！注意！
本稿で紹介するゲームにはセクシーな表現が含まれています。ご留意ください。
今回はNANAIRO ENTERPRISEがデベロッパーを、DANGEN EntertainmentとGame Source Entertainmentがパブリッシャーを担い、2025年08月25日にSteamにてWindows PC向けにリリース予定の美少女ローグライクSTG『タレットと少女（Turret Girls）』をご紹介。
『タレットと少女』とは？
本作は、「時空の歪みによって発生するワームホールから謎の外来生物が侵入してくる世界」を舞台に、タレットに乗り込んだ少女ちゃん（仮称）こと主人公が単身、迫りくる敵の大群から拠点を守るレールガン防衛シューティングです。
あと先に言っておきます。えっちなゲームです。えっちなゲームなんですけど、制限時間内に押し寄せる敵の猛攻がとんでもねえ密度なので、えっちなシーンが流れても我々はそれどころではなく、ええいえっちなことよりもミサイルランチャーだレーザーだワームホールだ超兵器発射ッ！！というお祭り騒ぎでいっそギャグ寄りの楽しいプレイフィールでした。
重ねてご注意
ただえっちはえっちなので、えっちな表現が苦手な読者の皆様におかれましては、画面上端にいるスパくんの顔をひっぱたくなりしてブラウザバックすることをおすすめします。ここから先は肌色多めですからね……良いでしょうか？ご理解いただけましたでしょうか？筆者はちゃんとお伝えしましたからね？ここから先を読んだうえで「えっちなのできぶんがわるくなりました」と苦言を呈されても知りませんからね？！
操作・設定・言語について
本作はキーボード＆マウスおよびコントローラーに対応しています。どちらを選んでも操作感に大きな差はなかったのでお好みで選ぶとよいでしょう。筆者は、エイムがやりやすかったということでキーマウでプレイ。
その他設定については、オーソドックスな項目が並びますが、画面の見やすさなど調整が可能でした。また言語がテキスト・音声ともにもちろんバッチリ日本語対応。上間 江望さんが声をあてる主人公がいい味を出していました。
本編開始
さあはじまりました『タレットと少女』。タイトル画面でタレットに腰掛け微笑むこの凛々しい美少女こそ、我らが主人公である少女ちゃん（仮称）です。ここからは彼女を操作して、謎の外来生物を張り倒していくのです。
出撃準備だ！
そのためには出撃前の準備が重要です。ここでは彼女のメイン武装であるタレット、装飾品、下着、ソックスを選択することが出来ます。なんで？
たしかに現実でも勝負下着を履いて出撃したら無敵な気もしますがともあれ、実際のところ直接的な戦闘力に影響を与えるのはタレットの種類くらいです。
あとはステージを周回するごとに上昇する熟練度により少女ちゃんの性能が強化されていく……という感じなので、それ以外の部分については心に正直を誓いましょう。
いきなりだ！
そして下着・ソックスを選択するとたちまちひん剥かれる少女ちゃんをご照覧あれ。もったいぶらずに、さっさと見せるもん見せるのが全体的にさっぱりとした爽やかなスケベを感じさせ、それが本作の魅力となっていると言えます（どこまでも澄んだ瞳で話しながら）。
ただし確認できるのはアンロック済みのものだけなので、他のアイテムの開放については戦闘などを通じて条件を満たしていきましょう。とはいえご褒美要素なので、そう簡単にご開帳いただけるわけではなく、ゴールデンブラジャーなどに至っては、条件達成になかなかの難度が要求されます。
ステージ選択だ！
じっくりたっぷり出撃準備に時間を費やしたらお次はステージ選択です。まずはステージ1から。他のステージについては、直前のステージクリアで開放されていく流れですね。「何をもってステージクリアとなるか」については、「超兵器を100％チャージしてからのボス撃破」でクリアです。
このチャージのため、ジェネレータを設置する必要があり、日々の戦闘をこなしてじわじわとチャージを貯めていく……ただしジェネレータ1つだけでは心許なく、一日にチャージされる量も雀の涙。
そのため最大5つを並べてガンガン貯めていこう！という発想になるのですが、今度は各ジェネレーターに設定された耐久値に注意を払う必要があり、これらを壊されないよう日々、敵の猛攻を凌いでいくのが基本的なゲームの進行となります。
戦闘開始だ！
というわけでDAY1、お仕事開始です。
「行くよっ！」と元気な掛け声と、正直なカメラワークの回り込みで戦闘画面が表示されます。
ご覧の通り、ジェネレーターと少女ちゃんに群がる敵の大群を、タレットの射撃で追い払うタワーディフェンス的なバトルです。ジェネレーターには耐久値が設けられており、敵の攻撃を受けるたびに画面下部のゲージが減少。制限時間いっぱいまで壊されないよう守りきる必要があります。
耐久値は、一日を無事に終えて日付をまたぐとある程度回復するので、あまり「防衛すること」それ自体に集中しすぎないほうが良いかもしれません。個人的な体感ですが、序盤はタレットの攻撃力もまだ育っていないので、可能であればジェネレーターを隣接させて、こちらの攻撃範囲を一箇所に絞るような戦い方をするとスムーズに進みました。
またジェネレーター自体にも「バリア」や「ミサイル」といった攻守の機能があったりもするので、そこらへんも上手に組み合わせて敵を薙ぎ払うとよいでしょう。
強化だ！
一日をクリアすると、リザルト画面に切り替わりランダム報酬がもらえます。もともとの日給に撃破報酬が上乗せされるので、なるべく多くの敵を倒して稼ぎたいものの、装備が整って一斉射撃よろしく敵を面で倒せるようになるまでは、糊口を凌ぐ毎日かもしれません。
とはいえ翌日に向けた出撃準備のターンでもあるので、懐事情と相談しながらしっかり仕込んでいきたいところ。個人的には、着弾後その場に留まり一定時間周囲の敵を取り込みダメージを与え続ける「重力砲」があまりにも強武器だったので、何が何でも手に入れるために報酬の再ロールを繰り返すなど必死でした。
お祭り騒ぎだ！
リロード速度上昇、弾丸サイズ自体を大きくする、弾数を増やす……と基本的な足回り（？）を固めながら、重力砲に焼夷弾武器といった「面で圧倒する」攻撃を揃えていくと画面がどんどんお祭り騒ぎなことになっていきます。なんも見えねえ！
敵の軍勢もどんどん数を増して、中には大型ボスクラスも登場します。なんも見えねえ！（2回目）
ただこちらの攻撃エフェクトが激しすぎて何も見えないので、「いつの間にかなんか大ダメージ受けてた」といったことがちょくちょく発生します。
筆者はあたまグエン・◯ン・ヒューなので、こいつはいいぞどっちを向いても敵ばかりだ狙いをつける必要もないとにかく撃てば敵に当たるぞ！と大はしゃぎですが、遊びやすさを考える場合、可能であればもうちょっと見やすいと良いかな、なんて思いました。
もちろん画面に表示される警報や、少女ちゃんの「ジェネレーターが攻撃されているよ！」というボイスのおかげで全体の状況は把握できるので、特に問題ではないですし、またこのド派手なエフェクトだからこそ脳汁ドバドバでる戦闘の爽快感なので現状でももちろん良いのですが……！
えっちだ！
とはいえこちらが常に圧倒的有利という訳でもなく、敵の種類は様々で、こちらに突っ込んできては近接戦闘仕掛けてくる小癪なやつもいれば、遠くに滞空しながら飛び道具をじわじわあててくる不届きな輩もいます。
そういう連中に対してはこちらも右へ左へタレットを走らせながらえっちらおっちら処理してはいくものの、やはり物量に押し負けてしまう場面がでてきます。特に大型ボスクラスの敵を相手するときはどうしても動きを止めて攻撃を集中させる必要があるので、そこを狙われるとひとたまりもありません。
ということで複数回被弾してひん剥かれる少女ちゃんの勇姿がこちら。
体勢を立て直そうとしたらさらに被弾してさらに剥かれる少女ちゃんがこちら。
この衣服は下着込み（？）で、いわゆる少女ちゃんの体力ゲージを担っており、本作におけるゲームオーバーは全ジェネレーターの破壊以外に、この少女ちゃんが全裸になるまでひん剥かれたら終わりというルールです。どんなルールだ。
衣服が敗れるシーンや、ゲームオーバー画面はいくつかバリエーションがあり、中にはどうみても少女ちゃんの社会的名誉が大ピンチだったりするんですが、それはどうか読者の皆様ご自身の目で確かめて頂けたら！
ともあれ本作は、少女ちゃんのあられもない姿で少々えっちな彩りを添えていますが、全体的に「短時間でガッと暴れまわる」という方向で、遊びごたえのある実に楽しいプレイフィールで整えられていました。最終的に超兵器を発射するところまでいった時の演出もあいまって達成感もひとしお。
8月も残り僅かといった焦りを、今こそこの少女ちゃんに……じゃなかった謎の外来生物にぶつけて発散する時が来たようです。この夏の総仕上げにちょっとタレットで暴れまわりたい方は、本作を手に取ってみると良いかもしれませんね。
タイトル：『タレットと少女』
対応機種：Windows PC（Steam）
記事におけるプレイ機種：Windows PC（Steam）
発売日：2025年08月25日
著者プレイ時間：2時間
サブスク配信有無：無し
価格：通常価格 1,500円
※製品情報は記事執筆時点のもの
スパくんのひとこと
敵の猛攻により一瞬でひん剥かれるシュールさがお色気といい感じにバランスされていっそ爽やかスパよ！
