
3月29日、Lenovoは「Legion Gaming POP UPイベント」を都内・渋谷にて開催しました。本イベントは「Legion」ブランドのゲーミングPCを実際に触れるだけではなく、人気ストリーマーであるスタンミさんを招いてのトークイベントも開催されました。
会場に訪れたのはスタンミさんのファンを中心とした、たとえば「LANパーティイベントに憧れがある!」のようなディープなハードコアゲーマーではない方々です。しかしもちろんPCを知らないわけではなく、Lenovoスタッフのトークにも関心が集まる“従来のPCイベントとは別角度のアプローチ”が行われたPOP UPイベントでした。
さらにはグラビアアイドル・タレントのyunocyさんとのVR交流会も行われ、間違いなく「大盛況だった」と言える成功を収めた本イベント。本稿ではその模様を現地からお届けしていきます。
◆ハードコアゲーマーにも刺さる“レンタル”システムまで紹介されたPOP UPイベント!来場者からは鋭い質問も…

トークイベントは立ち見まで発生する盛況ぶりをみせました。しかもそれですら人が溢れ受付を締め切るというのだから驚きです。この盛況っぷりはLenovoスタッフやスタンミさんも想定外だったようで、集まったファンに向け、次は全員座れるようにするとスタンミさんが申し訳なさそうにするほどです。MCには谷藤博美さんが登場し、会全体の進行を務めました。
まずはLenovoのコンシューマ事業本部プロダクトプランニングの細川 英夫さんが登壇。集まった若者に向けて、「Legion」ブランドの説明を行いました。まずは2017年に出来たという比較的若いゲーミングブランドだと説明しつつ、早い段階から「Lenovo AI」として取り組んでいることをアピールしました。

Legionは専用のAIコアを搭載する唯一のブランドだということなどを説明し、ゲーミング以外のクリエイティブな作業にも役立つことを説明します。「Legion Ultimate Support」なども紹介され、24時間365日PCサポートをしてくれるという本サポートを、会場に集まった方々に紹介しました。
来場した方々はスタンミさんのファンと思われる方が多数を占めていたのですが、それでも結構興味深そうに説明を聞いていたのが印象的。ファン層が噛みあっているというのもあるかもしれませんが、それでも「これからの社会、AIに興味を持つのは趣味嗜好はもちろん老若男女関係ない」と感じさせてくれます。後述する質疑では鋭い質問を飛ばす来場者もおり、「PCに詳しくない」が前時代となる“デジタルネイティブ”を感じます。

続いてはスタンミさんとLenovoマーケティング統括本部コンシューマ事業部スペシャリスト 保科慶さんが登壇しました。スタンミさんと掛け合いをする保科さんは、「(想定以上の大勢の来場者に)緊張している(笑)」とスタンミさんがサポートしつつも、タレントではなくLenovoスタッフとは思えないほど流暢に司会進行。

ここではLenovo公式Discordサーバー「Legionゲーミングコミュニティ」を紹介。サーバーでは、様々なインフルエンサーを招いてのオンライン交流会を月1回水曜日に開催していることや、カスタムマッチが紹介されました。こちらではなんと、今年に入ってからすでに25回もの回数、カスタムマッチが開催されたことが明かされます。サーバーに入ってはみたものの、することがあまりないということは無さそうですね。
さらにはインフルエンサーへPCを貸し出してプレイしてもらうPR活動だけでなく、一般ユーザーに3週間レンタルし「実際に使ってみてどう感じたか」を体感してもらう活動まで紹介されました。これはハードコアゲーマーにこそ刺さる施策でしょう。
ちなみに、スタンミさんは貸し出してもらったPCを遊んだ後、お母様に買ってプレゼントした逸話を披露します。お母様は『FF14』のヘビープレイヤーであるらしく、1日14時間遊ぶのだとか。ベッドの中でもLegionのゲーミングノートを使用してプレイしているらしく、最近ではなぜかLegionのゲーミングノート2台体制で遊んでいるとのこと。
定期的に行われるオフラインイベントの紹介では、スタンミさんがその中にご自身の視聴者がいると発言。個人的には多くのファンの顔を覚えているということに驚いたのですが、スタンミさんも視聴者の中で広がる関係性に驚きを隠せないようでした。同時に「オフラインでゲームを一緒に遊ぶ楽しみ」を忘れそうになっていると言い、自分も「人と近くでゲームを楽しむ」ことを行い、昔確実にあった楽しみを思い出したいと続けました。

さらにはコミュニティ内で付与されるレノボポイントについても触れられ、これを貯めることでLenovoに関わる様々な恩恵が受けられると紹介されました。会場ではスタンミさんとじゃんけんする形で、レノボポイントにて入手可能なLegionグッズもプレゼント。その場でサインが入れられるというファンにはたまらない流れも発生しました。

来場所から募った質疑では、Legionが現在展開している「black」「white」以外にもカラーリングを展開してほしいといった要望も飛び出ます。これは案外、素直でありながらも鋭い質問で、PCとしては汎用性が効く色合いの方が良いものの、多様に増えるユーザーはパステルなどのカラーリングを求めつつあるという所をついた意見です。Lenovoの今後をチェックしていく必要がありそうですね。
さらには「どういったPCが入門用にいいか」という質問まで飛び出しました。これについては汎用的な回答としてLegionをベースに欲しいスペックを説明、安いモデルなども存在していると保科さんが返答。さらにスタンミさんはエントリーモデルに必要な心構えを説き、初めから高いスペックを求めるのではなく、自分に合ったスペックのPCをエントリーモデルとしつつ、そこからステップアップさせていくことが重要だと説明しました。

そして「Legionゲーミングコミュニティ」にて活躍されているインフルエンサーにもどれだけ貢献してくれたかと表彰が行われ、レノボポイントが進呈されました。続いてはスタンミさんが自ら司会進行を務めるファンイベントが開幕。久々だというトークショーに会場は盛り上がりを見せました。

スタンミさんは今後もこういう場を増やしていきたいと述べられていたので、今回来たものの満員で入れずと悔しい想いをされた方はもちろん、改めて興味を持った方はぜひチェックしてみてはどうでしょうか。

そして同時並行で、Legionブランドを始めとしたゲーミングPCを実際に触れるブースも展開していました。今回披露されたのはノートPCである「Lenovo Legion 5i Gen 9」「Lenovo Legion 7i Gen 9」「Lenovo Legion Pro 5i Gen 9」「Lenovo Legion Pro 7i Gen 9」「Lenovo LOQ 15IRX9」、そしてデスクトップPCの「Lenovo Legion Tower 5i Gen 8」の6種です。


ハードコアゲーマーなら安定のデスクトップか、あるいは調べ上げた上でゲーミングノートを選ぶかもしれませんが、持ち運びなどでの普段使いも前提としつつゲームを楽しみたいとなれば、気になるのはやはりゲーミングノートでしょう。

特に筆者が感じたところとしては、スタンミさんのファン層にはPCに関心を持っている人が多いということ。たとえば「AIによるフレーム補完はゲームにどういう影響を与えるか……」などを常日頃から考えているハードコアゲーマーほどではなくとも、PCはある程度知っていてその上で選択肢を探しているゲーマーたちです。
今回のイベントは「誰もが挑戦できる世界へ」のコピー通りに、(ゲーマーは大前提として!)全ての人に向けて展開されるLegionブランドらしいイベントだったと言えます。
ゲーミングPCを展開している企業のイベントは「ディープな層に言及したイベント」から「ライトな層に説明するイベント」まで多岐にわたります。今後Lenovoがイベントを行うと告知した際には、ぜひ注目してみましょう。
※UPDATE:本文中での誤字を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。













