高難度で死にゲーな和風ダンジョンホラー『影廊』プレイレポート!迫りくる能面から逃げて、ダンジョンを駆け抜けろ【UPDATE】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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高難度で死にゲーな和風ダンジョンホラー『影廊』プレイレポート!迫りくる能面から逃げて、ダンジョンを駆け抜けろ【UPDATE】

徘徊者の追跡を逃れ、アイテムなどを駆使しながらダンジョンのゴール目指して突き進む高難度和風ホラーゲーム『影廊(Kageroh: Shadow Corridor)』のプレイレポートをお届けします。

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高難度で死にゲーな和風ダンジョンホラー『影廊』プレイレポート!迫りくる能面から逃げて、ダンジョンを駆け抜けろ【UPDATE】
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徘徊者の追跡を逃れ、アイテムなどを駆使しながらダンジョンのゴール目指して突き進む高難度和風ホラーゲーム『影廊(Kageroh: Shadow Corridor)』のプレイレポートをお届けします。

本作は城間一樹氏によって、3月8日にSteamで配信されました。元となるのは2017年に「ふりーむ!」で配信されたフリーゲームです。Steam版においてはグラフィックや内容などがパワーアップし、フリー版の10倍以上ものボリュームがあるとのこと。ちなみに本記事執筆時には、本作のフリー版は「ふりーむ!」の週間ランキング1位になっており、その人気の高さが伺えます。

『影廊』のトレイラー

本作においてプレイヤーはダンジョン内を探索し、徘徊者と呼ばれる敵をかわしながらゴールを目指します。プレイヤーは戦う術を一切持っておらず、敵に接触すれば即ゲームオーバー。ちなみに筆者は、プレイ動画も攻略法もまったく見ていない完全初見プレイで挑んでいます。かなり難易度の高いゲームで、「死にゲー」とも言われている本作。しかもフリー版に比べて難易度も上がっているとのことです。果たして筆者が太刀打ちできるのか。さっそくプレイしていきましょう。

懐かしさを感じる黄昏時の路地


ステージ1「路地」


最初は難易度選択からです。「初心者」「挑戦者」が選べます。「???」はおそらくクリア後にアンロックされる難易度かと。ここは初プレイなので「初心者」で。ただ、初心者モードでもかなり難しいらしいのですが……。


最初のステージのタイトルは「路地」。ノスタルジックでなかなかいい雰囲気ですね。以前プレイレポートを書いた台湾産ホラーADV『還願』を思い出しました。本作の主人公がここへ来た理由は、「幼いころの夏の日を思い出し、冒険心にくすぐられた」とのことで、特に何か目的があるわけではないようです(多分)。


一本道なのでとりあえず奥の方へ進んでいきます。しかし本当にいいですね、こういう景色。車やエアコンの室外機がいい味出しています。あと木漏れ日による光の当たり方とかも。それとゲーム画面はデフォルトだと結構暗いので、明るさを最大にしています。


しばらく歩き回り、かがんで抜けられる場所を発見。Ctrlキーで屈んで通り抜けるよう指示が出ますが、Xboxパッドでプレイしているのでどのボタンかわかりません。適当に押してみると、LTでした。ちなみにRBで後ろを見ることができます。できるかぎり後ろは見たくないですね。

だんだんと辺りが暗く……



狭い路地を進むと、どこかの家の庭に出ました。よく見るとアイテムとしてライターを持っていますね。Xボタンで点火することができ、周囲がほんのり明るくなります。家から光が漏れていますが、中に入ることはできないようです。


庭を抜けると、前方に石段が見えました。上がっていくと扉がありましたので、開けて奥へ進みます。Xboxパッドの場合はAボタンでアクションです。


奥の細い路地はかなり暗いので、ライターを点けて先に進みます。そういえば『還願』でもこんな展開がありましたね。真っ暗よりもライターの炎の限られた明るさの方が恐怖感が増します。


ライターでも足りないほど辺りが暗くなってきました。そして「ババーン!」という大きな音とともに、奥の路地でボールが転がるのが見えました。「そろそろ出るか?」とビクビクしながらプレイしているため、かなりじらされている感じです。

闇へと誘われる主人公……


狭い路地を抜ける~トンネルへ


前の路地を横切る猫。追いかけてみると、どこかへ姿を消してしまいました。正面の壁には貼り紙があり、女性の顔写真の上に「探しています」の文字が書かれています。本作のストーリーと関係あるのでしょうか。


爆竹を発見。アイテムのようで、取ることができます。説明には「知能の低い対象を追い払う効果と、知能の高い対象の注意を引く効果がある」と書かれていました。敵を引き付けるのに使えそうです。


どこへ行っていいのかわからず、路地をしばらくさまよっていると、上方にカラスがいるのを発見。口に何か咥えていますね。そういえば鍵の掛かっている扉がありました。おそらくその鍵でしょう。


さっそく先ほどの爆竹を投げてやると、カラスは驚いて鍵を落とし、どこかへと飛んでいってしまいました。この鍵を使って開かなかった扉を開け、先へと進みます。


道なりに進んでいくと、いかにもなトンネルが前方に。しかも勝手に明かりが点き始めました。明らかに怪しいですし怖いのですが、先に進むしかなさそうです。

闇へと誘われる主人公……



長いトンネルを抜けると、そこには鳥居と灯籠がありました。神社でしょうか。とにかく進みましょう。しかしこの主人公、好奇心旺盛過ぎます。


奥へ進むと、やたらと猫の鳴き声が聞こえてきました。そして急にムービーが始まります。セリフや説明など一切ないので、状況がよくわかりません。クリア後に見直したらわかるのかもしれませんね。


ムービー後にしばらく進むと、彼岸花らしき花がたくさん咲いている坂道に出ました。坂の上には大きな建物が。神社か何かでしょうか。近づくと自動的に扉が開きました。明らかに罠っぽいですが、他に行くところもないので突き進みましょう。


薄暗い建物の中を進み、奥の部屋に入りました。鏡のようなものが置かれているので調べてみると、チェックポイントの文字が表れてセーブされたようです。それにしてもここまで敵らしきものは出てきませんでしたね。

ついに能面現る!


徘徊者の登場


チェックポイントのある部屋を出て進むと、鍵の掛かった扉がありました。他に行けるところがないので、鍵を探さなくてはなりません。


扉の左手にある部屋の突き当りに、2つの鍵を発見。右側の方を取ろうとしたら、手を滑らせて落としてしまいました。しかも床は穴の開いた格子床。もはや回収不能です。もう一つの方の鍵は落とさずに取れました。


先ほどの鍵が掛かった扉を開け、通路を進んでいきます。するとちょっとしたムービーとともに、「シャン、シャン」と鈴の音が聞こえてきました。敵の出現でしょうか……?


画面に表れた「Shiftキーで走る」の文字。しかし筆者はXboxパッドでプレイしているため、どれが走るボタンかわかりません。あせっていろいろボタンを押しまくってます。というか、そもそもどっちに向かって走ればいいのかもわかりません。


走る方法がわからないので、とにかく前進します。するとBGMが怖い具合に盛り上がってきて、奥から何かが走ってきました!能面を被った人物です!


そして次の瞬間、「暗闇に息絶えた……」の文字と共にゲームオーバー。敵に触れただけで一発アウトのようですね。チェックポイントから再開しましょう。

死にゲーの始まり



鏡のあった部屋からの再スタート。先ほどの扉の鍵も取り直しなのでちょっと面倒くさいです。ちなみに鍵のある部屋の前の机、よく見ると能面が置いてますね。怖っ!


鍵の掛かった扉を開けて、リベンジマッチです。今度はあらかじめ「走る」ボタンを調べておきました(LBでした)。「シャン、シャン」と徘徊者出現の鈴の音が鳴ったので、前方に向かって全力ダッシュします。走るとスタミナが減っていくので、適宜休憩を挟む必要がありますね。


道が左右に分かれているので、左に向かいました。が、行き止まりです。BGMが怖い感じになってきましたので、急いで振り向いて右に向かおうとしたところ……。


すぐ背後に能面の徘徊者が!素でビビりました。この後、即座にゲームオーバー。先ほどの能面アップの画面をまた拝むことになります。チェックポイントからやり直しですね。


また鍵を取るところからです。扉を開け、徘徊者に再々挑戦。先ほどは前方の通路を左に曲がったので、今度は右に曲がりました……が、いきなりぶつかって死亡。またもやゲームオーバーです。つまり徘徊者は前方右側の通路から現れていたということですね。


4度目の挑戦。徘徊者は通路前方から現れますし、右に曲がろうが左に曲がろうが捕まりますので、今回は素直に後ろへ逃げることにしました。すると通路が変化し、曲がりくねった長い廊下を進んでいくことになります。おっ、これは当たりのようですね。


しかしスタミナが切れるのが思ったよりも速く、しかも道が入り組んでいて行き止まりに突き当ってしまいました。そして背後から襲い来る徘徊者。またまたゲームオーバーです。うーん、思ったより難しい。どうしたものか……。

トライ・アンド・エラーを繰り返す



その後も休憩を挟みながら徘徊者とのチェイスを繰り広げるも、なかなか逃げ切れずにゲームオーバーを繰り返します。マップの行き止まりに引っかかってしまうことが多いので、道順をメモしておくことにしました。しかしそれでも徘徊者には追い付かれてしまいます。まだ何かが足りない……。


爆竹を持っていたことを急に思い出し、徘徊者が出てくる前に投げつけてから全力で逃げます。どうなったかを確認する余裕はありませんが、「知能の高い対象の注意を引く効果がある」ということなので、しばらく引き付けてくれるではないかと(希望)。


逃げて逃げて逃げまくり、一番奥の扉までたどり着きました。が、「鍵が掛かっている」とのこと。マジか!ここまで来たのに!鍵なんか途中でなかったと思うのですが……。しかも徘徊者の近づいてくる音もします。終わったか?


……と思ったら、黒猫が天井辺りから颯爽と登場!とくに知り合いでも何でもありませんが、なぜか鍵を咥えてきてくれています。おそらく2本あった鍵の、床に落とした方かと。この猫、神か。


しかしもう時間的余裕はないようで、徘徊者がどんどん迫ってきています。黒猫の落とした鍵を急いで拾って扉を開け、室内にあった鏡を調べると……念願のステージクリア!何度も死んではトライしての繰り返しだったので、やけに達成感があります。しかし次のステージから本格的に難しくなるので、気を引きしめていきましょう。

噂通りの高難度死にゲー


最初のステージからとにかく死にまくった本作。プレイ開始時はホラー系のアドベンチャーゲームを想像していたのですが、思った以上にアクション性が高く、「高難度の鬼ごっこゲーム」といった感じでした。和風ホラーゲームとしてだけでなく、アクションゲームとしても完成度の高い作品です。ただその分、アクションゲームに対するプレイヤースキルも要求されることになります。

難易度が一気に上がる次のステージ。状況判断と操作能力が求められます

それとステージ2からはアイテムの種類も一気に増え、敵の数も増え、マップも複雑になり、難易度も一気に上がります。操作ミスが許されない箇所もあるため、気合いを入れてやらないと一生クリアできないんじゃないかというレベルで難しいです。その分、クリアした時の達成感はかなりのものなので、死んではリトライを繰り返し、何度もゲームオーバー画面の能面を拝みながら、頑張ってステージクリアを目指しましょう。

製品情報




※ UPDATE(2019/3/24 17:00):記事タイトル、動画タイトル、本文を一部修正しました。コメント欄でのご指摘、ありがとうございました。
《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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