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原点にして至高!『Halo 2: Anniversary』PC版が13年ぶりに登場!【爆速プレイレポ】

発売48時間以内のプレイでお届けする爆速プレイレポ。今回はPC(Steam)版『Halo 2: Anniversary』をお届けします。

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原点にして至高!『Halo 2: Anniversary』PC版が13年ぶりに登場!【爆速プレイレポ】
  • 原点にして至高!『Halo 2: Anniversary』PC版が13年ぶりに登場!【爆速プレイレポ】
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  • 原点にして至高!『Halo 2: Anniversary』PC版が13年ぶりに登場!【爆速プレイレポ】
  • オリジナル版のグラフィック。決して見劣りしないと思うが~
  • リマスター版。オブジェクトに対して根本的な演出が行われている
  • 原点にして至高!『Halo 2: Anniversary』PC版が13年ぶりに登場!【爆速プレイレポ】
  • ランチャー右端、DLCの管理を選択
  • 「MCC-H2:Extended Language Pack」 にチェックをいれてOK
最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2020年5月12日に343 IndustriesよりPC(Steam)向けにリリースされた『Halo 2: Anniversary』について生の内容をお届けしたいと思います。



『Halo 2: Anniversary』とは



3D空間を移動する一人称視点でのSTG=いわゆるFPSはかつてPCの独壇場と言われていました。その理由の一つが、照準サイトの操作がマウスで出来るという点です。それに対抗すべく、コンソール向けのFPSのフラッグシップとなるべく作られたのが、Xboxを代表するオリジナル作品『Halo』シリーズでした。コントローラでの操作を前提とした手軽なゲーム調整は、ゲーマーに受け入れられ世界的なヒットを記録。特に二作目となる『Halo2』はゲームシステム的に近代FPS作品の礎となった……と明言しても問題無いレベルの名作としてその名を馳せています。

今回のPC版『Halo 2: Anniversary』はそんな『Halo』シリーズの過去作リマスターをセットにした『Halo: The Master Chief Collection』の一部として登場しました。なお、『Halo 2: Anniversary』のリマスター元にあたるPC版『Halo 2』は2007年にWindows Vista専用として発売されたので、約13年ぶりの移植……ということになります。

本作のポイント



『Halo 2: Anniversary』は幕間に入るムービーは日本語吹き替え、日本語字幕。4K/ 60fps対応のグラフィック強化以外での変更点はおおむね、2014年発売のXbox One版に準拠。グラフィックをリマスターとオリジナルの間で切り替え可能で、その技術の進化を手軽に確認することが可能となっています。

オリジナル版のグラフィック。決して見劣りしないと思うが~

リマスター版。オブジェクトに対して根本的な演出の改善が行われている

なぜか懐かしい感覚



ゲームをスタートして最初に感じたのは、何も考えずにプレイが可能であるということ。コントローラFPSの先駆者ということで今回、筆者はゲームパッドを接続してプレイしてみましたが、当時のコンソール版となんら変わらない感覚でプレイ可能でした。

さらに、オブジェクティブに従って進行していくゲームシステムはシンプルにしてスマート。今日のFPSに慣れた眼でプレイすると、ゲーム内容自体は必要最小限がキチンと詰め込まれているという感じなのですが、全てはここから始まった……と思うと驚異的でもあります。この後に発売されたFPS系作品の多くが、この作品のシステムをリスペクトして、さらに多方からの影響を受け作り上げられていった……というのは過言ではないでしょう。

味方の落とした武器を拾って使う。敵の落とした武器も拾って使う。弾薬も手に入りますが、無駄撃ちが多くなると弾数の確保は非常に難しいバランスになっています。いかにして武器を持ち替えて、やりくりしていくか。このゲーム性の秀逸さは今プレイしてもストレートに伝わってくるかと思われます。

しかしながら。実は本作、Steam版のゲームプレイ中の音声等は、ただインストールしただけでは全て英語音声のみ。実際には日本語音声も用意されており、Steamクライアントの『Halo: The Master Chief Collection』のライブラリ表示から「DLCの管理」を選び、管理画面で、「MCC-H2:Extended Language Pack」 にチェックを入れ、OKします。これで追加のコンテンツダウンロードが始まりますので、その後にゲームを起ち上げ、コンフィグ画面で日本語を選択すると、全ての音声が日本語となります。

ランチャー右端、DLCの管理を選択


「MCC-H2:Extended Language Pack」 にチェックをいれてOK

いずれにせよ、本作『Halo 2』は歴史に名を残す、それこそ、教科書に掲載されるレベルの大作、分岐点を生み出した名作なのは確かです。今回のリマスター版の美しく精緻な映像のプレイを通じて、壮大なSFオペラを楽しむのもありでしょう。とはいえ、『3』までの内容は簡単に言えば、「宇宙人が攻めて来た!頑張ろう!」なんですが。ただただ、敵を倒せば話が進むんですが。それでもキチンとメリハリをもって物語が語られるのはモチベーションを上げるのに重要な要素です。

美しいリマスターグラフィックを堪能するも良し、オリジナルのグラフィックで当時を懐かしむも良し。当然ですが、ミッション毎のマルチプレイも可能です。こうなってくると、この後予定されている、PC初移植の『Halo 3』にも期待が高まります。FPSの歴史を追いかけたいと思うのであれば、ソフト単体ではなく『Halo: The Master Chief Collection』(4,212円)の購入をお勧めします。

タイトル:『Halo 2: Anniversary』
対応機種:PC(Steam
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年5月12日
記事執筆時の著者プレイ時間:5時間
価格:1,150円


《高橋 良明》
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