画像は中国国外版『Strike of Kings』のもの
『リーグ・オブ・レジェンド』開発のRiot Gamesの親会社などで知られる、中国の巨大IT企業テンセントは、同社の人気モバイルMOBAタイトル『Honor of Kings(Strike of Kings)』において、中国向けに若年者向けの時間制限を導入することを発表しました。
本ニュースを伝える海外サイトVentureBeatが報じる所によれば、これは中国国内において、親や教師から子供たちがモバイルゲームのオンライン対戦に夢中になっているという苦情があることを受けた自主規制措置。規制後は、12歳未満のユーザーは毎日1時間、12歳から18歳までは毎日2時間に同作のプレイ時間は制限されることになります。
余談ながら、海外掲示板NeoGAFのユーザーによれば、『Honor of Kings』はSNKとコラボして「不知火舞」や「ナコルル」がプレイアブルキャラクターとして登場している模様
更に12歳未満のユーザーは午後9時以降にゲームにログインすることができなくなる予定である他、詳細は不明ながら、若年ユーザーはゲームに対する課金額にも制限を課せられるとのことです。同作は中国のメディア報道において「深刻なほどに夢中になる子供が多い」と報道された後、議論を巻き起こしていました。
なお、『Honor of Kings』は、この数ヶ月、最も中国でポピュラーなゲームであるとのこと。中国のモバイルデータインテリジェンス会社Jiguangによれば、同作の5月度のアクティブユーザーは1.6億人に達している模様です。これは世界的人気を博した『ポケモンGO』のアクティブユーザー数もを大幅に超える数。また、ユーザーの50%以上は24歳以下、その内25%以上は19歳以下となっています。