気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Liquid BitとBumbleBear Games開発、PC/Mac/海外スイッチ向けに10月11日リリースされた8人対戦アクション『Killer Queen Black』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、北米で人気のアーケードゲーム『Killer Queen』のコンシューマー版で、4対4で対戦するチームベースの対戦アクションです。チームは「Queen」1体と「Worker」3体で構成され、自陣へとベリーを集める「Economic victory」、相手チームの「Queen」を3回倒す「Military victory」、マップ中央にいる動きの遅い「Snail」に乗って自陣へ連れ帰る「Snail victory」のいずれかを達成することを目指します。「Worker」はベリーをゲートへと持っていくことで強力に武装した「Soldier」になることもできるため、状況に応じた判断が重要です。対戦マップは6種類が存在し、ローカルおよびオンラインでのマルチプレイに対応しています。記事執筆時点では日本語未対応。
『Killer Queen Black』は2,050円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Matt Tesch氏(以下Tesch氏)Liquid Bitの共同設立者でありCEOのMatt Teschです。Liquid Bitはイリノイ州シカゴを拠点とするインディーゲームスタジオで、本作の開発を担当しました。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Tesch氏2017年、私たちはBumbleBear Gamesのマルチプレイヤーアーケードゲーム『Killer Queen』の家庭用版を開発できないか、BumbleBear Gamesと協議を始めました。私たちはオリジナル版をリスペクトし、おなじみのキャラクターたちとゲームプレイを搭載することはもちろん、新たなモード、武器、攻撃タイプといった新コンテンツも入れたいと考えていました。2018年11月頃、実際にプレイできるバージョンを完成させ、E3 2019で本作を初めて披露することができました。それからはニンテンドースイッチ版のリリースに向けて作業を進めましたが、他プラットフォームでのリリースに向け、ベータテスターの方たちから様々なアドバイスもいただいています。
――本作の特徴を教えてください。
Tesch氏いつでも3つの方法で勝利することができる、というのが特徴でしょう!プレイヤーが勝利条件達成を目指し、そして他のプレイヤーたちの邪魔をしたりしながら、行ったり来たりするというこのシステムが面白いのではないでしょうか。様々なキャラクターや役割は、最高のチームを作るのに必要不可欠です。本作はまた、試合を見る人すべてが盛り上がれるゲームになっているので、プレイする人はもちろん、見るだけの人でもしっかり楽しめますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Tesch氏本作のバックストーリーとコンセプトはゲームではなく、外での遊びから始まりました。BumbleBearはアーケード版を作る以前、「Killer Queen」を外で体を使って遊ぶものとして生み出したのです。今でもコートで、ボールをベリーとしたり、柔らかい剣を使ったりして遊んでいる人たちがいますよ!
――本作の日本語対応予定はありますか?
Tesch氏あります。日本のプレイヤーの皆さんにとって最高の経験になるよう、翻訳パートナーと一緒に作業を行なっています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Tesch氏今後数カ月以内に日本の皆さんに本作をお届けできるということで、とてもワクワクしています。PCと家庭用ゲーム機において素晴らしく、戦略的で、アクション要素満載のマルチプレイヤー体験を味わえるように全力で作業を進めています。
――ありがとうございました。
◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に200を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
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