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日本にやってきたゲームクリエイターが語る、インドネシアの開発事情

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日本にやってきたゲームクリエイターが語る、インドネシアの開発事情
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インドネシアのジャカルタにある、小さなゲーム開発スタジオMINTSPHERE。彼らは昨年12月のPlayStation EXPERIENCE 2015で出展された、PS4の新作『Fallen Legion』のデベロッパーとして注目を集めたスタジオです。今回は、このスタジオの指揮をとっている若手クリエイターWilson Tjandra氏が来日したので、MINTSPHEREの変遷とインドネシアのゲーム開発事情について訊きました。

15年間ゲーム開発に携わってきたWilson氏。MINTSPHEREはこれまでカナダやアメリカ、ドイツや日本など様々な国のパブリッシャーと開発を行ってきました。少人数のスタジオながら、ベルトコンベアアクションや3Dモデルなどを制作し、Google Play、Nokia、Windows Phoneなど様々なプラットフォームでリリースされてきたゲームの開発に携わっているそうです。


中でも代表作は、少女が草原を駆け抜けながらモンスターと戦うFLASHゲーム発のRPG『Trigger Knight』。ゲームのポータルサイトKONGREGATEとスポンサーシップ契約を結び、アメリカを中心に200万人以上のユーザーがプレイ。本作はインドネシアのゲームショウに出展したり、フィーチャー賞やミュージック賞などを獲得しました。現在はGoogle PlayやApple Storeなどで配信されています。


MINTSPHEREがスタートした当初はチームの規模が小さいため、食費をはじめ無駄な支出を抑えつつ開発を行っており、『Trigger Knight』も超少人数で作られたタイトルとのことでした。インドネシアではこうしたスモール&スピードスタートを意識した開発が活発で、日本で開発するよりもコストを抑えつつクオリティを担保した開発が可能なため海外パブリッシャーからのオファーでゲームが作られることも多いそうです。

また、インドネシアの開発者は二極化の傾向にあり、海外価格で仕事を受けることが出来るクリエイターが国内に残る一方、アメリカやヨーロッパにエンジニアとして出て行った人材は進出した国に腰を据えてそこでステップアップしていくことも多いため、国内に戻ってこない状態となっています。また、ゲーム開発にベンチャーキャピタルをはじめとした投資マネー自体は集まりやすくなってきているそうですが、政府関連の助成金や支援など”国のバックアップ”がゲーム分野やエンタメ領域に対して行われるようなケースは現時点ではあまり例がない。とのことでした。


さらに、『Trigger Knight』の続編であるタワーディフェンスゲーム『Trigger Princess』は、Googleアジアの支援を受けて開発やプロモーションが行われる予定。昨年秋にジャカルタで開催されたAFAインドネシアでの「クールジャパンワールドトライアル」の枠組みでコラボが決定した株式会社NC2Labとの”インドネシア×日本”共同開発タイトルの発表も予定しているとのこと。昨今盛り上がりを見せるスマホゲーム市場において、少数精鋭で開発されたインドネシア発のゲームにも注目していきたいですね。
《カミヤマ》

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