マルチプレイモードでタリバン兵を操作できることが一部で問題視され、米軍基地内のショップで発売禁止なるなど波紋を呼んだ新作Medal of Honor。Call of Duty: Black Opsでライバル的な存在とも言えるTreyarchが、EAを擁護するコメントをしています。
同スタジオのボスMark Lamia氏は、MCVのインタビューに対し「(Black Opsでは)冷戦時代を描いていますが、そこには間違いなく議論を呼ぶ題材が含まれるでしょう」と発言。しかしあくまでそれらを娯楽作品を作る視点で見ており、創造の自由を強く支持していきたいと強調しました。
また、ゲームは現実の事件を基にしながらも歴史の再現をしているわけではなく、単にプレイヤーを夢中にさせるためのストーリー上の背景であると説明。多くの本や映画で同じことが行われており、ゲームだけをあのように批判するのは不当に思える、とのコメントを残しています。
同時期に発売されるためセールスを争うことになりそうなMedal of HonorとCall of Dutyですが、開発者の表現の自由に対する考えは同じようです。(ソース: MCV: Treyarch: MOH controversy was unfair)
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《Rio Tani》
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