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若き日のボンドは血気盛ん!自由に潜入できるゲームプレイの公開もあった『007 First Light』メディア発表会レポ【TGS2025】

ボンド、ジェームズ・ボンド。

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若き日のボンドは血気盛ん!自由に潜入できるゲームプレイの公開もあった『007 First Light』メディア発表会レポ【TGS2025】
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東京ゲームショウ2025期間中、ユナイテッド・シネマ幕張にて『007 First Light』のメディア向け発表会が行われました。

本作はIO Interactiveが手掛ける物語主導型のアクションアドベンチャー作品です。プレイヤーは若き日のジェームズ・ボンドを操作し、スパイとして成長していく過程を追体験します。ボンドならではのスキルやガジェットを駆使し、魅力的なキャラクターやロケーションを舞台に、諜報の世界を生き抜くことになります。

登壇者として、ナラティブ&シネマティックディレクターのマーティン・エンバーグ氏、シニアライセンシングプロデューサーのティアンズ・スミット氏、グローバルブランドメッセンジャーのロリーヌ・デシャン氏、さらにAmazonからエグゼクティブプロデューサーのマット・グループ氏が参加しました。

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自由な潜入が楽しめる実機プレイデモ

発表会のハイライトは、マーティン・エンバーグ氏による実機プレイデモンストレーションです。舞台はスロバキアマニーペニーによるブリーフィングを受け、若きボンドは仲間とともに失踪したエージェント009を追います。メニュー画面のUIはやや『ヒットマン』シリーズに似ていました。

本作のボンドはまだ経験が浅く、血気盛んな青年という設定。この任務では運転手の役割でしたが、待機中にスーツケースを投げ捨てるホテルスタッフを発見しました。「五つ星の仕事じゃないな」と皮肉を言い、独断で行動し始めてしまいます。

潜入の選択肢は多彩で、葉っぱを燃やしてボヤを起こし、皆が気を取られている隙に建物へ侵入する……というIO Interactiveのゲームらしい自由度の高いアプローチが披露されました。潜入中、仲間からの無線を軽くあしらうなど、若さゆえの無鉄砲さが描かれます。ん~~、青二才って感じがたまりませんね~!

さらに、Qwatchと呼ばれるガジェットを使用する場面も公開。周囲の環境を解析し、潜入や戦闘を有利に進めることができるとのことです。

007らしいカーチェイスも披露

デモはやがて激しいアクションシーンへと展開。ボンドは車を盗み、山道でのスリリングなカーチェイスを繰り広げます。屋台を吹き飛ばしたり、畑を突っ切ったりと、まさに映画さながらの演出が続きました。

その後、舞台は森のなかの飛行場へ移り、銃撃戦と近接戦が展開。敵に見つかった際、UIとして「Licence to Kill(殺しのライセンス)」と表示されたのがたまりませんでした。ゲーム的な銃撃戦に移行するのに、映画の設定を混ぜるのが実に上手い!

敵を殴り倒し、その際に飛んできた武器をキャッチするなど、ダイナミックなアクションが印象的でした。

機内ではコントロールシステムをハッキングし、飛行機を左右に傾けて戦況を操作するユニークな要素も披露。荷物を動かして敵を下敷きにしてしまいます。単なる銃撃戦ではなく、ガジェットを駆使した戦いも用意されているのが「007」らしくて良いですね。

離陸する飛行機に飛び乗り、翼の上で敵と殴り合う大迫力のシーンも用意されており、観客からはどよめきが起こります。足を踏み外した敵がとんでもない速度でぶっ飛んでいくシーンでついつい笑ってしまいました。

最後はシリーズおなじみのテーマ曲に合わせ、高速落下しながら敵と殴り合い、パラシュートを開くシーンで幕を閉じました。

開発陣へのQ&A

質疑応答では以下のようなやり取りがありました。

――ボンドを主人公に選んだ理由は?

開発陣:誰もが一度はボンドになりたいと思うでしょう。なりたくない人なんていませんよね!?(笑)

それはさておき、若くて感情豊かなボンドの成長を描くことは自然な流れでした。プレイヤーにはこのボンドに寄り添っていただきたいです。

――『HITMAN』との違いは?

開発陣:『007 First Light』はキャラクタードリブンな体験です。ボンドというキャラクターのウィットや魅力を楽しんでください。まったく異なるゲームプレイになります。

――カーチェイスシーンの制作で苦労した点は?

開発陣:これまでにない挑戦が必要でした。自社エンジンを活用し、2020年の発表後に参加した多様な人材のおかげで実現できた作品です。

――タイトル“First Light”の意味は?

開発陣:スパイの世界には光と影があります。ボンドがその世界を知り、希望だけでなく深い闇に触れていく物語であることを象徴しています。プレイヤーにもその旅を体験していただきたいです。

――プレイする前に知っておくべきことはありますか?

開発陣:まずは自分で発見して楽しんでください。ただ、映画ファンが喜ぶイースターエッグは多数用意されています。


若きボンドの成長物語を描きながら、IO Interactiveならではの自由度の高い潜入や迫力のアクションを盛り込み、ファンにとっても新鮮な体験となりそう。映画さながらの演出とゲームならではのインタラクティブ性が融合した本作が、今後どのような展開を見せるのか、期待は高まるばかりです。

『007 First Light』は、PC/ニンテンドースイッチ2/PS5/Xbox Series X/S向けで2026年3月27日に発売予定です。

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ライター:各務都心,編集:TAKAJO

ライター/ 各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。『Crusader Kings III』と『Mount & Blade II: Bannerlord』に生活リズムを狂わされ続けています。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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