『スカルガールズ』のLab Zero Games、スタッフほぼ全員がレイオフ―パワハラ・セクハラ等渦中のCEO判断 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『スカルガールズ』のLab Zero Games、スタッフほぼ全員がレイオフ―パワハラ・セクハラ等渦中のCEO判断

「スタジオの経済事情が悪化し、給与の支払い義務を満たせなくなったためレイオフを実施しました」

ニュース ゲーム業界
『スカルガールズ』のLab Zero Games、スタッフほぼ全員がレイオフ―パワハラ・セクハラ等渦中のCEO判断
  • 『スカルガールズ』のLab Zero Games、スタッフほぼ全員がレイオフ―パワハラ・セクハラ等渦中のCEO判断

2D格闘『スカルガールズ』シリーズやARPG『インディヴィジブル』で知られるデベロッパーLab Zero GamesのCEO「Mike Z」ことMike Zaimont氏が、残りのスタッフをほとんど全員をレイオフ(一時解雇)したことが明らかになりました。同スタジオでシニアアニメーターを務め、8月末に自主退職したJonathan Kim氏(@personasama)が伝えています。


これは、同じく8月に自主退職していたMariel Cartwright氏(@kinucakes)のツイートに補足する形で明かされたもの。Cartwright氏は自身のイラスト本販売で得た利益を、仕事を失ったLab Zero Gamesの同僚たちのために使うと表明していました。

Zaimont氏の度重なる不祥事を受け、8月末に複数スタッフが自主的に同時退職していたLab Zero Games。Zaimont氏は「スタジオを去る」と従業員に約束していたにもかかわらずそれを反故にしたほか、スタジオ従業員に対して繰り返しパワハラ・セクハラ行為を行っていたこと、スタジオを去るにあたって非現実的な条件を提示していたこと、スタジオの全権を掌握するために役員メンバーを解任していたことなどが元スタッフの口から語られていました。

海外メディアKotakuによれば、現在Lab Zero GamesにはZaimont氏を含む11人の従業員が残っているものの、評判の低下と主力スタッフの離脱により「もうこのスタジオは終わった」という雰囲気が蔓延しているとのこと。

Zaimont氏は本件について「スタジオの経済事情が悪化し、給与の支払い義務を満たせなくなったためレイオフを実施しました」「簡単な決断ではありませんでした。経済状況が悪化している中で職を見つけるのが大変なことだと自分自身理解してはいますが、そうはいってもLab Zero Gamesは現在キャッシュよりも負債が上回っている状況です。自分は、勤勉な同僚・パートナーに給料を支払わずに働かせることはありません。現在あらゆる資金収集の手段を模索して、彼らを再び迎え入れようと努力している最中です」とKotakuに語っています。
《S. Eto》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 【PC版無料配布開始】鋼鉄拳ウサギのメトロイドヴァニア『フィスト 紅蓮城の闇』本編&『Olympics Go! Paris 2024』インゲームアイテム―夏のセール中のEpic Gamesストアにて

    【PC版無料配布開始】鋼鉄拳ウサギのメトロイドヴァニア『フィスト 紅蓮城の闇』本編&『Olympics Go! Paris 2024』インゲームアイテム―夏のセール中のEpic Gamesストアにて

  2. Humble Gamesの事業再編を受けて農場SLG『Coral Island』開発元がコンソール対応についてアナウンス―アップデートやスイッチ版リリースが不透明な状態に

    Humble Gamesの事業再編を受けて農場SLG『Coral Island』開発元がコンソール対応についてアナウンス―アップデートやスイッチ版リリースが不透明な状態に

  3. 『桃鉄』最新作が安い!『マリオ』『ポケモン』などもお手頃価格─『バルダーズ・ゲート3』2,728円など、ゲオ店舗のセールを現地調査

    『桃鉄』最新作が安い!『マリオ』『ポケモン』などもお手頃価格─『バルダーズ・ゲート3』2,728円など、ゲオ店舗のセールを現地調査

  4. もう「Prologue」は時代遅れ?Steam、ユーザーも開発者もみんなニッコリの無料体験版の仕様変更実施へ―体験版専用ストアページやユーザーレビューに対応

  5. Netflix映画版『バイオショック』製作は予算や規模の縮小ありつつも進行中―プロデューサーのロイ・リー氏が言及

  6. 『アーマード・コア6』発売から1年経たずに世界累計出荷本数300万本を突破!フロム作品の好調セールスが続く

  7. 2016年に発表され、その後開発中止や再始動など紆余曲折があった『Year of the Ladybug』現行プロジェクト版の1stティザー映像公開!2024年秋に何かが起こる?

  8. 『モンハンワイルズ』現状ではスイッチ版はない―『モンハン』世界を最大限描くことを目指すため

  9. 韓国ゲーム企業では歴代最高額を調達!『Stellar Blade』『メガニケ』のSHIFT UPが韓国株式市場に上場―収益はポートフォリオの多様化へ利用予定

  10. 『CoD:MW3』AI生成のスキンアイテム販売―AI台頭によるアーティスト解雇への懸念も

アクセスランキングをもっと見る

page top