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誰かアレ食べたことある?クリスマスといえばの『ジンジャークッキー』―ハードコアゲーミング料理第9回

ゲームによく出る料理を作っちゃう連載企画。今回はメリークリスマスなお菓子です。初めての製菓!

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誰かアレ食べたことある?クリスマスといえばの『ジンジャークッキー』―ハードコアゲーミング料理第9回
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ハードコアなゲーマーの皆さん!ゲームを遊んでいる際、こんなことを思ったことはありませんか?「このアイテムよく見るけど、どんな味しているんだろ?」と。私はしょっちゅうあります。

そこで、本記事ではこの疑問を「解消」すべく、名前だけはよく聞くくせに実際の味はよくわからない筆頭である「例の食べ物」を購入&調理、その実態に迫るべく調理していこうと思います。

来ましたね、クリスマスが(倒置法)。年末になってくると外が否応無しにクリスマスムードにあふれてきますね。そして、クリスマスムードにあふれるのはゲーム内も同様。クリスマス限定スキンなどが多くのゲームで実装される時期でもあります。筆者のやっている某艦隊シューティングソシャゲはこの時期に堂々と水着スキンを出してきて戦慄しましたが、それは置いておいて。

そんな、各地にあふれるクリスマステーマの中でも、よく見るのがこれら。

ジンジャーマン・ブレッドマンといった呼び名でおなじみのコレ。生姜、シナモン、ナツメグなどのスパイスを練り込んだ生地を人形のカタでくり抜いたお菓子です。クリスマス要素のあるゲームでほぼ確実に目にする程度には有名ですよね。

ジンジャークッキーでパッと浮かんだゲームが『Killing Floor2』だった。あらためて見ると怖すぎる。

もちろんゲーム以外でも幅広く使われており、筆者が最初に見たのは「スキャリーおじさんのどうぶつえほん」という子供向け絵本の中の「しょうがパンこぞう」というお話でした。ぶたのお母さんが人形のカタでしょうがパンを作ったところ、焼き上がりに窯からしょうがパンが飛び出し、わりと本気で逃げ続ける……という内容だった気がします。様々なメディアで目にする彼らですが、日本のコアゲーマーで食べたことのある人は少なそうな雰囲気。じゃあ作っちゃいましょう!

普段のような料理ならばレシピはざっくりでもどうにかなりそうですが、今回は製菓。筆者の勝手なイメージですが、製菓は入れる材料のグラム数をちょっとでも間違えるときれいに作れない気がします。そこで今回はNHK「きょうの料理」で紹介されたレシピをまとめたサイト「みんなのきょうの料理」の中から「グレーテルのかまどレシピ ジンジャークッキー」を参考に作っていきましょう。

まずは下ごしらえから、三温糖100gを60mlの水に溶かし、沸騰させたら氷に当てて冷やしておきます。

ふるってキメを細かくします。
シナモンパウダーって、シナモンパのウダー?@さるのおおいどうくつ

ふるいにかけた薄力粉250g、塩、バター、ベーキングパウダー、ジンジャーパウダー、ナツメグパウダー、クローブパウダー、シナモンパウダーをフードプロセッサーにかけます。

年代物のフードプロセッサー、長く回すとミニ四駆を走らせすぎた時と同じ匂いがします。ガガガーっと回してバターの塊が見えなくなればOK。

冷やしておいた三温糖シロップを加えてさらに混ぜ混ぜ。

水分が入ると変化が大きいですね、いわゆるクッキー生地っぽさが確認できます。

ダマをなくしていくように混ぜ続けるとだいぶなめらかに。

生地をラップでまとめ、冷蔵庫で1時間ほど冷やします。

何度か挑戦してうまく丸に伸ばせるようになりました。

1時間後、冷えて固くなった生地を少しとり、めん棒でまるーく伸ばします。

カタを使って人形の形を取っていきます。クッキーづくりで一番楽しい工程。

かたとりを繰り返し、2段ぶんのジンジャーマンが完成。

Head Shot

片方は竹串で頭頂部に穴を開けておきましょう。

ヘッドショットを繰り返し、m-m-m-monster kill kill kill……というアナウンスが脳内に響けばOK。

150度に予熱したオーブンで30分焼きます。焼けるにつれて部屋中に甘い香りが広がっていく。

30分後。オーブンを開けると…ああっ!できてる!

お遊戯会的な雰囲気

しっかり膨らんでくれました。型から取り外す過程で手の位置がズレたものもありますが、焼き上がってみるとそれも味わい深いですね。

1/3ほど残っていた生地は、丸枠と犬枠で成形して使い切りました。犬枠はお正月の人参などを抜く用として売ってたヤツ。丸枠はペットボトルの蓋など、言わなければ気づかれないはず。

今回はこれだけで完成ではありません。アイシングで飾り付けをしていきたいと思います。

本来なら粉砂糖を卵白で溶いてアイシング剤を作るのですが、100円ショップのセリアにこんなものが売っていました。アイシング用ペンです。砂糖と着色料をショートニングで固めた製品で、湯せんで柔らかくして使うようです。

さっそく湯せんで柔らかくさせ…

ニュッと出し…ニュッと…出ない!これ難しいよ!

かと思えば出すぎちゃうよ!

この日はガッツリ寒く、湯せんしたペンの固まりが早いのもあってか、なかなかうまくデコレーションできません。それでもなんとかお洋服を着せたい…!

アラザンも使ってデコレーション。

そして、どうにかこうにか完成させたものがこちらです。む…難しい…!

アイシング用ペン、お菓子作りに慣れている人ならばササッと作業を行ってらくらく完成させるのかもしれませんが、こちとらお菓子づくりはほぼ初体験のnoob野郎です。このままではいかんと、ちゃんとしたアイシング剤も作ることにします。

ふるいにかけた粉砂糖200gを用意します。

さらに卵白を40g取り分けて…

混ぜ合わせます。ギュイーンと。

しぼり袋を用意して、テロ~ッと移します。

絞り袋の先をハサミで切ればアイシング剤の完成。おお!安定して細い線が出る!

粉のままぶちこむとダマになって安定しないので、ほんの少量のお湯で溶いて加えます。

食紅も用意し、赤と緑のアイシング剤も作っていきます。

新たなアイシング剤でデコレーションしてみたところ……さっきより(比較的)キレイにできる!

やはり製菓noobはショートカットを多用せずにレシピ通りにやれということなんでしょうね。勉強になりました。

「わかったならいいスパ。次は気をつけるスパ。」

なんだァ?てめェ……

「やめるスパ!」

「アー」

茶番は終わりにして完成品一覧。こうやって数を並べると細かいところが気にならなくていいですね!左端のジンジャーマンのフチ取りが手震えすぎとかそういうのが!

肝心の味ですが、ふんだんに入れたスパイスがこれでもかと主張してきます。ジンジャークッキーという名前だけあって、生姜の香りが特に強め。イメージとしては濃いめに淹れたチャイ。そしてこれはレシピとして正解なのかどうかは不明ですが、とにかく硬いです。奥歯でグッと噛んでバキッと割るくらいには硬い。水分がしっかり飛んでいるので、保存食的な役割もあるのかも。これが逃げ出したら春先まで逃げ回ってそう。


クリスマスにクリスマスっぽいことをちゃんと行うのってちょっといいですね!この流れで当日は圧力鍋でローストビーフでも作ろうかな!ということで、また来年も何かしらのゲーム内アイテムを料理・実食していこうと思います!良いお年を!


《KADEN》

三度の飯とゲームが好き KADEN

1986年、横浜に生まれ落ちる。祖父が持っていたPC9800シリーズとFM-TOWNSによって目覚め、Dreamcast版タイピングオブザデッドに教育され、正月に購入したHalf-Life 2とBattlefield 2によって後戻りできなくなる。 最近はゲームにかこつけて料理の記事も上げたりする。

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