日中は人間、夜間は吸血鬼…『ウィッチャー3』元開発者が手掛けるダークファンタジーオープンワールドRPG『The Blood of Dawnwalker』最新ゲームプレイ映像を一足先に視聴してきた | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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日中は人間、夜間は吸血鬼…『ウィッチャー3』元開発者が手掛けるダークファンタジーオープンワールドRPG『The Blood of Dawnwalker』最新ゲームプレイ映像を一足先に視聴してきた

吸血鬼に支配された土地で、家族を救え。

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日中は人間、夜間は吸血鬼…『ウィッチャー3』元開発者が手掛けるダークファンタジーオープンワールドRPG『The Blood of Dawnwalker』最新ゲームプレイ映像を一足先に視聴してきた
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『The Blood of Dawnwalker』は、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の開発を担当したメンバーが設立したスタジオ「Rebel Wolves」のデビュー作です。日本国内のパブリッシングはバンダイナムコエンターテインメントが担当します。

本記事では、メディア向けにお披露目された最新ゲームプレイ映像からわかった内容をお届けします。

日中は人間、夜間は吸血鬼…

まずはすでに公開されている4分ほどのCGIトレイラーを観返します。

時は1347年。ペストが蔓延する中世ヨーロッパが舞台です。主人公のコーエンは幼い妹のルンカを抱えて、番兵たちから逃げていました。

番兵たちはコーエンからルンカを引き剥がし、病に侵された少女を殺そうとしますが、吸血鬼の戦士たちが現れて、番兵たちを八つ裂きにしました。

しかも、吸血鬼がルンカに触れると、なんと病が治ったではありませんか。

何事かと事態を見守っているコーエンを尻目に、番兵を食らう吸血鬼たち……そして吸血鬼は去り際に、コーエンに対して不吉な言葉を投げかけて去ります。果たして彼は何を思うのでしょうか……。

さて、今回筆者が視聴してきたのは、gamescom 2025で流された45分以上にも及ぶゲームプレイ映像でした。先ほどのCGIトレイラーも雰囲気たっぷりでかっこいい映像でしたが、今回は一本のクエストに絞り、その流れをしっかりと追っていく内容だったため、より深くゲームを理解することが叶いました。進行は本作の脚本を務めたピョートル・クハルスキ氏です。

改めて、本作の舞台は14世紀。ペストが蔓延したサンゴラ谷では、歴史が塗り替わり、吸血鬼が人々を支配しています。

コーエンは夜間の「スヴァルトラウ大聖堂」というロケーションを訪ねていました。

画面右上に表示されているクエスト一覧の上部に、残り日数が記載されています。これはコーエンが家族を救うまでの日数が記録されているとのこと。

この日数というのは、時間制限という意味ではなく、ひとつの資源(リソース)であり、砂時計マークの付いた時間がかかるクエストを進めたり、会話中に特定の選択肢を選ぶことによって経過していきます。なので、ゲームから離れたり、メインクエストとは関係ないことをしたりしても、砂時計マークにさえ気を付けていれば問題なさそうなので安心しました。

スヴァルトラウ大聖堂は夜間の警備が厳しいようなので、正面から入るのは難しそうです……よってここは、屋根の上からお邪魔することにしましょうか。

コーエンは夜のあいだ吸血鬼に変身し、シャドウステップというアクションが可能です。これによって壁に張り付いたり、屋根の上を歩いたりすることができます。

警備兵たちの頭上から大聖堂に侵入したコーエン。彼は伝説の剣を探しています。

大聖堂のなかでは、大物吸血鬼である女伯爵が、数多くの囲いとともに何やら密談をしていました。彼女は天井に描かれたフレスコ画を隠しており、そこに何らかの秘密があることは明白です。

コーエンはシャドウステップで梁や足場を飛び移り、フレスコ画の目の前までやってきます。本作のフィーチャーである「クローズアップ機能」で絵をよく観察してみると、そこにはサンゴラ谷の守護聖人である聖ミハイと聖トビアスが描かれていました。そして聖ミハイが手にしているのは、探していた伝説の剣!

降りてきたところで警備兵に見つかってしまい、戦闘に突入します。吸血鬼状態のコーエンは、爪や噛み付きが主な武器になります。激しい戦闘が繰り広げられ、なんとか勝利することができました。なお、ユーザーからのフィードバックを受けて、戦闘中のカメラ位置を主人公から遠ざけられる設定を追加したそうです。

気を取り直して、聖ミハイについて知るために、図書館へと向かうコーエン。当然こんな時間に開いているはずもないので、上から侵入します。クローズアップ機能で聖ミハイについての文献を読んでみると、聖ミハイの埋蔵場所がわかりました。きっと剣もそこにあることでしょう……!

地下墓地に辿り着くと、なんだか怪しげな呻き声が聞こえてきました。非常に先が気になりますが、ここで一旦別の進行方法もお見せしていただけるとのことなので、そちらもチェックしてみましょう(この先の展開も後ほどお伝えします)。

さて、打って変わって今度はお昼。町を見下ろす丘の上にいます。日中のコーエンは人間状態であり、主に剣を使って戦うことになります。

どうやら近くに盗賊がいるようなので、腕鳴らしにぶっ飛ばしてやります。ゴア表現もしっかりしていて、スパッと斬れた盗賊の足がひらひらと舞い上がっていました。

戦利品として盗賊の剣を装備し、ちょっとだけステータスが上昇。ついでにスキルツリーもチェックしておきます。コーエンには人間のスキルツリーと吸血鬼のスキルツリーが存在し、どちらも上げていく必要があるようです。

では、サンゴラ谷最大の都市、スヴァルトラウに向かいましょう。吸血鬼に支配されるまでは三人の聖職者に守られていた都市でした(先ほどの聖ミハイや聖トビアスたちのことです)。

基本的には14世紀ヨーロッパの風俗を再現しているようですが、ダークファンタジーRPGとして面白くなるようにさまざまな改変を施しているとのことです。

そうこうしているうちに、例のスヴァルトラウ大聖堂に着きました。夜間とは異なり、堂々と入っていくことができます。

そこでは司祭が新生児の洗礼式を行っていました。コーエンの素性を知っているらしい奇妙な司祭に絡まれつつも、コーエンは助祭に話を聞いてみます。納骨堂があるかと尋ねると、「それに答える代わりに管理人のラドゥを探して来い」と頼まれます。夜間の盗賊っぽい遊びに比べると、こちらはだいぶオーソドックスなRPG展開ですね。

というわけで、貧民院でラドゥを探します。貧民院にいた男に袖の下を渡して話を聞いてみると、どうやらここには閉鎖された棟があるようです。早速あたりをくまなく調べてみると、移動した跡のある棚が見つかりました。

動かしてみると、その先にはとんでもない悪臭が立ち込めており、ペストの犠牲者たちが閉じ込められていました……なんという悲劇か、とコーエンは頭を抱えますが、ラドゥ探しはまだ終わっていません。調査を続けましょう。

ここでコーエンは、ブローチや血の小瓶といったアイテムを発見します。本作では貴重品に赤い蛾がたかっており、見落とすことがないのが良いですね。

そして最奥には吸血鬼に変化する過程でおかしくなってしまった人間、ムローニがいました。どうやら、こいつがラドゥのようです……!

シャドウステップと不規則な攻撃に翻弄されますが、なんとかムローニを倒したコーエン。ムローニに引き裂かれた哀れな犠牲者の亡骸を見つけ、彼は降霊術を試みます。これは人間状態でしか使えないスキルです。


死者に話を聞くパートで、ブローチや血の小瓶といったアイテムを持っていたため、追加で情報を引き出すことができました。事の顛末を理解したコーエンは、ラドゥたちに起きた悲劇を助祭に語ります。そして、先ほどのクエストに合流するわけです。

さてさて、地下墓地に戻ってまいりました。

例の呻き声が聞こえるほうに近寄ってみると、壁の向こうから何かが見えます。あたりに落ちていた燭台で無理やり壁を引きはがすと、そこには半死体と化した聖ミハイが生き埋めにされていました!

昼に死に、夜に吸血鬼として蘇りながら、永遠に壁の中に埋められていたミハイ……どうやら彼は同じ聖職者である聖トビアスの裏切りによって生き埋めにされていたようで、コーエンをトビアスと勘違いし、襲い掛かってきます。

これもまたどうにか退け、なんとか誤解を解くコーエン。ミハイはコーエンを「ドーンウォーカー」と呼び、“やつら”が迫ってきていると警告します。

何が何やらというコーエンは、ミハイに伝説の剣の居所を聞き出しますが、剣はすでに壊されてしまっているとのことでした。修復にはコボルトの助けが要る、お前は預言者に助けられる……とこれまた意味深なことを言い残し、ミハイに真の死が訪れます。

多くの謎を残したまま、ゲームプレイ映像は終了しました。このあとコーエンには何が待ち受けているのでしょうか? やつらとは? 預言者とは? 伝説の剣は手に入るのか? 気になって仕方がありません。

『The Blood of Dawnwalker』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに2026年発売予定です。


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ライター:各務都心,編集:みお

ライター/ 各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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