惑星シーアの複雑かつ広大なマップで孤立することは死を意味します。進化の進んだモンスターと対峙すれば、まず逃がしてはもらえないでしょう。第1回でもご紹介したとおり、ハンターはクラスごとに役割があり、チームとして協力・連携することで最大の力を発揮できます。
ハンターが単独で動く利点はほとんどありません。探索の範囲を稼ぐ作戦でも、ツーマンセル(2人1組)で極端な距離を開けずに動くよう心がけましょう。そうすることで、一方がモンスターを発見した際にすぐ駆けつけられます。
モンスターを追跡する上で、マップ構造の把握は必須と言えます。マップ構造を覚えるまでは、移動時、常にマップを表示しておき、モンスターの移動ルートを予測して先回りできるようにしましょう。モンスターの移動スピードはハンターよりも早いため、直線距離ではなかなか追いつけません。
モンスターの残す痕跡を見逃さないようにしましょう。足跡は時間経過で消えてしまうので注意が必要です。また、野鳥がモンスターに怯えている表示が出たときは、遠方の位置を予想できるため、前項で説明したミニマップと合わせてモンスターを追跡しましょう。くわえて、モンスターの大きな足音はヘッドフォンで聞き取れるので、追跡の手がかりがなくなったときは自分の耳に頼るのもいいかもしれません。
マーキングは連携の要とも言える機能です。モンスターにカーソルを合わせてマーキングすると赤色に、それ以外は黄色に表示されます。マーキングは味方のHUDにも表示されるので、モンスターを発見した際はもちろん、野生動物に襲われた際に危機を伝えられます。
ジェットパックは移動時、戦闘時と頻繁に使用するハンターの基本装備です。移動時は積極的にダッシュを使用しても問題ありません。ゲージが無くなったとしても、崖に沿ってなら低速で登れます。戦闘時はジェットパックを使いすぎると、モンスターに狙われた際に咄嗟の回避が出来なくなるので注意が必要です。ゲージに気を使いながら使用すること、ゲージが切れそうなときは味方の方向へダッシュすること、この2点を心がけましょう。
ハンターにはそれぞれ役割があるので、それを理解して闘う必要があります。
アサルトであれば、モンスターにとにかくダメージを与えることが目的です。また、自身にシールドを展開できるので、味方が狙われているときにモンスターとの間に立ち壁になれます。
トラッパーはいかにモンスターを進化前に発見・捕縛できるかがポイントです。追跡時は先頭に立ってチームをリードしましょう。戦闘時は火力不足と、その煩わしさからモンスターに狙われるとピンチに陥りやすいので、味方にカバーしてもらうことが重要です。
サポートは戦況を見極め、攻撃と防御の両方に参加する必要があります。ライフの残り少ない味方にはシールドを張り、メディックと協力して回復の手助けをします。それ以外はアサルトと共に、チームのダメージソースとして戦闘に加わりましょう。
メディックは追跡時、戦闘時と最も忙しいクラスです。追跡時はモンスターの移動速度を下げることに徹し、戦闘時は回復・蘇生を行います。メディックはチーム唯一の回復役であり、モンスターからすると一番に倒しておきたいハンターでもあります。味方の回復はもちろん重要ですが、自分の体力ゲージにも気を配りましょう。
モンスターは進化する度に強大な力を手に入れていきます。ハンターが狩りを成功させる上で最も大切なのは「モンスターが進化する前に狩る」ということです。
基本的に、Lv.1のモンスターであれば、捕縛後、ハンターの連携が取れていれば1回の戦闘で倒せます。Lv.2ではモンスターが引き際を間違えるか、優秀なメディックがしっかり足止めを行えれば、倒しきることが可能です。Lv.3ではモンスターとの全面対決になるので、ハンターの連携が高い連度で仕上がっていなければ倒しきるのはなかなか難しいでしょう。この点についての攻略は次回以降、更に詳しく解説していきます。「モンスターは早く倒した方が有利」とひとまずは覚えておきましょう。
ハンターは連携が命、とはいえ常にコミュニケーションが取れるとは限りません。味方が海外のハンターだった、ボイスチャットが使えない、そんなこともあるでしょう。そんなケースでも狩りを成功させるには、クラスの役割+αの仕事をこなすことが必要です。
通常であればトラッパーがチームをリードしてモンスターを追跡しますが、追跡経路が正しくないと感じた場合はクラスに関わらず、マーキングを駆使して味方を誘導します。モンスターを引きつけてくれない弱気なアサルトがいれば、味方のピンチに駆けつけ、囮になるのもいいでしょう。
警戒すべきはモンスターだけではありません。惑星シーアには危険な生物が数多く生息しています。岩に擬態しているものや、水辺に潜んでいるもの、一見問題のないように思えるルートにも注意が必要です。モンスターを追跡する際は迅速かつ慎重に移動しましょう。
その中でも特に注意が必要なのは拘束系の野生動物や食虫植物です。一度、捕まってしまうと自力では抜け出せない上、味方の救助が遅れると死に至ります。近づかなければ危険の及ぶことがない食虫植物は、見かけたら倒しておくようにしましょう。次に同じルートを通ったときに、また発見できる保証はありません。
リザルト画面ではモンスターの移動経路や捕食場所、ハンターの追跡状況を確認できます。チームがバラバラになっていたから負けた、追跡経路を見誤った、などチームの敗因を確認しましょう。『EVOLVE』はモンスターもハンターもプレイヤーが操作することから、複雑な心理戦が繰り広げられます。読み合いに勝利するためには、こういった経験の蓄積が必要不可欠です。
モンスターだけでなく、ハンターもEVOLVE(進化)することが狩りを成功させる第一歩と言えるでしょう。
■次回はハンターの戦術を徹底解説
第3回のEVOLVE講座では中~上級者向けに、ハンターのさらに深い戦い方を解説します。一流ハンターになりたい読者の皆さん必見の内容です。
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