ソーシャル要素とFPS要素を融合させたゾンビサバイバルホラー『The War Z』α版プレイレポ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ソーシャル要素とFPS要素を融合させたゾンビサバイバルホラー『The War Z』α版プレイレポ

Hammerpoint Interactiveが開発しているPC専用のゾンビサバイバルホラーMMORPG『 The War Z 』をプレイしてみました。まだアルファ版と言う事で、実装されていない機能なども多々ありますが、一通りプレイしてみた感想を書いていこうかと思います。

PC Windows

Hammerpoint Interactiveが開発しているPC専用のゾンビサバイバルホラーMMORPG『The War Z』をプレイしてみました。まだアルファ版と言う事で、実装されていない機能なども多々ありますが、一通りプレイしてみた感想を書いていこうかと思います。

ゲーム概要

オープンワールド型のMMORPGとFPSシューターを掛け合わせたゲーム内容。FPS視点、TPS視点の切り替え可能。PvEとPvPの機能も持ち合わせています。遊ぶためにはパッケージを一度購入する必要がありますが、一度購入すれば基本プレイはずっと遊ぶ事ができます。(課金アイテムはまた別。)

  • ノーマルとハードコアの2タイプのモードあり。
  • プレイヤーキャラが死んでしまった場合、持っていたアイテム全ロスト(課金アイテムもロストします)
  • プレイヤーキャラが死んでしまった場合、キャラクターの再復活まで現状1時間必要。
  • アカウント共有の倉庫がある。最初のキャラクター作成時とゲーム内セーフゾーンにてアクセス出来る。


  • FPS要素である銃や武器の種類もそこそこあり、MMORPG(対人戦含む)要素である探索や賞金首システムなど色々と楽しめそうな内容が多いですが、残念ながらその賞金首システムはまだ実装されておらず、レベルアップでスキルを取得して成長させていくシステムも導入されていないため、これらも早くプレイしてみたいです。



    さっそくプレイに挑戦!

    始めにサーバーにログインすると、マップ上にあるリスポンポイントからキャラクターが登場。最初のキャラは必要最低限の装備しか持っていないので、まずは周囲を探索して武器探しが基本になるかと思います。空腹度の概念もあり、時間が経てばお腹がすいたり喉が渇いたりもするため、食料品の調達も必要になってきます。

    私は最初に「ゲーム内で使える通貨」がついてくるパッケージ(LEGEND)を購入したので、さっそくゲーム内ショップにて釘バットとクマちゃんリュックを購入してみました。クマちゃんリュックはゾンビとプレイヤーキルを狙うバンディットはびこる世界に一種の癒しを提供してくれますね!

    ゲーム内ショップではその他ゾンビ毒の治療薬や、防具(性能が良いというより、単に見た目が変わるお遊び的なアイテムが多い?)、食べ物や飲み物を買う事も出来ます。残念ながら銃の弾は売っているのですが、銃本体は売っていません。


    マップ上には3か所のセーフスポットと呼ばれる場所が存在し、以下のような特徴を持ちます。

  • このエリア内では他プレイヤーを攻撃できません。
  • 専用インベントリによるアイテム保管や課金アイテムの受理などが可能。


  • ただ注意点として、セーフスポットを出た瞬間のプレイヤーを殺そうとキルを狙っているプレイヤーも存在するので、セーフゾーン付近の移動は可能な限りコソコソ立ち回った方がいいです(笑)基本PvPメインのゲームだと思うので、バンディットプレイをされている方が多いです。(現にセーフゾーンを出てすぐの所で1度殺されちゃいました……。怖い怖い。)

    今はまだ未実装ですが、指名手配というシステムの搭載が予定されています。他プレイヤーを殺害したプレイヤーは指名手配され、悪名の度合いにより賞金がかけられるシステムです。指名手配の情報は全プレイヤーが閲覧可能な場所にミッションとして記載され、指名手配されたプレイヤーは3か所のセーフゾーン使用不可、NPCに攻撃される可能性がある、との事です。



    マップはまだ未実装な地域もありますが、200〜400km四方に渡る広大なオープンワールド空間という公式の発言通り、歩いてみるとなかなか広大です。ゲーム内時間は全サーバー共有らしく、夜だとどのサーバーも夜みたいです。出来れば朝と夜のサーバーがあればよかったかなぁ、と思う点でもあります。



    運よくAA-12をゲット!釘バットで対面からゾンビを倒そうとすると大体4,5発は殴らないといけないのですが、銃だとゾンビはほぼ1撃で倒せるため、銃があると断然プレイが楽になります。バンディットを相手にする場合は必須ですね。運よく、と書いたのも、今のところ銃がとても見つかりづらいので、町などで見つけられたらラッキーだと思います。一応軍事施設などにいけばこういう武器がリスポンする場所はあるのですが、そういう場所は競争率も高いため対人戦の場となっています……。(まぁこういうゲームにおける一種の醍醐味でもありますが)

    あとゾンビを倒すとまれに$(お金)を落とします。この$はゲーム内ショップで使えるお金です。一応$でしか買えないアイテムもあるので、ゾンビを倒す事にもちゃんと意味を見出せるようにしたのかな、と思います。

    普通のゾンビの他、特殊なゾンビの存在もあるとの事。特殊なゾンビは夜間のみのレアポップ、挙動が速くグループでの攻略が必要な難易度になるとの事です。MMORPG的な協力して倒させる、という事を目的に作られていそうですね。対人戦だけではなく、何か協力しながら遊べるミッションも用意されている可能性がありそう。


    『War Inc.Battlezone』と同じエンジンを使っているとの事ですが、陰の表現や水の表現はかなり綺麗だと思います。同期も取れているし、海外サーバーなのにあまりラグを感じないところは凄いと思いました。(以前のαテストの時はラグよりもクライアントが落ちる方が大変でしたね・・・笑)


    DayZとの違いは

    ざっとゲームの簡単な概要やプレイ感想を書きましたが、最後に同じゾンビサバイバルホラーである『DayZ』との違いを個人的な意見として書き出してみようかと思います。

    ゲームのコンセプトがとても似ている両作品ですが、『DayZ』は元のゲームがリアル軍事シミュレーションなだけあって、ゲーム内システムがとても現実的でありシビアであり、その結果ゲーム内でも凄くリアルな緊張感を生んでいる部分がとても面白いと思います。対する『The War Z』ですが、このゲームはシステム的には『DayZ』と同じくキャラクターに空腹感や喉の渇きなどの設定はされているのですが、それがリアルに感じるのか、と言われるとそんなに緊張感は感じませんでした。『The War Z』の方は「よくあるFPS・TPSゲーム」を遊んでいる感じがとても強いです。

    『The War Z』の魅力はMMORPG要素が実装されていくにつれてどんどん引き出されていくかと思います。今後実装予定の賞金首システムや救助要請などのDayZにはないソーシャル要素は、『DayZ』よりもゾンビや人を倒した時のFPSゲームっぽさが強い『The War Z』にとても合っているかと思います。

    今のところ未実装な部分が多く、現状『DayZ』と比べられてしまうとどうしても悪い印象を持たれてしまう部分も多いかと思いますが、上でも述べたMMORPG要素の実装によってサバイバルホラーという同ジャンルの中で、まったく違う楽しさをこの2つのゲームから味わえると思います。今後も色々とアップデートや機能の実装が追加されていく予定との事なので、楽しみに待っています。

    ※UPDATE: 記事初出時、β版と記載していましたが、α版の誤りでした。訂正してお詫び致します。コメント欄でのご指摘どうもありがとうございます。尚、今後のアップデート詳細についてはこちらこちらの記事でお伝えしています。

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    《えれ子》
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