気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Tate Multimedia開発、PC向けに11月7日リリースされた2.5Dバイクアクション『Steel Rats』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ディーゼルパンクな世界観の2.5Dバイクアクション。プレイヤーはバイカーギャングの「Steel Rats」として、ロボットの侵略軍である「Junkbots」から、1940年代の異世界アメリカ都市を守ります。それぞれ独自の能力や武器を持つ、4人のユニークなキャラクターを切り替えてのプレイが可能。記事執筆時点では日本語未対応です。
『Steel Rats』は2,050円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Michal Azarewicz氏(以下Azarewicz氏):ポーランドを拠点とするインターナショナルインディーデベロッパー兼パブリッシャーのTate Multimediaで、PRとマーケティングのトップを務めているMichal Azarewiczです。私たちのスタジオはソニー、マイクロソフト、任天堂と親密なパートナーシップを結んでいます。私たちは「アイデアの家」というモデルで毎日活動しており、あらゆるアイデアを受け入れ、開発者たちには新しく、大胆で、時にはリスキーなプロジェクトを探し求めるための自由を与えています。代表作は、3Dアクション『Kao the Kangaroo』、『Urban Trial Freestyle』、そしてスイッチ専用『Urban Trial Playground』です。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Azarewicz氏:本作はおよそ2年前、新しいアイデアを追い求め、開発が始まりました。すでにバイクのゲーム開発経験はありましたので、ただのバイクではなく、何か別のものを付け足す実験を始めたのです。そのうちの一つが、壁を登るというものでした。こうしてWheelsaw(注:ホイール(Wheel)+ノコギリ(saw))が生まれ、本作のゲームプレイのコアとなったのです。
――本作の特徴を教えてください。
Azarewicz氏:本作では、少しのメトロヴァニア、『Trial』、パズル、アーケードコンバット、といった異なるジャンルをミックスさせています。また、本作でキャラクターたちは常にバイクに乗っていますので、他のアーケードゲームとは異なるステージの作り方をしています。本作では壁だけでなく、天井も走れますよ!
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Azarewicz氏:多くのものからインスピレーションを受けています。音楽は「ストレンジャー・シングス」と「ブレードランナー」。ビジュアルは昔のフィルム・ノワール、ディーゼルパンク、スチームパンク、そしてバットマンから影響を受けています(笑)。映画やゲーム、本という特定のものよりも、スタイルやムードというものからインスパイアされています。私たちは様々な異なるものをユニークにブレンドすることに挑戦しました。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Azarewicz氏:本作は日本語ローカライズされ、PS4においてデジタルとパッケージで展開予定です。日本のパブリッシャーである3gooと協力し、日本の皆様にお届けします。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Azarewicz氏:新しく、楽しく、挑戦しがいのあるものをお探しでしたら、『Steel Rats』はあなたにぴったりです!本作を楽しんでいただけると嬉しいです!
――ありがとうございました。
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