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Game*Sparkレビュー:『SILENT HILL f』平凡だったはずの少女が直面する、「女の生の地獄」

霧の向こうに見えるのは、己の未来かバケモノか。

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町に立ち込める霧、心の内の恐怖を見透かすようなバケモノ、そして醜くおぞましい自身の闇との対峙…。サイコロジカルホラー『SILENT HILL f』はシリーズ最新作として、これまでになかった日本を舞台にしながら、従来シリーズが持っていた遺伝子をしっかりと継いだ作品となりました。

本レビューではそうした『SILENT HILL f』の魅力をお伝えします。なお、本記事ではネタバレを含みますので、閲覧の際はご留意ください

※記事の制作にあたり、コナミデジタルエンタテインメントよりPS5版のコード提供を受けています。

本作の舞台は1960年代日本の田舎町、「戎ヶ丘(えびすがおか)」。主人公はごく平凡、というほどには周囲に溶け込めていない女子高生「深水 雛子(しみず ひなこ)」。雛子は当時の女子高生としてはありふれた、しかし今現在も根強い苦しみや葛藤を抱えていました。それはつまり、高圧的な父親とそれにへりくだる母親の存在や、友人の少女達との微妙なパワーバランスなどです。

一方で、そんな雛子を支えてくれる存在もいました。雛子の「相棒」である、「岩井 修(いわい しゅう)」です。二人は幼馴染で、お互いの性差も気にしない、くだけた関係を築いていました。しかし、その関係に嫉妬する女友達も。心の支えであったはずの修との関係でさえ、雛子にとっては枷となってしまうのでした。

そうした家庭環境や友人関係におけるしがらみに対して、雛子はどうにか距離を取り、抗おうとします。しかし抗えば抗うほど、雛子は「女の子らしくない」とそしられ、その苦しみはより強化されてしまうのです。ですがそんな日常も、戎ヶ丘を覆う霧によって全て壊されてしまいます。雛子は戎ヶ丘からどうにか脱出するため、霧の立ち込める異界を探索することとなるのです。

痛快なアクション要素

本作のゲームデザインは『SILENT HILL』シリーズらしい探索要素と、本作独自のアクション要素によって成り立っています。基本的にマップはリニアでありながら入り組んでおり、全体を包む霧によってプレイヤーを惑わせます。取得できるアイテムも限られており、気の抜けないサバイバルホラーのようなプレイ体験が味わえます。シリーズならではの謎解き要素も健在で、霧の中を彷徨いながらギミックを解く、緊張感のある恐怖体験を得ることができます。従来のシリーズでは、そんな中現れるバケモノを倒すか、それとも逃げおおせるかという選択がありましたが、本作ではより戦闘要素がフィーチャーされているのです。

本作で雛子が扱える武器は近接武器のみ。シリーズおなじみの鉄パイプはもちろんのこと、農村らしい鎌や、ハンマーや斧など重く攻撃力の高い武器も揃っています。操作は「攻撃」「強攻撃」のみで、扱いやすくシンプルなのもありがたいところ。武器種によって攻撃モーションは異なるものの、移動や回避においては武器差はないため、重い武器を持っているからといっても、回避で不利になるということはありません。しかし武器には耐久度が存在するため、戦闘における取捨選択が必要になってくるでしょう。そして本作の戦闘での目玉要素と言えるのが、「見切り回避」「見切り反撃」です。

まず見切り回避は、バケモノの攻撃モーションに合わせジャストで回避することで発動可能です。回避には持久力、つまりスタミナを消費しますが、見切り回避を行うことによって持久力が全回復します。さらに見切り回避中はモーションがスローになり、次の攻撃モーションを見切りやすくなります。これによって連続攻撃も、より見切り回避が行いやすくなるという寸法です。しかし見切り回避によって攻撃のアドバンテージは基本的に取れないため、ダメージを与える場合は後述の見切り反撃が重要となります。

見切り反撃は、バケモノの特定の攻撃に合わせて、タイミングよく強攻撃を当てることで発動します。見切り反撃を当てると、痛快なSEとともにバケモノがダウンし、より攻撃を当てやすくなるのです。さらに見切り反撃自体の攻撃力も高いため、より効率的にダメージを与えることが出来ます。しかし見切り反撃を当てられる攻撃は限られているため、適宜回避を行いつつ、文字通り攻撃を見切って反撃する戦略性が必要になってくるでしょう。

とはいえ、アクションゲームに慣れていないプレイヤーにとっては、反撃の糸口が見つけづらいこともあるかもしれません。そこで重要になるのが「集中」という要素です。集中は、「精神力」というゲージを消費することで、バケモノの攻撃モーションを見切りやすくなります。また、一定時間集中を続けると、強攻撃のモーションが変化。渾身の一撃を放つことが可能です。しかし、集中時に敵からの攻撃が当たってしまうと、ダメージの他に精神力のゲージ上限が減ってしまうというデメリットも集中をうまく利用しつつ、反撃できない攻撃に対しては回避を行っていくのが肝心です。

醜く、おぞましいバケモノ

そして、敵となるバケモノたちも個性豊か。『SILENT HILL』シリーズならではの、悪夢にうなされているかのようなデザインはもちろんのこと、戦闘においても本作の魅力をより引き立ててくれます。

例えば、基本的に道中を邪魔する「カシマシ」は、爛れた女性の人形のようなバケモノ。ぬるっとした質感や潰れた顔は、どことなく『SILENT HILL 2』のバブルヘッドナースを彷彿とさせます。見切り反撃の行いやすいチュートリアル的キャラですが、通常攻撃では思わぬ速攻を仕掛けてくる場合もあり、なかなか油断できません。また、複数のカシマシが出てくるシーケンスでは、片方の見切り反撃を狙いつつ、他のカシマシの動きにも注意する必要があり、難易度もぐっと引き上がります。

さらに、「アラアバレ」は、巨大な瘤と彼岸花が寄り集まったような醜悪なバケモノ。右腕に持つ巨大な包丁と、左腕の触手を使ってプレイヤーを叩き殺そうとしてきます。アラアバレのモーション自体は鈍重なものの、攻撃においてはディレイをかけてくる場合もあり、慎重な行動が必要となってきます。また、一度触手に捕まればひとたまりもないため、適宜距離を取りつつ、戦略を練っていきましょう。

ただ、バケモノのおぞましさとは対照的に、ゲームオーバー時のグロテスク表現は控えめだと感じました。グラフィックはUnreal Engine 5を使用しており美麗ですが、身体欠損表現は特定のカットシーンを除きフィーチャーされず、血しぶきなどの簡易的な表現にデフォルメされています。本作はCERO Zに指定されているだけに、もう少し痛そうな表現があってもいいのではないかと感じました。

そのほか、本作には様々なバケモノが存在。ステージボスも用意されており、多様なギミックで歯ごたえのある戦闘を楽しめることでしょう。ただ、アクションゲームとしての難点はボスにおいてもHPゲージが表示されない点が挙げられるかもしれません。実際、これによってボス攻略は困難になります。どれほどHPが残っているか確認できないため、例えば「ボスを先に倒すか、モブ掃討を優先するか」といった状況の取捨選択が難しくなるのです。とはいえ、本作でのHPゲージの不在は、戦闘における緊張感を引き立ててくれます。また、特定のボス攻略においては一定ダメージを与えることで攻撃パターンが変化するため、「どの程度体力を削ったか」という指標はちゃんと見つけられるようにはなっています。

「単なるイージーモード」ではない「物語重視」モード

しかし、戦闘ではなくストーリーを楽しみたい!というプレイヤーも多いのではないでしょうか。本作では難易度選択として、戦闘と謎解きそれぞれに、通常難易度である「難関」「物語重視」、そしてハードモードとなる「五里霧中」が存在します。謎解きは難関モードではそれほど難しくはないものの、戦闘での難関モードは、アクションゲームにある程度慣れた人向けの難易度だと感じました。(※公式では初回プレイに関しては「物語重視」モードを推奨しています)

アクションに慣れていない人にとっては、物語重視の方がより楽しめるでしょう。しかし、これは物語重視が「単なるイージーモード」だという意味ではありません。物語重視では確かに敵の攻撃力や体力も控えめになっていますし、一部ペナルティも緩和されています。一方で基本となる戦闘システムはそのままであり、見切りを重視したゲームデザインであることには変わりありません。よりハードルを低くしつつ、本作における戦闘の魅力は全く失われていないように感じました。

竜騎士07が贈る、陰惨で謎の多いストーリー

ここまでは本作の戦闘要素をフィーチャーして語りましたが、もちろん『SILENT HILL』シリーズらしい重厚なストーリーも本作の魅力。本作の脚本は『ひぐらしのなく頃に(以下、ひぐらし)』などで有名な竜騎士07が担当。『ひぐらし』のような陰惨で謎の多いストーリーテリングも魅力ですが、本作ではそうした要素がしっかりと『SILENT HILL』らしさに繋がっています。

本作では従来シリーズのように、表世界である戎ヶ丘のほかに、裏世界である「闇の社殿」というフィールドが存在。戎ヶ丘での逃避行と並行して、プレイヤーは雛子の持つ心の闇と対峙することとなります
基本単独の探索となる戎ヶ丘パートと異なり、闇の社殿では「狐面の男」という謎多きキャラが水先案内人に。親や友人との軋轢に苦しむ雛子を、優しく導いてくれるのです。しかし、狐面の男はどうしてそんなことをしてくれるのでしょうか。プレイヤーの持つ疑念とは裏腹に、雛子は狐面の男に徐々に惹かれていきます。その先に何が待っているとも知らずに…。

主人公自身の闇と向き合うというストーリー構造は、そのまま『SLENT HILL 2』を想起させます。しかし本作が『SILENT HILL 2』と異なる点は、内なる自分の苦しみが町へ投影されていることではなく、親や友人、ひいては町全体など、他者との関係によってその苦しみが形作られていることでしょう。そうした関係性での軋轢は、これまで『ひぐらし』などでジュブナイルを描いてきた竜騎士07ならではの手腕と言えます。脚本家である竜騎士07の味が活かされつつ、きっちりと『SILENT HILL』らしさも味わえる、稀有な作品となったのではないでしょうか。


そしてここからは、本作一周目のネタバレを含みつつ、本作の持つストーリーの魅力をより掘り下げていきます。多分にネタバレを含むため、先にゲーム本編を遊んでから読むことをおすすめしますなお、言及する内容として、性差別や児童虐待、拷問の要素が含まれます。こうした要素に懸念があるプレイヤーは、ご自身の精神状態と相談し、安全な環境にて読むことを強くおすすめします

先述した通り、主人公である雛子は、他者との関係や、「女性はこうあるべき」といった社会規範に苦しめられています。本作はそうした女性の持つ苦しみを、フェミニズム的視点からまっすぐと描いているのです。フェミニズムと聞いて、どこか二の足を踏んでしまうプレイヤーも多くいるかもしれません。しかし本作でのフェミニズム的視点は、『SILENT HILL f』のストーリー構造を読み解くための強い補助線となっているのです。

例えば、雛子は両親との関係に悩んでいました。高圧的な口調でこちらを威圧する父、そしてなんとかそれを諌めようとする母。口答えする雛子に、父は包丁を向けることさえありました。雛子は父を忌み嫌っていましたが、それ以上に母をも嫌っていました。それはどうしてでしょう。父から自分を守ってくれていたのは母なのに。雛子は何より、父にへりくだらざるを得ない母に対して怒りを覚えていたのです。

父の言うことには決して逆らわず、一歩引いて妻としての役割に徹する母。意思を持った人間ではなく、家族を養うためのパーツでしかない母親に、雛子は言いようのない嫌悪感と、自分もいつかそうなるのではという恐れを覚えていたはずです。

友人であった同性の友達にしてもそうでした。ここでは特に、雛子を一方的に恋敵と認識する「西田 凛子(にしだ りんこ)」に焦点を当てます。凛子は修に片思いをしているものの、修に「相棒」と呼ばれる雛子に嫉妬していました。雛子としては修とただ幼馴染でいるだけなのに、凛子は敵意をむき出しにします。雛子がもし男性だったなら、修と仲良くしていても凛子は気にも留めなかったでしょう。ここにも女性としての苦しみが存在しています。

雛子の苦しみは、まさにこうした他者との関係によって生まれたものでした。それは本レビューを読み、あるいは本作を遊んだプレイヤーにとっては共感できるものでしょう。本作のフェミニズム的視点は、それをより深く感じさせるための重要な手がかりとなるのです。

では、この陰惨な物語はどこへ向かって進んでいくのでしょうか。ここで重要になってくるのが先述した裏世界である闇の社殿と、狐面の男です。雛子は闇の社殿で狐面の男に導かれ、自身の闇と向き合うこととなるのです。

狐面の男は「禊」と称して、雛子の持つ苦しみやしがらみを、ショック療法的に融かしていきます。そこで彼女は、自身の持つしがらみを破壊したいと願うようになっていくのです。自分を縛る女友達へ復讐を果たすばかりか、相棒である修でさえ殺してしまうほどに。そして雛子は狐面の男に徐々に惹かれていき、やがて彼の言いなりになっていきます。縛られることを何より嫌い、女性としての苦しみから逃れようとしていた雛子が、彼の要求するルールに押し込められていく様はなかなかに凄絶です。

狐面の男は雛子に、儀式と称して壮絶な身体改造や拷問を行います。彼女の右腕を切らせて獣の腕を植え付け、背中に巨大な焼印を施し、顔の皮を剥いで狐の面を被せるのです。狐面の男はまるで雛子をモノのように扱いますが、雛子はそれを黙って受け入れます。そこにはかつて自立しようとしていた深水 雛子はいません。狐面の男の伴侶としての、姓を持たない「雛子」がそこにあるだけです。

また、獣の腕を植え付けられることによって、アクションも大きく変化。他の武器を扱うことはできないものの、単純に攻撃力が上がります。さらに特定のゲージを消費することで体力が無敵になり、強力な攻撃を発することのできる強化状態が利用可能です。アクションとしてはより爽快に発展するものの、ストーリーとしては辛く苦しい状況が激化していく、というなかなか味わえない体験ができました。

女性としての苦しみから逃れようとする表世界の「深水 雛子」と、狐面の男の伴侶と成り果てた裏世界の「雛子」はやがて分離し、対立していきます。自分のまま生きたい深水 雛子と、規範に埋没しようとするただの「雛子」は、互いの目的のため殺し合う運命にあるのです。

そして「雛子」は最終的に日本式の白装束を纏い、完全にバケモノへと変貌します。幸せな結婚の象徴であるはずの白装束が、グロテスクな怪異として描かれているのも、ここまで本作を遊んだプレイヤーにとっては納得できるものでしょう。それは雛子自身の選択によって得たものではなく、狐面の男の言いなりとなった末のものだからです。

さらに言えば、本作におけるバケモノは全て雛子が恐れていたものでした。高圧的な父親、周囲を取り巻く“ごく普通の女性”、子供を孕んだ妊婦、舐め回すようにこちらを眼差す男性……。そのどれもが雛子を「女性」という役割に押し込めようとします。『SILENT HILL 2』にてジェイムスの恐怖がクリーチャーとして投影されたように、こうした存在が雛子にとってはグロテスクなバケモノとして映るのも、無理はないでしょう。

本作は周回プレイ前提のマルチエンディングを実装しており、1周目のエンディングでは謎を多く残したまま終わりました。しかしエンディングで流れる本作のメインテーマは、『SILENT HILL f』の主題を端的に言い表しています。「女し生は 常世の獄」「古への掟は 巌より堅し」。メインテーマにてこれほどストレートな歌詞が使われているのも、本作がフェミニズムホラーとして、しっかりと意図を持って作られているのが伝わるはずです。

総評

『SILENT HILL f』は、シリーズ特有の「主人公が持つ恐怖や闇」という要素をふんだんに利用しつつ、フェミニズム的要素を織り込むことで、より広い層が深く共感しやすい物語になったと感じました。アクション要素は非常に歯ごたえがあり、難しく感じられるものの、難易度を下げてもその楽しさは十分に感じられます。ゲームデザインとシナリオの双方において、シリーズ再興の鐘を鳴らした正統な完全新作となっています。


Game*Spark レビュー 『SILENT HILL f』 PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S 2025年9月25日

シリーズ再興の鐘を鳴らした、サイコロジカルホラーの完全新作

GOOD

  • アクション部が痛快かつ歯ごたえがある
  • 竜騎士07の贈る重厚なストーリー
  • 陰惨な結末を追体験できる没入感

BAD

  • グロテスク表現は控えめ
  • ボス戦でのHPゲージがないのはちょっと辛い

©Konami Digital Entertainment
※画面は開発中のものです。


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¥7,263
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:タキトウ ハル,編集:みお


ライター/ゲームも音楽も大好きな雑食ゲーマー タキトウ ハル

ローグライクとダンスミュージックが大好き。Redditのゲーマーコミュニティをよくチェックしています。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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