気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Max Nielsen氏開発、PC向けに10月2日リリースされた癒しパズルアドベンチャー『The Long Return』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、母親を亡くした子猫が主人公のパズルアドベンチャ~。パズルを解きながら、シンプルで美しく描かれる世界を旅し、母親と一緒に過ごした記憶を辿っていきます。壮大な音楽も特徴。日本語にも対応済みです。
『The Long Return』は1,010円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Max Nielsen氏(以下Nielsen氏)Max Nielsenです。29歳で、フィアンセと一緒にスウェーデンに住んでいます。ゲーム開発とは別にフルタイムの仕事があり、本作は趣味のプロジェクトとして開発しました。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Nielsen氏本作の開発はおよそ2年前、私がMicrosoftをやめたときに開始しました。ゲーム開発スタジオに転職したいと思っていたので、しっかりとしたデモ作品を作らなくてはいけなかったのです。しかしその作業中、とてもいい仕事のオファーが来まして、これが余暇を使ってゲーム作りを続けられる環境だったため受けることとし、デモとして開発していた本作の開発を続けることとなったのです。
――本作の特徴を教えてください。
Nielsen氏本作はそれほど多くの人にプレイしてもらえる作品ではないと思っています。本作はカジュアルなパズルゲームで、その雰囲気、リラックス感、音楽に比重を置いています。本作に使われている音楽(Dale North作曲)のおかげで本作のクオリティが上がり、プレイヤーの皆さんには楽しんでいただけているようです。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Nielsen氏私が子供の頃に遊んだゲームから影響を受けていますし、最近のものですと『The Witness』のようなパズルゲームの影響もあります。しかし主には私が思いついたことを取り入れていますので、きっと無意識に影響を受けたようなものもあるでしょう。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Nielsen氏本作をプレイしてみた方には、本作を楽しんでいただけると本当に嬉しいです。そして、将来私がリリースする他のゲームにも是非目を向けていただけると嬉しいです!あと、もし何かあれば、遠慮せずにいつでもご連絡ください!
――ありがとうございました。
◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に200を超える他のインタビュー記事も合わせてお楽しみください。
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