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ホラー小説「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」がゲーム化へ、ラヴクラフトの世界を再構築

小説家H.P.ラヴクラフト。彼が過去に精神病院を舞台に描いたホラー小説「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」をゲーム化するプロジェクトが海外にて始動しました。

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特に「クトゥルフ神話」を生み出した人物として小説畑だけでなくホラーゲームジャンルでも名の知られている小説家H.P.ラヴクラフト。彼が過去に精神病院を舞台に描いたホラー小説「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」をゲーム化するプロジェクトが海外にて始動しました。

「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」はタイトル名にもある青年チャールズ・デクスター・ウォードが精神病院から失踪した事件の真相を描くホラー小説。先祖の謎を追う内に実験に没頭し精神病院に入れられることになったチャールズ・ウォードと、ウォード家の主治医であったウィレット医師が主役となります。クトゥルフのような底知れぬ闇やコズミックホラーは描かれないものの、錬金術や暗黒の儀式といったゴシックテイストなホラーが高い評価を得ている作品です。

今回発表されたプロジェクト『The Case of Charles Dexter Ward』自体はポイント&クリック形式のアドベンチャーゲームで、小説と同様にチャールズ・ウォードとウィレット医師2人が主役となります。武器や敵は登場せず、ジャンプや走るといったアクション、さらには死亡する展開すらも無いとのこと。開発を担当するSenscapeは同作においてストーリーとムードにフォーカスすることを宣言しており、あくまでL.P.ラヴクラフトが記した同作の世界観を再構築することが目標となっているようです。


なお開発はかつて『Scratches』や『Srena』、『Asylum』といったホラーゲームを開発してきたSenscapeが担当。『Asylum』は2013年3月にKickstarterで10万ドル以上を獲得した作品で、こちらはH.P.ラヴクラフトにインスパイアされたホラーアドベンチャーゲームでした

『The Case of Charles Dexter Ward』は現在Kickstarterにて開発資金を募っており、目標額は25万ドルとなかなか高額な設定になっています。
《ishigenn》
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