GC 13: 『The Elder Scrolls Online』たっぷり2時間のハンズオンプレイ旅日記 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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GC 13: 『The Elder Scrolls Online』たっぷり2時間のハンズオンプレイ旅日記

慌しいgamescom開催期間中、何と太っ腹の2時間ものハンズオンプレイを行えることになった『The Elder Scrolls Online』。ライバルあり恋あり死ありの波乱万丈の旅レポをお送りいたします。

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慌しいgamescom開催期間中、何と太っ腹の2時間ものハンズオンプレイを行えることになった『The Elder Scrolls Online』。ライバルあり恋あり死ありの波乱万丈の旅レポをお送りいたします。

■このキャラクターメイクからの卒業、青雲立志編

2014年春に対応機種PC、PS4、Xbox Oneにて、US、EU地域にてサービスインを皮切りに、順次対応地域を拡大していくと発表があった新規大型MMOタイトル『The Elder Scrolls Online』ですが第一印象は『Skyrim』なMMO。見慣れたTamrielの世界に多くのプレイヤーが存在し、それぞれが英雄として名を立てるべく、或いはこの地で暮らしていくために様々な冒険を重ねていくMMOになってます。

と言うことでプレイしたのはPC版、先ずはキャラクター作成から。このデモ版で選択出来た勢力は3つの中の1つ、Aldmeri Dominionと呼ばれるもののみ。そこに属する種族は3種、Nord(美男美女)、Argonian(トカゲ人間)、Dark Elf(色黒面長)の中から選べました。職業選択の自由があり打撃系戦士のDragonknightやメイジ系のSorcerer、他数種。いずれもTESで馴染み深い職種です。外見についてもあらゆる部分がミリ単位で事細かに調整出来るようになっていて、こだわる人はここで小一時間かかりそうなほど。装備については種族や職業ごとの制限がないようで、趣味を反映して剣を使えるSorcererのキャラメイクをしようかなと思ったのですが、2時間の制限では体力勝負だと考え、Argonian(トカゲ男)の屈強なDragonknight(戦士)にしてみました。

重複になりますが装備については片手剣と盾、両手剣、杖と様々な武器を持ち替え、使用することが出来ました。またそれぞれの武器種や戦闘スタイルに合わせたスキル育成が出来て、キャラの独自性はあなた自身が自由に決めて下さいという方向性のようです。ってことは強力な魔法が使えてレイピアを振るう身の軽いNordの華麗なお嬢様も作れるってことですね、むふふ。

UIやキーバインドは基本的に『Skyrim』に準拠しているようでTESシリーズをプレイした方なら何の問題もなく溶け込めるかと思われます。その上でMMOの標準的な仕様とも言えるスキルショートカットなどが搭載されており非常にシンプルで使いやすいと言う印象。またMMOにありがちな序盤の長ったらしいチュートリアルなどもなく、はいキャラメイク終わったら何処でも好きなとこ行ってねと一見様お断りなほどの自由感。自由って素晴らしいと思う反面、何処行ったら良いんだろう?誰と話せばいいというのか?自由って一体なんだい?どうすりゃ自由になるかい?と自問が続きますが夜の校舎窓ガラス壊して回るのは自由とは違うという結論とともに一先ず重い腰を上げ旅に出ようと言う衝動が。



■彷徨、流転、因縁とあの世への旅立ち(未完)

地形やグラフィックの程度を見ようと暫くエリアをうろうろ、落ち着いた先は極寒の海岸。地形は大体分かったから一先ずレベル上げがてらその辺のモンスターでも駆るか?ってことろに白熊さん発見。通り魔よろしく片手剣を振り上げ背後から切りかかります。レベル1の戦士が何度か剣でぺしっぺしっと叩いてみたところあまり意に介さない様子の白熊さん。しかし午後のアンニュイな時間を邪魔されてお怒りのようで全身を赤いオーラで纏う激おこ表現です。腰を引いて溜め攻撃のモーション。ヤバくないもしかして?って思いながらも必死で剣を振っているとブルンと強烈なモーションの両手+爪振り下ろし攻撃。体力が大きく削られます。そりゃそうだ。いくら空手初段(レベル1戦士相当)だからって棒切れみたいな初期装備の剣1本で地上最強生物の呼び声も高い白熊さんに有無も言わさず殴りかかっていくなんてただの無謀…無謀なんだっ!某漫画風に反省したところで後の祭りっ…。北海の海辺にまったり佇んでいたところ急に殴りかかってきた謎の男(トカゲ調)を、流石に寛大な白熊さんも許してくれる訳もなく、なす術もなくなぶり殺し。ああ、これで俺のプレイレポも終了か。2時間あるって言ってたけど何しようトイレ行って煙草でも吸ってようかな等と考えていたら復活ウィンドウが。その場でリバイブか、最近のチェックポイントからやり直しか選べるようになっていましたが、これはどうもデモ版だけの仕様に見えました。その場でリバイブしても白熊さんのサンドバッグになるだけっ、まさに負けの選択っ、そう考えた筆者はやり直しを決意。

なお発表当時論争を呼んだアートスタイルやクリーチャーデザインですが、当初の少し軽かった感があるコミック調からかなり『Skyrim』寄りのリアル調にチューニングがなされてます。聞けばアートスタイルに関しては長いTESシリーズの中、それぞれのファンの多いタイトルですので、それぞれのスタイルの良さを取り入れてバランスを取りながら決めて行きたいとのことでした。全体的なグラフィックに関しては可も無く不可も無くと言った感じでしょうか。『Skyrim』をMODで強化しまくったようなヘビーなプレイヤーには物足りないかもしれませんが、筆者には素のままで十分な出来に見えました。



■勝利、恋、そしてライバルへの懐旧・・・

開始して20分もしないうちに早速の死を味わった筆者、2時間と言う限られた時間の中で出来るだけの多くの物を見て、行けるところまで行って皆さんにお伝えしたいと言う気持ちだけが空回りしをしてしまったようです。矢張りここは身の丈にあった生活を、と一先ずスタートの町に戻ります。この辺ならそう危険な野生動物もいないだろう、町を拠点に遠征のための体力をつけるべく先ずはその辺で小動物狩り(弱い者苛め)をスタートだ!町の外付近をうろうろしていると可愛いシベリアンハスキー発見。おお、ハスキーだ、可愛いなあ、こっちおいで~モフっちゃうぞ~。犬好きの筆者にはたまりません。駆け寄ってくるハスキー犬。おおよしよし、ガブリ、うわ~アタックされてる~!白熊さんと同じく全身が赤く光るハスキー犬、どうもTESの世界の野生動物は友好的でないようです。するとハスキー犬、うお~んと遠吠え、あ~狼か。え?お友達紹介してくれるの?そんないいのに、俺もう行くし。気がつくと回りを赤く光るハスキー犬もとい狼数頭に囲まれる筆者、2度目の人生も短かったなあと潤んだ目で通算約30分の走馬灯を回顧していると目の前の狼にファイヤーボールが炸裂。誰だ!?振り返ればNordの女性Sorcerer。えマジで誰?名前も知らぬ女性Sorcererよ、あなたは己の命も顧みず私を救ってくれると言うのか!芝居がかった呼びかけには応えず目の前の狼軍団を1匹1匹駆っていく美しい女性Sorcerer、操っているプレイヤーはおそらくこのデモルームの中の記者(全員中年男性)の一人だったようですがモニターの中の女性Sorcererには恋に落ちそうな感覚に襲われます。やるなMMO。女性Sorcererを盾に狼どもを相手に戦闘の練習。よっし大体分かった。あらかた狼どもを駆りまくった女性Sorcererは狼に人気のなくなったあなたには用はないわとばかりに走り去っていきました。ありがとーありがとーおかげで戦闘のコツもつかめました!心の中でお礼を言うと狼狩りを再スタートです。理解してしまえばアクション性の高い戦闘はほぼ『Skyrim』。コントローラー操作も意識してかかなり扱いやすい設計になっています。なれてしまえばどうと言うことはない!とばかりに、アタック、防御、回り込み、ダッシュなどを多用し並居る小動物どもをいわしていきます。



てれれってってって~♪そんな音楽はなりませんが暫くの戦闘を経てレベルが3に到達。レベルが上がるごとにステータスが上昇しスキルポイントが1貰えました。これを現在のメイン武器である両手剣の初期能力に割り振ってジャイアント横一文字(命名筆者)の新技ゲット。あの白熊のやろ~いつか言わしたる、当面のライバルと勝手に設定したあの名もなき白熊(被害者)さんの顔がちらつきます。

■はじめてのおつかいと魔法の杖 完結編

レベルも3に到達し少し偉くなったような気がした筆者は肩で風を切りながら町の周辺を探索していると困った態のNPC女性が。困った態と言うのはNPC女性の頭上に菱形っぽいマークが出ているのを見ての勝手な判断です。狼狩りも飽きていた筆者はどうしたどうしたと話しかけます。幾つかの会話ダイアログを進めていくと最初のクエスト発生。

聞けば仲間内の魔法使いが乱心して数人の仲間をSkeevers(カピバラみたいな動物)に変え、何処かへ行ってしまったんだとか。なんやねんどんな乱心の仕方したら仲間を動物に変えんねん。しかもカピバラって。現実世界の突っ込みもモニターの中のNPCには届かずあくまで受ける気あるかしらどうかしら?との軽めの主張。え?本当に仕事頼みたい?それやったらこっち(指で輪っか)の話もしてくれんと…下世話な笑みを浮かべて問いかける筆者ですが、そんな選択ダイアログは出る訳もなく、ゲームを進めるために取り合えず受注します。やったーはじめてのクエストだ~

クエストを受注すると『Skyrim』でもお馴染みのHUDに方向指示マークが点灯。現在進行中のクエストには行き先マークを緑の輪が囲み、迷うことなくポイントへ向かうことが出来ました。カピバラを見つけるとEキーでお困りの女性から預かった魔法の杖を振るう、カピバラは人間に戻ると特に礼もなく去っていく。これを3度ほど繰り返しクエストクリア。序盤のクエストとは言え低いレベルのままソロプレイでクエストクリア出来る門戸の広さを感じられました。その後2個ほどクエストをクリアして2時間の体験プレイをここで終了。

感想ですが一言で言うと面白い!アクション性の高い戦闘やソロでも気軽に遊べると行ったゲーム性、最近のMMO-RPGの流れを踏まえつつTESの要素や世界観を上手くミックスした出来です。ソロでも気軽に遊べながら連携して戦闘などをクリアすることで戦利品にボーナスがつくなどMMOのツボを獲ているベテラン製作者なりの案出もあり完成度の高さを窺わせます。また将来的にはマッシブなP対Pイベントなども実装されるそうで続報もチェックしていきたいところです。残念ながら日本でのサービス開始は未発表、是非日本語でも遊びたいなあと思いながらデモルームを後にする筆者なのでした。あ、白熊のこと忘れてた…、まあいいか。

《パムジー》
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