噂: 新作『Homefront』のCrytek UKでは従業員がすでに働いていない状況か、Deep SilverへIP売却の噂も

先日から経営状態の悪化とそれに伴う給料の未払いや倒産の可能性が複数の従業員を名乗る人物たちにより伝えられているドイツの開発会社Crytek。新たに海外メディアKotakuが今回の件に触れ、『Homefront: The Revolution』を開発中のCrytek UKは従業員らがすでに働いていない状況であるとの最新情報を報じています。

先月末の報道からさらに10人が増加、20人のCrytek現従業員や元スタッフから確認を取ったKotaku。同メディアは、4人のCrytek UK関係者らが同スタジオで給料がフルに支払われていない現状を吐露したと報道。さらに2人の関係者はKotakuに対し、今週Crytek UKの大半のスタッフ達が今回の問題に関して正式な書類を提示し、スタジオで仕事をせずに帰宅したとの情報も伝えています。

スタジオ内でのモラルや志気が低下し40人のスタッフが抜けたとの噂も先日囁かれていたCrytek UKですが、今回Kotakuに登場した新たな情報提供者は倍以上となる100人が同スタジオを退社したと報告。Crytek UKが過去数ヶ月で相次いでスタッフを失い続けているとコメントしました。

また別の2人の関係者によれば、スタジオ内ではDeep Silverがスタジオを買収し『Homefront: The Revolution』の開発を継続させるのではないかという噂が囁かれており、従業員たちもそれを望んでいるとのこと。Deep Silverは今は亡きTHQが倒産した際に『Saint's Row』シリーズのVolitionスタジオの『Metro』シリーズの販売権を取得しており、どちらのIPもDeep Silverへ移籍後は無事新作を発売するに至っています。

CrytekとDeep Silverの代表者らはそれぞれKotakuの問い合わせに対しコメントを拒否したとのことです。

《ishigenn》