また、入門という記事の性格上、対人戦が中心のリアルタイム・ストラテジーゲーム（RTS）は対象から外しました。
Mini Metro
対象機種：PC/Mac/Linux/ニンテンドースイッチ/iOS/Android
地下鉄の線路を引くだけなのに気がつくと病みつきに。
チュートリアル不要で直感的にプレイでき、見た目以上に奥が深い作品。
チュートリアル不要で直感的にプレイでき、見た目以上に奥が深い作品。
Steamのストアページ
『Mini Metro』
プレイヤーの目的は、丸や四角で表される駅の間を線路で結び、これまた小さな丸や四角で表される乗客を、同じ形の駅まで運び続けることです。線路を引くと聞いて、鉄道会社経営ゲームを思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれませんが、会社経営要素などはなく、非常にシンプルなルールとなっています。
最初は駅が数個しかありませんが、しだいにその数は増え、乗客も増加していきます。乗客が駅からあふれた時点でゲームオーバーになりますので、時間とともに追加される路線や列車をやりくりしなくてはいけません。必要に応じて一度引いた線路を引き直して、効率よく乗客をさばくことが重要です。
時間の流れはいつでも停止させることができますので、パニックになった時は落ち着いて戦略を考えましょう。思わぬ解決策がひらめくことがあります。
Plague Inc: Evolved
対象機種：PC/Mac/Linux/iOS/Android/海外PS4/海外Xbox One
（iOS/Android版のタイトルは『Plague Inc. -伝染病株式会社-』）
最後に勝つのは病原体か人類の英知か？ プレイヤーは病原体。目指すは人類滅亡。
一風変わった設定のブラックユーモア溢れる作品。
一風変わった設定のブラックユーモア溢れる作品。
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『Plague Inc: Evolved』
プレイヤーの目的は、病原体を進化させて感染爆発を起こし、人類を滅亡させること。これだけ読むとバイオテロのようですが、このゲームではプレイヤー自身が病原体という設定になっています。
ゲーム開始時に伝染病の名前を決めることができますので、世界中に広めたいものを名前にすると良いでしょう。例えば、私の場合なら「ストラテジーゲーム病」でしょうか。
ゲームの舞台は全世界です。世界地図の各地域ごとに人口や気候、裕福さなどが設定されており、病原体を全世界に広めるためには、様々な環境に適応するよう進化させなければなりません。進化に必要なDNAポイントは、感染を広めたり風船を割ることで獲得できます。
病原体には感染力と致死率があり、この組み合わせを上手くコントロールしないと全人類を滅亡させることはできません。
Armello
対象機種：PC/Mac/Linux/PS4/ニンテンドースイッチ/Xbox One/iOS/Android
美しいダークファンタジー世界で繰り広げられる動物たちの王位争奪戦。
ボードゲーム、カードゲーム、RPGの要素を織り交ぜた作品。
ボードゲーム、カードゲーム、RPGの要素を織り交ぜた作品。
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『Armello』
プレイヤーの目的は、“穢れ”に侵食されたライオンの王に取って代わることです。その方法は4つ存在し、自分の戦略に応じて選択することになります。プレイヤーは、オオカミ、クマ、ウサギ、ネズミといった種族の代表となり、他の種族より先に目的を達成することを目指します。
ゲームはサイコロとカードを用いるボードゲームの要領で進行。途中でRPG風のクエストが発生し、クエストの条件を満たすと報酬が獲得可能です。他のキャラクターに接触すると戦闘になり、サイコロを振って勝敗を決定します。自分の手番には手持ちのカードを捨てることで魔法やアイテムを使用することもできますよ。
各キャラクターに用意された固有のスキルが存在するなど、最初のうちはルール全体を把握するのが難しいかもしれません。そのため、プレイ中に疑問に思ったことはトップメニューのゲームガイドで確認することをお勧めします。
Sid Meier's Civilization V
対象機種：PC/Mac/Linux
文明の導き手となり、古代から近未来まで続く自分だけの歴史を築け！
次の一手が気になってプレイを中断できなくなる伝説的作品。
次の一手が気になってプレイを中断できなくなる伝説的作品。
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『Sid Meier's Civilization V』
ご存知の方がいらっしゃるかもしれませんが、本作はこれまでにご紹介した作品より規模が大きく、プレイにかかる時間も長くなります。その代わり、ついに“世界征服”に挑めます。
プレイヤーの目的は、様々な文明の指導者となり、自分の文明を繁栄させてゲームに勝利するための条件を満たすことです。条件の一つはもちろん、軍事力による世界征服です。他にも、戦争だけに頼らず、科学・外交・文化の分野で一定の条件を満たすことでも勝利できます。
ゲームは各文明が交互に自分の手番を実行することで展開していきますが、ゲームの進行に応じてチュートリアルが表示されますので、段階的にルールを覚えられます。また、シヴィロペディアと呼ばれるゲーム内の百科事典に、ルールから歴史的な背景まであらゆる情報が記載されているため、ちょっとした勉強にもなります。
本作ではこれまでになかった「外交」が重要になります。コンピューター（AI）の操作する指導者と交渉し、同盟を結んだり、取引をすることが、勝利のための鍵になります。もちろん、誰と手を組み、誰と戦うのかも戦略の内です。
※今回は最新作の『VI』ではなく、あえて前作の『V』をご紹介しました。これは最新作がDLCの発売直後でまだ評価が定まっておらず、前作の方がセールなどで安く入手できるためです。
■筆者紹介：FUN
現在、海外の歴史ストラテジーゲーム『Europa Universalis IV』を、日本語で遊べるようにするためのMod制作チームに参加しています。個人としても同ゲームを中心にModを制作し、Steamワークショップを通じて公開しています。
