【追憶ゲーマー】『ラブプラス』(2009年)―エンドレスな甘酸っぱさを、何度でも | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【追憶ゲーマー】『ラブプラス』(2009年)―エンドレスな甘酸っぱさを、何度でも

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【追憶ゲーマー】『ラブプラス』(2009年)―エンドレスな甘酸っぱさを、何度でも
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本当に夢中になったゲームの体験は、若かりし頃でも、たとえ幼少時代のことであっても、記憶に深く刻まれています。祖母とゲーム屋に並んだ発売日、一緒にプレイしたクラスメートの笑顔、家族に隠れてこっそり遊び続けた日々……。そうした当時の出来事も、まるで昨日のことのように鮮明に思い出せるものです。

本企画「追憶ゲーマー」では、そんなゲーマーの記憶に秘められた過去の“思い出話”を、Game*Sparkとインサイドのライターが連載形式でお届けしていきます。

今回は2009年9月3日に発売された『ラブプラス』です。

タイトル:『ラブプラス』
機種:ニンテンドーDS
発売日:2009年9月3日
発売元:株式会社コナミデジタルエンタテインメント
ジャンル:コミュニケーション
公式サイト
https://www.konami.com/games/jp/ja/products/site/loveplus/index.html


―意中の女の子と結ばれた“後”に焦点を当てた、異色の恋愛シミュレーション
「高嶺愛花」「小早川凛子」「姉ヶ崎寧々」という魅力的な少女と、エンドレスな恋人生活が楽しめる『ラブプラス』。恋愛シミュレーションゲームは世の中に数多くありますが、本作がここまで多くのファンに支持された理由の一つに、「二人が結ばれた後を中心に描いていた」という要素が挙げられます。

『ラブプラス』が登場するまで、一般的な恋愛ゲームはプレイヤーとキャラクターが紆余曲折を経て恋人関係になるまでのストーリーに重点を置いていました。エンディングを迎えた後は、ちょっとしたエピローグを挟みつつ「めでたし、めでたし」で締めるパターンが多かったように思います。『ラブプラス』はその「めでたし、めでたし」にスポットライトを当てるという独自のゲームシステムで、恋愛ゲームに新風を巻き起こしました。

恋人同士になってからのシナリオは、どこかへデートに出かけたり、取り留めのないおしゃべりを楽しんだりと平和そのもの。二人の絆を試すドラマチックな展開はありませんし、破局する心配もゼロです。こうして、改めて振り返ると平坦で飽きやすい面があったことは否定できませんが、それでもニンテンドーDS本体の時計機能と連動させて、約束のデートの時間にせっせとゲームを立ち上げたのは良い思い出です。時間に間に合わないと、大切なデートをすっぽかしてしまうことになりますからね。(なお、現実時間と連動させないモードにも設定で変更可能でした。)


―『ラブプラス』を心から楽しむのであれば、本名プレイがベスト
『ラブプラス』では女の子と仲良くなると、予め登録しておいたプレイヤー名でキャラクターが呼びかけてくれるようになります。筆者は現在ではすっかり人気声優として活躍されている愛花役の早見沙織さんや、本作が数年ぶりの声優業復帰作になった凛子役の丹下桜さんに名前を呼んでもらえるだけでも、ドンブリ飯3杯いける自信があります。

それでも「テイルズ オブ エターニア」では“ファラ”を、「スーパーロボット大戦」シリーズでは“セニア”を必死に育てるという中学生時代を送った筆者は、寧々役の皆口裕子さんを推さざるをえません。

正直初めて寧々さんに名前を呼ばれた時は、なんだか無性に恥ずかしくて、身体全体がむず痒くなるような、そんな気持ちになりました。最近のゲームで例えるなら、初めてPSVRの「サマーレッスン」を遊んだ時のような、そんな感情が近しいでしょうか。とにもかくにも、ボイスの破壊力が凄まじかったことを記憶しています。


―いつ振り返っても、決して変わらない“あの頃”
その後も「エイ○フォープレイ」(当時、女子高生の間でポピュラーだった制汗剤をティッシュなどを通してDS本体に付けることで、女の子の匂いを再現するという奥義その1)や、「綿棒プレイ」(女の子の唇にタッチするというキスシーンで、DS付属のタッチペンを使わず、短めに切った綿棒を口にくわえて代用するという奥義その2)といった、偉大な先駆者?たちが編み出す技の数々に仰天させられながらも、楽しく本作をプレイしていました。

また『ラブプラス』はDS本体を縦持ちにして遊ぶという、珍しいタイプのソフトだったのですが、仕事帰りの電車内で本作を取り出した際、同じく向かい側の席でDSを縦持ちしているお兄さんと目が合い、お互いなんとなく会釈してしまったということがあります。縦持ちしてるだけなので、「脳トレ」や「DS文学全集」の可能性だって捨て切れなかったのに。あの時感じた「あっ、あの人も“カレシ”だ」という直感はなんだったのでしょうか。不思議なことも、あるものです。


先日、幕張メッセにて行われていた「東京ゲームショウ 2017」。そのコナミブースに展示されていた『ラブプラス EVERY』にて、数年ぶりに寧々さんと再会しました。DS版の『ラブプラス』に夢中になっていた時期から、早8年。筆者はすっかり年齢を重ねましたが、制服姿の寧々さんは相変わらず、あの頃のまま輝いていました。

【参考記事】
【TGS2017】『ラブプラス EVERY』VR体験レポート―この存在感と破壊力に全国のカレシは耐え切れるか!?
https://www.inside-games.jp/article/2017/09/21/109887.html

『ラブプラス』では、キャラクターとの関係が進んで結婚するということはありません。その代わりどんなに放置しても、別れてゲームオーバーになるということもありません。いつまでも、時が止まった青春時代のまま。だからこそ、いつでも甘酸っぱかったあの頃に帰れる。もちろん、『ラブプラス』でのイベントはゲーム内の出来事だと理解していますが、本作によって一喜一憂した筆者の感情は、紛れもなく現実の思い出そのものです。

ふとした瞬間に、なんとなく振り返りたくなる。『ラブプラス』は筆者にとって、そんな大切な作品なのです。

(C)2009 Konami Digital Entertainment
《ねんね太郎》

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