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『Human Element』『Dirty Bomb』など欧米向けタイトルに注力 ― Nexon America担当者にインタビュー

Nexon Americaのディレクターマーケティング&コミュニケーションを受け持つSimon Watts氏に話を聞き、同社のオペレーション、特に欧米市場向け、コアゲーマー向けタイトルの詳細について話を聞くことができました。

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『Human Element』『Dirty Bomb』など欧米向けタイトルに注力 ― Nexon America担当者にインタビュー
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ネクソンと聞けば、『メイプルストーリー』や『マビノギ』といったカジュアルなオンラインゲームタイトルが思い浮かぶはずですが、最近の同社の新たな動きとして、欧米向けタイトルの展開があります。その代表格と言えるのが、Infinity Wardを離脱し、新会社Robotokiを立ち上げたRobert Bowling氏の新作サバイバルゲーム『Human Element』。今年5月にネクソンがグローバル配信契約を締結しています。

Game*Sparkとインサイドでは、Nexon Americaのディレクターマーケティング&コミュニケーションを受け持つSimon Watts氏に話を聞き、同社のオペレーション、特に欧米市場向け、コアゲーマー向けタイトルの詳細について話を聞くことができました。


■ ユニークなマルチプレイFPS『Dirty Bomb』。タイトル変更の真相は?

クローズドベータ実施やタイトル名変更のニュースが記憶に新しい『Dirty Bomb』は、チームベースのマルチプレイ対戦に特化したFree-to-Playの新作FPS。Nexon Americaがパブリッシャーを務め、『Enemy Territory: Quake Wars』や『Brink(ブリンク)』など、この分野では定評のある英国スタジオSplash Damageが開発を担当しています。

Watts氏によると、本作は現在クローズドベータの初期段階で、ストレステストなどを行いながら、参加ユーザーの枠を増やしているとのこと。将来的にデディケイテッドサーバーの導入を予定しており、数々のオンラインタイトルを運営しているネクソンのインフラは強みになりそうです。


本作のタイトル名が、『Dirty Bomb』から『Extraction』に変更され、再び『Dirty Bomb』に戻された理由をWatts氏に聞くと、もともと社内で『Extraction』という名前が付けられていて、実のところ3回も名前が変わっていたのだとか。理由として、本作は開発の過程で、『Battlefield』や『Call of Duty』のようなシリアスなミリタリーシューターから、ユニークなキャラクターやクレイジーなゲーム性を持つ作風に変わっていったため、『Dirty Bomb』という名前の方が適しているという結論に至ったそうです。


■ Robotokiの『Human Element』。ゾンビサバイバルゲームは今人気のジャンル

『Call of Duty』のスタジオInfinity Wardからスタッフが集団離脱し、Respawn Entertainmentを設立して『Titanfall』を開発したのは有名な話ですが、第三の勢力とも言える形で立ち上がったのが、Robert Bowling氏の率いる新興スタジオRobotokiです。ネクソンは彼らの処女作であり、次世代コンソール/PC/モバイルをプラットフォームとするタイトル『Human Element』のPCにおける世界配信権を獲得。

『Human Element』は、CryEngineを採用したオープンワールドのゾンビサバイバルゲームで、ネクソンの他のタイトルの例に漏れず、Free-to-Playモデルが採用。『DayZ』や『Rust』など次々とヒットが生まれているジャンルだけに、今後の続報が待たれる作品だと言えます。


Robert Bowling氏と契約を交わせたのは、ネクソンが有する開発者コミュニティーとの強いコネクションによるものだとWatts氏は説明。同社のオーウェン・マホニー代表取締役社長も、長年Electronic Artsで事業開発などをしていた経歴を持ち、元Relic Entertainmentのスタッフ、『Titanfall』に関わった人物など、欧米の人材が新たにジョインしているとのこと。


■ TURBO、Shiver、新鋭スタジオとのパートナーシップ

2014年6月、一人の日本人が、NYブルックリンのゲームスタジオTURBO(ターボ)を創設しました。代表の石井洋平氏は、スクウェア・エニックスや『EVE Online』のCCP Gamesを渡り歩いてきた人物で、他にも任天堂やRiot Games、Zyngaの出身者が在籍。ネクソンとパートナーシップを締結し、カジュアルよりもコア向けのモバイル・クロスプラットフォーム対応型の新規タイトルを世界的に配信するとしています。

一方、マイアミ拠点のShiver Entertainmentは、EAやMicrosoftで幹部を務めたJohn Schappertが新設したスタジオとして、業界から関心を寄せました。このShiverからも複数のタイトルが発表予定で、ネクソンが欧米市場向けに配信していくということです。


■ 日本のゲーマーも、ネクソンの「洋ゲー」展開に期待?

Simon Watts氏は、『メイプルストーリー』や『マビノギ』といった既存のアジア産オンラインRPGタイトルのサポートは維持しつつ、これからは欧米産・欧米テイストのFPS、アクション、スポーツといった人気ジャンルのタイトルを提供していくと強調。Free-to-Playという基盤となるビジネスモデルは崩すこと無く、各地域のユーザーが受け入れやすいマイクロトランザクションシステムを採用するそう。こうしたタイトルは、まずは欧米向けの展開が先行になるものの、日本のコアゲーマーとしては、今後ネクソンブランドの「洋ゲー」がたくさん遊べるようになるのを期待したいところです。
《Rio Tani》
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