インディーデベロッパーToby“Radiation”Fox氏が手掛ける2DドットRPG『UnderTale』が海外にて発表されました。同作は今年5月頃より開発ブログにてその存在が明らかにされたタイトルで、数日前よりKickstarterにてクラウドファンディングを開始、5千ドルという控えめな目標とは裏腹にすでに2万5千ドル近くを集め密かに注目を集めています。
遠い昔、人間とモンスターが共存していた地球上で種族間の戦争が起こり、勝利した人間たちは魔法でモンスターたちを地底深くに封印……201X年、ひょんな事で穴から落ちてしまった少年が、このモンスターたちの住む地底にて冒険を繰り広げることになるというのが『UnderTale』のメインの物語となっています。
今作でなんと言っても外せないのが物語の序盤から主人公をサポートしてくれるナビゲートキャラであり地底の番人Toriel。主人公の手を引っ張って罠の中を渡り歩いたり、主人公に「ここからは1人で」と言い放ったくせ心配でやっぱり柱の陰から見守ったり、シナモンとバタースコッチどちらが好きかで何度も電話をかけてきたりと、まるでお母さんのように主人公に接してくれるキュートな存在です（実際に電話コマンドではママと呼ぶ選択肢がある）。このほかかなり腹黒なフラワー君など、魅力的なキャラクターが数多く登場するのも本作の魅力の1つとなっています。
肝心のゲームプレイは非常にオールドクラシックなRPGとなっており、基本的にはマップ上の謎や仕掛けをといていき、道中で出会った敵やボスと戦っていくことになります。戦闘システムは通常の闘いに加え敵と“会話”するコマンドがあり、開発によれば敵と一切戦わずクリアでき、全てのボスと友達になれるそうです。
また戦闘システムにて特徴的なのが敵の攻撃ターン。敵の攻撃ヒットは回避率やすばやさなどの数値では決定せず、四角いエリアの中で敵の攻撃を避けるシューティングのようなユニークなシステムが用意されています。このボックスエリア内で敵の攻撃を全て回避すれば、ダメージを受けずににやり過ごすことも可能です。
魅力的な2DグラフィックとBGMを有し、特に『Mother』や『洞窟物語』などオールドJRPG好きにはたまらない作品となっているであろう『UnderTale』。Kickstarterキャンペーンは東部夏時間7月24日まで行われる予定となっています。体験版もリリースされているので、気になる方はぜひチェックしてみましょう。
(ソース： Kickstarter@UnderTale)
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