カナダのインディーデベロッパーCausal Bit Gamesは、横スクロールアクション『Battle Princess Madelyn』を12月6日に発売すると発表しました。併せて発売日告知トレイラーも公開しています。
本作は、1989年にセガのメガドライブ版が発売された『大魔界村』と同年にセガのマスターシステムで発売された『Wonder Boy III: The Dragon's Trap(ワンダー・ボーイIII ザ・ドラゴンズ・トラップ)』(日本未発売)にルーツを持つ作品とされ、「古典的名作と同様のゲームプレイが、即座に古参ゲーマーに全盛期を思い出させる」とされています。プレイヤーは少女の騎士Madelynとなり、幽霊のペット犬であるFritzyを連れ、邪悪な魔法使いの支配から、彼女の家族と王国を救う修行の旅路へと踏み出します。
また、Steamページでは本作の製作が開始される契機となったユニークなエピソードも掲載されています。
本作のディレクターであるChristopher Obritsch氏の娘Madelynちゃんが、『Ghouls ‘n Ghosts(大魔界村)』の世界に入り込んで、"Green Head(1面ボスの緑の顔の「シールダー」のこと)"と戦ってみたいと言い出したとき、Chris氏は「それは他の人が作ったゲームだけど、君の望むものを作ることが出来るよ。」と言いました。娘は「でも女の子は騎士にはなれない。パパ。男の子だけ…」と言ったので氏は言いました。「pshh(そんなわけないよ)だったらアーマーはどんな色がいい?」彼女の返答はピンクでした。これが本作の開発が始まるきっかけとなりました。Madelynちゃんは1面で"Green Head"との戦いを見るのが好きで、父に何度もプレイさせていました。『大魔界村』は発売されて以来、長年に渡り氏の大好きな作品であったので、娘の為にボスの伸びる腕をひねるのは難しいことではありませんでした。
『大魔界村』1面のボス「シールダー」
磨かれたゲームプレイ、息をのむビジュアル、驚きのサウンドトラックと壮大な冒険が待つとされる『Battle Princess Madelyn』は、PCを対象にSteamにて12月6日に発売予定です。海外ではPS4/Xbox One/ニンテンドースイッチでの同日発売を予定。WiiUとVita版は来年になるとのことです。日本語に対応する日本版は3goo販売により、PS4/スイッチを対象にパッケージ版3,200円/ダウンロード版2,200円で12月20日に発売予定です。