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PC版『Fallout 4』国内向け仕様はどうなるのか―ベセスダ・ソフトワークス高橋氏に聞いた

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PC版『Fallout 4』国内向け仕様はどうなるのか―ベセスダ・ソフトワークス高橋氏に聞いた
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2015年11月10日に、欧米をはじめ海外で発売をむかえる、ベセスダ・ソフトワークスのオープンワールドRPG最新作『Fallout 4』。今月、海外のBethesda公式サイトでは、PC版に関する各国の詳細が一挙に発表されたものの、Steam上では表記が異なっていたために、PCゲーマーからは、Mod対応をはじめとする日本語版のより詳しい仕様の公開が待たれている状況でした。

Game*Sparkがベセスダ・ソフトワークスに問い合わせたところ、『Fallout 4』のPC版に関しては、高橋徹氏が直接答えるとのことで、いま多くのユーザーから求められていた疑問を直接ぶつけてみました。

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――まず、PC版『Fallout 4』のリリースタイミングについて再度確認させてください。海外では11月10日発売、日本ではコンソール版に合わせて12月17日に発売と発表されていますが、11月10日の時点で、日本在住のユーザーは海外版をSteamで購入できるのでしょうか?

高橋氏: はい、購入してプレイできます。ただし、発表通り11月10日にダウンロードできるのは、Steamストアページに表記されている、日本語を除くサポート言語のみです。日本語は12月17日より対応します。なお、Steamの『Fallout 4』製品情報が、日本から見ると日本語での表示になっている事については、当社は関与しておらず、Steamのストア仕様によるものです。Steamも、一つの販売店さんという位置づけであって、各表記はあくまで先方の記載方法によるものです。そこが誤解を生じさせているのかもしれません。現在のサポート言語欄の仕様では「日本語は12月17日より対応」と記載するところが無いのです。

――12月17日の日本語版リリースは、具体的にどのような形で提供されるのでしょうか。

高橋氏: 『Fallout 4』をSteamで購入していただくと、お使いのSteam言語設定に応じた言語データがダウンロードされます。つまり、Steam側の言語設定を変えれば、英語でもその他の国の言語でもプレイ可能だということです。

――PC版『The Elder Scrolls V: Skyrim』のリリース時と同じく、『Fallout 4』の日本語版が独自のexeファイルになる可能性があったようですが、その後、仕様は決まりましたか?

高橋氏: 社内でも調整と検討を重ねて、exeファイルは海外と共有の形式になりました。

――元のファイルがマルチバイトに対応したということでしょうか?

高橋氏: はい。ただし共通のexeを使うことによって、ローカライズにいくらかのズレが起きます。「年/月/日」の表示が英語圏でよくある「日/月/年」表示になったりと、言語の違いから生じる細かな部分です。

――共通exeになることで、日本のユーザーも基本的にModを利用できますか?

高橋氏: もちろんです。日本語は、英語や他言語と全く並列な扱いです。英語にしかできない要素があるModでない限りは、対応すると思っていただきたいです。法的な制限や、よほどの理由が無い限り、日本ユーザーのみできないということはありません。

――ゲームプレイ中に言語設定を変えることはできますか?

高橋氏: プレイ中はできません。言語を変える場合は、一度ゲームを終了してから再設定する必要があります。

――英語音声/日本語字幕という設定では遊べないでしょうか? アジア版では繁体字字幕/英語音声でプレイできるようですが。

高橋氏: できません。確かにそうした要望があるのも理解していますが、『Fallout 4』のような過去最大クラスのテキスト量では、フルローカライズのほうが純粋に遊びやすいと判断し、日本語音声、日本語字幕にしています。これは容量の関係もあって、実際、中文版については日本語版のように吹き替え音声を収録していません。コンソール版もPC版も、インゲームメニューで「テキスト言語」「音声言語」の変更はできません。どの言語バージョンでも同様の仕様になっています。

――英語音声/日本語字幕で遊びたいユーザーも一定数いるでしょうし、後日パッチで配信するなど対応できないのでしょうか?

高橋氏: それについては考えていません。

――PC版の表現規制については、海外版と全く同じで差異はないという認識で間違いないでしょうか?

高橋氏: はい。これまで何度も申し上げていますが、差異はありません。店頭で販売するパッケージのPC版も同様です。そもそもPCゲームではCEROレーティングを通す必要がありませんから。コンソール版のレーティングは現在審査中です。

――ところで、『Fallout 4』ではコンソール版のMod対応も発表されています。こちらは日本でも利用可能になるのでしょうか?

高橋氏: 日本でもサポートをする意向はあります。当社として、何らかの理由でそれを制限するつもりはありません。とはいえ、Modの詳細も決まっていないので、具体的なことは現段階ではお話できません。

――最後に、PCゲームユーザーに向けて伝えたいメッセージはありますか?

高橋氏: ユーザーの皆さんは大切な存在ですし、できることなら全員に満足をしてほしいとの考えで、今回のような決断をしました。ローカライズの基本的スタンスとして、表現規制や商品仕様、価格に関しても、「海外と同等のものを、なるべく近いタイミングで」を目標にしています。Modについても、海外と同様に日本でも利用できるようにしていきたいと考えています。

――わかりました。本日はありがとうございました。
《Game*Spark》

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