジェットと弾薬箱を持ち、味方をサポートする比重がさらに増えているように思えます。特に、補給バッグは武器の弾薬を補充するだけでなく、体力の自然回復速度も向上させてくれるそうです。隙があればばらまく、くらいの気軽さで出してあげると喜ばれることでしょう。つまり、キルが取れなくてもポイントを稼ぎたい人にはうってつけです!

また、斥候兵がいつものスナイパーの立ち位置なのですが、C4もこの兵科が装備する形式になっています。これは最近の『BF』シリーズには見られない発想ですね。

とはいえ、特定の兵科が明らかに強いという印象はなく、全体的な兵科バランスは良さそうでした。ビークルを活用できる場面も多そうでしたので、工兵をピックしたくなる機会も多いでしょう。建物自体を吹っ飛ばしたくなる場面も多く、そのような際には工兵のロケットランチャーが欲しくなりました。

◆とっつきにくい部分はゼロではない

楽しい評価点が豊富にある一方、気になるポイントがゼロというわけではありません。一番気になったのは、近年のFPSタイトルに比べて挙動が重く感じる点です。シリーズを長くプレイしている人ならあまり気にならない……というより、重々しい感じが素晴らしい魅力だと捉えることもできます。しかし、最近のスポーツ系FPSに慣れている方から見ると、多少とっつきづらい印象になる気もしています。

また魅力的な部分ではあるのですが、近くで爆発などが起こったときのブレが激しく、画面揺れもキツく感じる時もありました。

このあたりはもちろんオプションで調整可能ですが、そもそもオプション画面自体にいじりにくさがあり、最初のうちはちょこちょこ設定を調整し損ねる気がしています。製品版までに、もう少し見やすさや調整しやすさのブラッシュアップが行われると嬉しいです。

◆シリーズファンのハードルと新規プレイヤーの期待に応えた名作の予感!

とはいえ全体的なクオリティーは大変素晴らしかったです。シリーズファンの中にはかなり不安を持っていた人もいるかと思いますが、そういった想いを良い意味で裏切ってくれています。

マップのグラフィックや銃や兵器の挙動、サウンド面の進化……どれを取ってもFPSとしてハイレベルであり、非常に“リッチな”作り込みだと感じます。無料タイトルも多く出ている昨今ですが、それだけに、お金を出して購入する価値は十分あるでしょう。

何より嬉しいのは、“在りし日に体験した『BF』シリーズ”が見事に蘇っていたことです。

通路を挟んだ小部屋と小部屋で味方分隊員とすし詰めになりつつ、撃ち合いと蘇生を繰り返す。工兵が削ったビークルに、一斉に手榴弾を投げつけトドメを刺す。ゲーム開始後、味方と共に勢いに任せて体勢の整っていない敵陣地を強襲する。そして、ビークルに山ほど爆薬を括り付け、アクセル全開で突入する……。

目新しさという意味では薄いかもしれません。しかし、『BF』シリーズの古参ユーザーであれば「これこそ求めていたゲームだ!」と感じる方も多いのではないでしょうか。

実際、その懐かしさを感じたのは筆者だけではないようです。何しろ試遊会で筆者が初めてキルを取られたのは、長距離からのスナイピングでした。「わざわざ香港まで来て、アジア最速の体験プレイでやることが芋砂かよ!」と笑ってしまいましたが、『BF』シリーズでまた台パンしたくなるような経験ができたのは本当に嬉しい限りです。

『BF4』などを愛する往年のファンはもちろんですが、FPSを始めたばかりのゲーマーにもおすすめしたい本作。ビークルを交えた大規模FPSの原点と言える『BF』シリーズを味わうなら、『バトルフィールド 6』はうってつけの作品だからです。


『バトルフィールド 6』はPS5/Xbox Series X|S/Windows(SteamEpic Games StoreEA app)向けに10月11日に発売予定。オープンベータウィークエンド2は8月14日~17日に実施されます。


ライター:鈴木 伊玖馬,編集:TAKAJO

ライター/ゲームと乗り物の記事を書いてる 鈴木 伊玖馬

名古屋県生まれ。幼少期に『スターフォックス64』でゲームにハマり、学生時代に『CoD:MW』でFPSにハマり、そのままゲームから卒業できず今に至る。ここ数年でRPGにも手を出し、最近『ドラクエ6』をクリアした。中日ファン、犬派、後ゲームはオフラインでやるタイプ。デカい航空機にはロマンを感じる。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。『Crusader Kings III』と『Mount & Blade II: Bannerlord』に生活リズムを狂わされ続けています。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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