気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Massive Monster開発、PC/Mac/PS4/XB1/スイッチ向けに4月4日リリースされた2Dアクションアドベンチャー『The Adventure Pals』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、カートゥーンチックな世界を軽快に冒険する2Dアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーはペットの石とキリンと共に、さらわれた父親を助けるため旅に出ます。様々な敵や罠を、キリンの様々なアクションを使いこなし突破していくところが大きな特徴となっています(何を言っているのかわからない人は上の動画をご覧ください)。
『The Adventure Pals』は1,480円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Julian Wilton氏(以下Wilton氏):Julian Wiltonです。本作のプロジェクトにおいて、アーティスト(プログラミング以外)を担当しています。みんながなんか変に思うような絵を描くことが好きで、キリンやハチといった黄色い生き物が私のお気に入りです!
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Wilton氏:私がゲーム開発を始めたのは15歳の頃からでした。当時はゲーム内のソースをいじることができるゲームを遊んでおり、自分で描いた絵がゲームで実際に動くのを目にし、素晴らしいと思いました!それからゲーム開発にハマってしまい、プログラミングも勉強し始めました。しかしすぐ、プログラミングが自分に向いていないことに気づき、絵を描くことに集中することにしたのです。
――本作の特徴を教えてください。
Wilton氏:本作はゲームデザインの進行が特徴的です。開発中はすべての要素を満足いくまで洗練する作業を何度も何度も繰り返し行なっています。私たちは自分たちにできる最高の2Dアクションゲームを実現させようと思ったのです。その結果、キリンコプター(キリンの舌をくるくる回してプレイヤーがホバーする)、カップケーキを食べコスチュームを尻から出す猫、そしてホットドッグに変えられてしまう大人たちなど、面白い要素がたくさん生まれました。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Wilton氏:土曜の朝にやっているカートゥーン(アニメ)から影響を受けています。例えば「アドベンチャー・タイム」「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」「スティーブン・ユニバース」ですね。また、ディズニー映画からの影響もあります。これらのテレビ番組や映画のように、大人だけでなく子供にも受け入れられる作品を作りたかったのです。影響されたゲームという意味では、『Castle Crashers』や『バンジョーとカズーイの大冒険シリーズ』ですね。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Wilton氏:対応させたいとは思っていますが、現時点では他の言語へローカライズする予算がありません。もし本作が成功すれば、実現できるかもしれません。そうすれば日本の皆さんには気に入ってもらえることでしょう。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Wilton氏:(日本の)素晴らしい文化に感謝いたします。いつもインスピレーションの源になっています。:)
――ありがとうございました。
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