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SFADV『In Other Waters』「日本のデザインへの愛に気づいていただけると嬉しいです」【注目インディーミニ問答】

日本のアニメの影響もあるという、インターフェースにこだわった作品。年内には日本語対応予定!

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SFADV『In Other Waters』「日本のデザインへの愛に気づいていただけると嬉しいです」【注目インディーミニ問答】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Jump Over The Age開発、PC/Mac/海外スイッチ向けに4月3日リリースされたSFアドベンチャー『In Other Waters』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作でプレイヤーは案内役のAIとなり、惑星グリーゼ677Ccで行方不明のパートナーを探す生物学者を手助けします。各ロケーションを自由に移動して新たなエリアを発見し、観察やスキャン、サンプルの採取や地球外生命体との接触を経て新たな種を見つけて記録。研究所で調べて惑星の秘密を解き明かします。記事執筆時点では日本語未対応。

『In Other Waters』は、1,520円で配信中





――まずは自己紹介をお願いします。

Gareth Damian Martin氏(以下Gareth)本作を一人で開発したGareth Damian Martinです。ゲームに関する執筆活動を10年ほどしてきており、ライター兼グラフィックデザイナーとして何年も働いてきましたが、本作が私のデビュー作になります。本作ははるか未来が舞台ですが、私自身の海への接し方や人類による環境への向き合い方がテーマとなっています。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Gareth本作のアイデアは、私がギリシャのトロネオス湾近くで夏休みを過ごしていたときに思いつきました。毎日海で泳いでいたのですが、海の中ではサルパやオニカマスといった、数多くの奇妙で独特な生物と出会うことができたのです。これらの経験や、私が当時読んでいたJ.G.バラードの「The Drowned World」やジェフ・ヴァンダミアの「Annihilation」といったSF小説からの影響を受け、生物学者の潜水服の中でAIとしてプレイするという本作のアイデアが生まれました。それからプロトタイプを作り、2018年にはKickstarterを開始したところ、目標金額の125%を達成することができたのです!その年の下旬にパブリッシャーのFellow Traveledと契約すると、それから2年かけ、舞台となるグリーゼ677Ccを作り上げていきました。


――本作の特徴を教えてください。

Gareth本作は、潜水服の中のAIの視点でプレイするというかなり特徴的なゲームです。そのため、プレイヤーは何も見ることができません。プレイヤーはシグナルやスキャナーを駆使したり、潜水服を着る生物学者の説明を参考にしたりし、周りの世界を把握するのです。また、本作は非暴力的なゲームです。プレイヤーの目的は宇宙人の星を侵略したりするのではなく、学び、理解することです。これらの要素から、本作は他のゲームとかなり異なるのではないかと思っています!

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Gareth本作を作るにあたり、幅広いものからインスピレーションを受けました。まず本作を形作るための最初のコンセプトの一つが、「賞金稼ぎでなく科学者が主人公だったら、『メトロイドプライム』(私の大好きなゲーム)はどうなるだろう?」ということでした。また、『CAPSULE』や『Duskers』といったインディーゲームからの影響も受けています。

他に影響を受けたものはちょっと驚くかもしれませんが、『バイオハザード』のアイテム管理や安全地帯(セーフルーム)だったり、『Destiny 2』のマップからも影響を受けていたりします。本作はこれらのゲームとかなり異なりますが…。SF小説からも大きな影響を受けており、「ソラリス」や「Semiosis」といった科学者が宇宙人の惑星を舞台に、謎を解いたり奇妙な生物と遭遇するというものから影響を受けました。

――本作の日本語対応予定はありますか?

Gareth現在、日本語ローカライズ作業を進めています。年内を目処に、ニンテンドーeショップとSteamでの日本語対応を実現したいと思っています!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Gareth本作のビジュアルに影響を与えたものの一つが、日本のインターフェースデザインでした。特に「新世紀エヴァンゲリオン」や「機動戦士ガンダム」のような昔のアニメに見られる、カラフルで大胆なインターフェースです。私はこれらの見た目が大好きなので、力強いデザインでありながら、古臭さを感じないように本作のインターフェースを作り上げました。

また、私は日本の工業デザインからも影響を受けており、本作の開発中「ナショナル パナソニック クーガ 7 ラジオ」のクラシックなデザインに恋に落ちてしまいました。日本のプレイヤーの皆さんが本作をプレイし、私の日本のデザインへの愛に気づいていただけると嬉しいです。そして、機械の中に囚われたAIの気持ちにも気づいていただけると幸いです!

――ありがとうございました。



◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に250を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
《Chandler》

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