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デッキ構築が楽しいSRPG『Grand Guilds』―王国の危機を救う王道物語【爆速プレイレポ】【UPDATE】

発売48時間以内のプレイでお届けする爆速プレイレポ。今回はカードゲームとシミュレーションRPGの融合した『Grand Guilds』です。

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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。


今回は2020年3月27日にDrix StudiosよりPC向けにリリースされた『Grand Guilds』について生の内容をお届けしたいと思います。



『Grand Guilds』とは


本作は、フィリピンの拠点を置く「Drix Studios」が製作する、シミュレーションRPGとカードゲームが融合したシステムの作品。戦闘をターンベースのストラテジーで行い、キャラクターの使用スキルや能力をカードのデッキ構築で自由自在にカスタマイズできるのが大きな特色です。


同作は2018年に一度Kickstarterキャンペーンを失敗しましたが、その後、ユーザーのリクエストを受けて2019年4月に行った2度目のチャレンジのではわずか3日で目標額に到達、PCとニンテンドースイッチでの発売が決定しています。また、PS4/Xbox Oneでの発売も視野に入れているようです。

『Grand Guilds』の実内容に迫る!


舞台となるのは古い時代に戦争で大きく荒廃した大陸「イリン」。各地に存在する「ギルド」の力を得て戦争に勝利したトリトン帝国は、「ギルド」へ土地と権力を与えることで長らく平和と繁栄の時代を迎えることに成功していました。しかし、ある日闇の勢力が現れ……と言った内容が冒頭で語られます。



ゲームを開始すると、襲撃にあった城で主人公「エリザ」が、公爵夫人を守るために戦闘するチュートリアルからスタート。ここで移動、スキルの使用などの基本を学び、不審者を倒したものの新手によって婦人は殺害されてしまいます。時は流れ、「Lux Deus」と呼ばれるギルド最強の使い手と呼ばれる彼女が町でチンピラを蹴散らすシーンから本格的にストーリーが進んでいきます。

わかりやすいチンピラだな君。

なんか偉そうだな君。

アニメ調のイラストで描かれるわかりやすい王道ストーリー


本作は、大陸「イリン」に起こっている陰謀を防ぐべく、主人公の所属するギルドが各地を旅するという非常にわかりやすい内容になっています。メインクエストも目的地へ行って戦闘が起こり、次のストーリーへ進むようなシンプルなシステムです。ストーリーも「敵の正体をつかむため〇〇に行ってきて」「敵の正体を見つけるためには〇〇が必要だから取ってきてくれ」くらいの内容で世界を巡ることが基本となります。筆者がプレイしている間には物語の選択肢などのシーンがありませんでした。



「これ取ってきて」という実にわかりやすい展開

ストーリーは主人公の堅物女戦士「エリザ」や少しノリが軽めの槍使いの少女「レイ」、ギルドの持つ飛行船の船長「ナビ」などの個性豊かなキャラクターの会話形式で進み、とても軽快にストーリーが進行。堅物エリザがとりあえず進み、レイや他の新キャラが驚き、魔法使い「カドムス」がまとめる、と言った一種の様式美が見られるのも魅力です。個人的にはギルドマスターの「リリア」に制作側の趣味が詰まっている感じがして非常に好印象でした。

主人公「エリザ」
立ち絵のあるゲームは素敵だ。


マスターリリアのデザインは製作の愛が伝わってくるようだ。

キャラの個性を活かした戦略性の高い戦闘システム!


戦闘はパーティーから3人を選び出撃する形になります。戦闘はターン制のストラテジーで、『ファイアーエムブレム』のようにこちらの全員が行動終了したら敵のターンとなる交代制システム。出撃したユニットにはそれぞれアクションポイントが割り振られており、それを使い切るまで様々な行動を取ることが可能。例えば移動には1ポイント、通常攻撃には2ポイントなどを使用するほか、本作最大の特徴であるカードによるスキルには1から5ポイントまで効果や威力に応じたコストが設定されています。

最初に配られるカードは交換可能。

また、本作の重要なポイントにHPの代わりにダメージを受けてくれる「アーマー」があり、これは物理攻撃と魔法攻撃用の2つが存在。基本的に敵の数が多いゲームなので、体力回復だけでは耐えきることは不可能です。アーマー付与や敵を引きつける「挑発」などのスキルを使用していかに敵の攻撃を分散するかが重要になります。「挑発」された相手はターゲットに向かって移動するので、その道を塞ぐ事で敵が何もせずに行動終了させることも可能です。

使用できるスキルカードはランダムに手札に入り、初期状態では1ターンに一度だけ交換可能。スキルの中には「ダメージ&手札配布」などの効果を持つものもあり、これを意識的に使用しないとすぐにカードが切れてほぼ通常攻撃しかできないユニットになってしまうこともあります。幸い初期段階から「カドムス」が「味方の体力回復&自分と回復した相手にカード配布」という強力なカードを使えるため、上手に利用するのがおすすめです。

これがあるだけでも序盤はレギュラーから外せない

本作は命中率などの概念がないため、ほとんど奇跡は起こりません。「スタン」や「移動不可」の行動阻害デバフや、「出血」「毒」などの継続ダメージを上手く利用して確実に動ける敵の数を減らすのが大切です。


移動力の高いキャラは敵の攻撃を受けない位置へ移動しましょう。

最強の個性を見つけ出せ!デッキ構築システム


序章を終わらせ、自由にクエストを選択できるようになることで、ギルドメンバーの持っているスキルカードを自由に構築できるようになります。初期状態で持っているカードと、クエストクリアで手に入るポイントを消費してアンロックする追加カードがあり、効果も攻撃や回復などさまざま。主人公のエリザは「アーマーアップ」「挑発」「敵を引っ張る」などのタンク役に適したスキルが多いですが、もちろん攻撃スキルに割り振ってダメージ役にすることも可能です。



ただ、先述の通り使用したカードを補充するためには専用のスキルも必要になるため、単純に強いスキルを積めば良いというわけでもないので要注意です。コストとカード補充のバランスを考えつつ、無駄のないデッキを構築するかを考えるのは、本作の非常に楽しい部分です。

強力だけどカードを一枚失う攻撃

また、使用スキル以外にもコスト制のパッシブスキルもあり、「最初の攻撃時にのみコスト0のアーマーカード獲得」や「毒のダメージを増加」のような特別な効果を装備可能。いずれも強力な効果を持つカードなので、ステージで困る部分があったらパッシブ能力を変えるだけで劇的に難易度が変わることもあります。序盤はコスト上限も低いため、単純なステータスアップがおすすめです。

回復増強にするかアーマー付与にして前に出る僧侶にするか。
悩ましい。

ただ、使用スキルもパッシブスキルもカード解放のためのコストが高く、サイドクエストをやっていてもかなり制限がかかるため、「足りない部分を補う」か「強力な部分を伸ばすか」でもかなり頭を悩ませると思います。デッキ構築が機能するかを試すテスト戦闘のようなものがほとんど無いのが少し残念な部分です。


ここまで紹介してきた『Grand Guilds』ですが、アニメ調のキャラクターが織りなす王道なストーリー展開と、自由なスキルの戦闘システムが非常に楽しいゲームになっています。キャラクターたちの掛け合いは魅力的で、日本のRPGやシミュレーションゲームを強く意識していると思われる馴染み方を感じます。

ただ、ゲームとしての完成度は高いと微妙に言い切れず、敵がおかしな挙動をするシーンがあったり、特定の敵が妙に強くてあっという間に仲間がやられたり(こちらはパッチで一部修正されています)、せっかくのシステムを活かしきれてない部分があります。ただ、発売すぐに大きな修正パッチを入れるなどフィードバックへの対応は早いため、今後の更新にも期待できそうです。

こういう待機画面でキャラウインドウを消せない。
こういう部分が本当に惜しい。

スキルやパッシブのカード種類が豊富で、デッキ構築だけでも十分楽しめる本作。日本語対応がないのが残念な部分ではありますが、基本的にストーリー展開はわかりやすいので遊びやすさは抜群です。自分だけの個性を作り出せるスキルを組み合わせ、じっくりと腰を据えて世界を旅するシミュレーションRPGを楽しみたい方にはおすすめしたい作品です。

こういうキャラ選択画面がとてもセンスを感じるのです。


タイトル:Grand Guilds
対応機種:PC(Steam
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年3月27日
記事執筆時の著者プレイ時間:5時間
価格:2,050円


《Mr.Katoh》

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