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『Absolver』『Strafe』『Shadow Warrior 2』…Devolver Digitalトレーラーハウスで3作品をチェック

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『Absolver』『Strafe』『Shadow Warrior 2』…Devolver Digitalトレーラーハウスで3作品をチェック
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今年もE3 2016の本会場の隣の駐車場では、Devolver Digitalによるトレーラーハウスによる展示が行われていました。野外パーティーのようないつもながらの自由な雰囲気。今回は気になった3作品とともにその様子を一気にレポートしてみたいと思いまます。

■オンラインコンバットRPG!?『Absolver


Absolver』はE3前に突如、Devolverから発表された謎に包まれた新タイトルです。開発は『ウォッチドッグス』などを手がけたUBIのスタッフ中心の新スタジオSloclap。フランス、パリに拠点を置くスタジオで開発規模は22名だそうです。

本作については、オンライン要素のある格闘ゲームという情報しかありませんでしたが、開発者とのCoopによるハンズオンにより、そのあまりにも野心的なコンセプトが明らかになりました。まず、本作のジャンルを彼らは3つの要素を組み合わせた「オンラインコンバットRPG」と呼んでいるそうです。「オンライン」とは、他のプレイヤーとの対戦(PvP)も協力(PvE)も楽しめるということです。「コンバット」とは3D格闘ゲームのような奥の深い近接対戦ゲームであることを指します。最後の「RPG」とは、オープンワールドでの探索とアイテム収集、キャラクターの成長が楽しめることを意味します。

今回のデモではコンバットのメカニクスを丁寧に説明してもらいました。基本的な操作は弱と強の2つ攻撃ボタン、ガードボタンの3つで行います。通常の格闘ゲームのようなジャンプは存在せず、非常にリアリティのある動きが特徴です。


コンバットにおける特徴は主に3つ。ひとつは彼らが「Flowing Attack」と呼ぶメカニクスで、すべての攻撃はタイミング良く繰り出すことで、次の攻撃につなげることができるという要素です。タイミングはスタミナを表すゲージのバーで表示されます。連打ではなく、格闘ゲームの目押しのような要領でタイミングをはかり、慣れてくると攻撃モーションを見ることでタイミングが把握できるように作っているそうです。

次はすべてのキャラクターが持つコンバットスタイルのアビリティです。デモのキャラクターはパリィのアビリティがあり、ガードボタンと方向ボタンを同時押しすると発生します。左右のパリィがあるため、相手の攻撃方向を見極めタイミング良くボタンを押す必要があります。パリィが成功したら相手はスタンするため、カウンターを決めることができます。通常のガードとは異なり、左右の方向があるため、なかなか難しい動作です。その分、うまく決まったときのカウンターは非常に爽快。

最後はフェイントです。タイミングと向きさえ見抜くことができれば、パリィは最強の切り札ですが、それを崩すたためにフェイントがあります。フェイントは攻撃した直後にガードを押すことで発動し、攻撃をキャンセルすることが可能。フェイントで相手のパリィを誘い、もう一度攻撃することで崩すことができるというわけです。

以上のように攻撃、パリィ、フェイントという要素が三すくみになっているのが本作のコンバットの基本のようです。この点は格闘ゲームのようなメカニクスですが、スタミナと「Flowing Attack」のシステムがあるため、ゲームスピードは非常に落ち着いています。悪くいえば非常に地味なコンバットですが、良く言えばとてもリアリティに溢れ、奥が深いシステムです。


さらに本作を特徴づけるのは「Combat Deck」と呼ばれる本作独自のキャラクタービルドシステム。これは4つのスタンス(構え)に対して、自由に技を組み合わせることで、オリジナルのコンボを作れるというもの。すべての技は発動後にスタンスが決まっており、そのスタンスの別の技に派生することができます。また、技によってはガードブレイクやスーパーアーマーのような特殊な能力を併せ持つものがあります。ダメージは軽いものの、他のスタンスに以降する技もあれば、強力なダメージだが、派生を持たない技もあります。ユーザーはこれらの技をゲーム内で取得することで、キャラクターをカスタマイズしていくのです。

他にも武器、アイテムといったRPG的な要素も詰まっており、とてもここでは紹介しきれない内容です。コンバットシステムは3D格闘ゲームよりも、実際のマーシャルアーツやアクション映画に影響を受けたそうです。彼らのモットーは「Movement is a weapon」ということもあり、3Dのリアルでエレガントなモーションをいかに格闘ゲームと調和させることにあるようです。

リリースは2017年を予定しており、PCとPS4での展開を検討しています。


■Quake狂が作るオールドスクールFPS『Strafe


Strafe』はPixel Titansが開発する90年代のFPSを現代に蘇らせた作品。ぶっ飛んだ内容の実写PV、当時の雰囲気を再現した公式サイトが話題になった本作ですが、Kickstarterで20万ドルの資金調達に成功しています。

ゲーム内容はシンプルにもほどがあるほどのわかりやすいFPS。3つの武器からひとつを選んで、宇宙船へワープ。迫り来る敵をぶち殺しながら鍵を探し、出口に向かうだけです。武器や回復などのアイテムは、拾ったスクラップを消費して交換できる自動販売機のようなもので入手可能。ゲームプレイ自体もハイスピードですが、BGMも異常なまでにハイテンポ。慣れないうちはそのスピード感についていくのがやっとです。

また、本作の一番の特徴はランダム生成のステージです。自動に生成されるステージにより、「永遠に『Quake』のようなゲームを遊んでいられる!」という開発者自身の夢を実現するためのプロジェクトと言ってよいでしょう。「マルチプレイを実装することはあるか」という質問に関しては、あっさりと否定。ただしマルチプレイではないながらも、コンペティティブなゲームプレイを目指しているとのことで、どちらかと言えばソロプレイの結果をリーダーボードで争うタイプのゲームになるとのことです。

特にハイスピードな本作はスピードランにはぴったりでしょう。開発陣も『Quake』の競技シーンがスピードランから始まったことを強調していました。また名前の通り、ストレイフジャンプやバニーホッピング、ロケットジャンプといったギミックも使用できるようになっているそうです。

本作は2017年初めにリリース予定。なんとOculus Riftでもリリースするそうで、「大丈夫なのか」と問いただしたところ、「ゲロ吐いちゃうかもね」とニヤリと笑っていました。


■大幅にパワーアップした忍者FPS『Shadow Warrior 2


カルト的人気をもった忍者FPS『Shadow Warrior』のリメイクとして話題になったポーランドのデベロッパーFlying Wild Hog。その続編『Shadow Warrior 2』も前作同様、Devolverからリリースされる予定です。Devolverの出展作品としては一番の大作ということもあって、ブース周辺には鎧兜や浮世絵などが飾られ、ゲームさながら意味不明な日本っぽさにこだわっているようでした。


肝心のゲームの中身はというと、非常にまとまった仕上がりになっています。デモでは他の参加者と共に4人Coopが楽しめました。基本的なプレイ感は前作同様、近接戦闘重視型FPSには変わりませんが、グラフィックスの向上、武器の増加、攻撃に属性の概念が追加されるなど、あらゆる部分でパワーアップ。マップもかなり広がりを持っており、クエストにしたがって目的地に移動していく形式になっています。ゴア表現もリッチなグラフィックスでバッチリと楽しめました(敵キャラクターがクリーチャーばかりでスーツを着たおっさんが少ないのはちょっと残念でしたが)。

開発者には前作との一番の違いについて聞いてみました。前作がレールシューターで一本道であったのに対して、本作は自分で好きなクエストを選択でき、より広がりがあるゲームになっているとのこと。サイドクエストやバウンティーミッションも豊富。さらにステージにはランダム生成の要素も追加されているため、同じクエストでも何度でも楽しめるそうです。4人でのCoopが可能になったため、自身がクリア済みのレベルを、始めたばかりの友達ともう一度遊ぶときでも、新しい体験ができるのがポイントです。

加えて、この世界観を正直なところどう思っているのか聞いてみました。「逆に君はどう思う?」と返され、「これは少なくとも日本ではないね」と答えたところ、「そうだね(笑)。我々もわかっている。この世界観はオリジナルの作品に沿いながらも、アジアの要素をミックスしているんだ。あとは80年代の中国のアクション映画とかにも影響は受けているよ」とのことでした。

本作は2016年のリリースを予定されています。デモの完成度は高く、予定されていたフィーチャーもほぼ入ってたいたので、リリースはそう遠くはないでしょう。

《Shin Imai》

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