もうやめてくれ……狂気の錬金術シム『マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-』は娘のために手段を選ばない男の物語だった【Steam版も日本語対応開始】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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もうやめてくれ……狂気の錬金術シム『マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-』は娘のために手段を選ばない男の物語だった【Steam版も日本語対応開始】

今回の爆速プレイレポでは、狂気の錬金術シム『マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-』をご紹介。主人公がホムンクルスを使って愛娘の復活を目論みますが、その過程がプレイヤーの精神を蝕みます。

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もうやめてくれ……狂気の錬金術シム『マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-』は娘のために手段を選ばない男の物語だった【Steam版も日本語対応開始】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回はGame Changer Studioが開発を、Worker Bee Inc.がパブリッシャーを担当し、2021年2月25日にニンテンドーeショップにてニンテンドースイッチ向けでリリースされた狂気の錬金術シム『マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-』について生の内容をお届けしたいと思い……いやー……きつい……きっつい。

というのも本作は、プレイ中に「あぁ……」とか「どうしてこんなことに……」とか「もう少しこうなんというか手心というか……」とかそんな言葉が漏れ出てくるからです。何が、どうきついのかについては、実際にここから紹介していきたいのですが……とりあえずゲーム起動後に表示される注意書きの画像を以下に載せます。


人によっては、残虐でグロテスクかつ罪悪感がきつい展開かもしれません。これを確認した上で、少しでも危険を感じた方は、この時点でブラウザバックをお勧めいたします。基本ハッピーな調子で生きてる筆者でさえ、プレイを続けるうちに精神がゴリゴリ削れて、その日の晩はキュウリ一本を部屋の隅でもそもそするくらいの食欲しか残りませんでした。おそるおそるやってまいりましょう。

『マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-』とは?


本作は、とある記憶喪失の男ファウストが、死んだ娘を蘇らせるために、禁忌とされる錬金術を用いてホムンクルスを作り出し……そして殺し……そこから生じたエネルギーを娘の魂に注入していきます。もうこの説明の時点で辛いのですが、プレイしていると本当に心がぎゅぅっ……と締め付けられる思いでした。

本編開始

本作はもともとPC(Windows/Mac/Linux)向けとして2018年に配信されており、その際は日本語非対応でしたが、今回ニンテンドースイッチでリリースされるにあたり完全対応。おかげでかなり細かい部分の描写まで楽しめるようになりました。


ともあれ本編開始です。主人公ファウストが目を覚ますと記憶を失っており、見覚えのない家にいました。


操作はポイント&クリック型と言えばよいでしょうか、画面内の特定部分をクリックすることで、次の行動を選択できます。基本はスティックでカーソル移動をしますが、項目選択の際にはボタン操作ができます。

そしてニンテンドースイッチ版ではタッチ操作にも対応。スティックを倒してカーソルや項目をあわせていくよりも素早く、直感的に操作できるため大変快適でした。ただそれは携帯モードのみで、またその際は画面の文字がやや小さい表示であることが難点ですが……。ともあれ、今はこのベッドにいるフードの人物にカーソルをあわせて話しかけてみます。


その人物はピクリとも動かず、まるで魂が抜けたような娘でした。これに対して、しかし、ファウストは彼女が自分の娘であるということを思い出します。


そしてベッド脇にはこれまた妖しげにゆらめくオーラを纏った宝珠が。「これは……まさか!?」といった初めて見るような口ぶりですが、全体的な文脈から推察するにおそらく、彼が娘に対して何かを試みた結果、記憶を失い、現在に至るのだと思います。すべてを思い出すためには、とにかくあれこれ実験を繰り返しつつ、トリガーとなるものに当たる必要がありそうです。

ホムンクルスを作ろう


記憶を失ってもナチュラルに狂気に走る主人公。おかしい……これまで様々なタイトルを遊んできた筆者の個人的な経験では、「行き倒れた記憶喪失の主人公が取る行動」とは、美少女にジョウロとクワを渡され畑を耕しカブを育てるというものが専らでした(偏見)。ところがこのファウストときたら、娘を蘇らせるために、人造人間ホムンクルスを錬成してこの宝珠に注ぎ込もうというのです。


そんな非人道的行為はこの筆者が許しません。何やら床に魔方陣を描いて次の錬金ステップへ進もうとしていますが、ここはあえてボタンを押さずに放置します。やらせはせんぞ。


いやあぁ……ゲーム側が勝手に進行していく……止められない……。ともあれ、もう諦めてインベントリから素材アイテムを魔方陣の三か所に設置して、中央のお月様をタップ。


できました!木材三つを消費して錬成したウッドちゃん!娘の魂に捧げるホムンクルスであるためか、姿形は人型の女性に近いものとなっています。まあ大分クリーチャー寄りですが……。


錬成したホムンクルスには家の空き部屋に「保管」します。一人一部屋で、現在は三部屋まで使用可能。後述しますが、村で必要アイテムを購入すれば、画面左側の壊れた扉を修理して部屋数を増やすことができます。

ホムンクルスを殺そう


はい、本作一番の精神ダメージきました。

ナチュラルに「うーん、なるほど!」と拳を掌にうつ感じで進めている主人公でが、ぶっちゃけた話、たったいま錬成したウッドちゃんを殺して、さきほどの魂宝珠に注ごうという運びです。


屠殺対象のホムンクルスを選ぶと選択画面に移動します。元々素材アイテムから作りだしたので、殺した後はまた素材が手に入るというリサイクル感……「破壊する」というボタンを押す指が非常に重い。しかもご丁寧に台詞と泣き声SEまで付いているので心が重い。つらい。


そんな筆者を尻目に斧でさくさく素材に戻すファウスト。ウッドちゃんの断末魔もなんのそので鬼畜の所業とはまさにこのこと。何種類かの一枚絵と殺害描写が用意されているので、フルコンプリート目指して引き続き心をすり減らしていきましょう。


ともあれこれで宝珠へ魂魄のエネルギーが注がれました。画面右上に表示されている表情アイコンとゲージは恐怖、怒り、喜び、悲しみです。ホムンクルスはそれぞれ軸となる感情を持っており、例えば先ほど伐採されたウッドちゃんは悲しみでした。ところがよく見ると、魂の宝珠にはなんの経験値も入らず、ただ質の悪い木材が素材アイテムとしてドロップしただけ。何のためにこんな殺生を……。


ええい、とめげずに泥からマッドちゃんを作り出すファウスト。


潤沢な経験値を得るためには、それぞれのホムンクルスのレベルを上げる必要があります。

ホムンクルスを使おう

情緒豊かな子は殺せば魂にとって良い素材になる……。ファウストは彼女たちを人間社会で経験を積ませるべく、村へ送り込むことに決めました。いや、言い方悪いですが、いくら少女型でもクリーチャーみたいな見た目のホムンクルスがやってきたら大パニックになるのではないでしょうか。


……と思ったら、ナチュラルに受け入れられています。とんだ杞憂でしたが、これ要は記憶を失う前からファウストはこの村と交流があり、しかもホムンクルスを提供して小銭を稼いでいたことになります。その頃からすでに娘の魂を戻すために活動していたのでしょうか……?


ともあれ村では、光っている建物アイコンを選択することで、ホムンクルスに仕事をさせられます。仕事選択画面で「親和性」なる項目がありますが、これはホムンクルスの感情とマッチしているものであれば、より効率的に仕事を完了し報酬を多く貰えるようになります。


現在は怒りのマッドちゃんが恐怖の仕事についているため、いかんせん能率が上がらず稼ぎもしょっぱい。


次の仕事は怒りの鍛冶屋(?)なのでこれはマッドちゃんと相性が良さそう。このように、一度村に入ると一週間滞在することになるため、手が空けばどんどん別の仕事をホムンクルスにやらせると良いでしょう。もちろん途中で家に戻ることも可能です(一週間は経過しますが……)。


しかしまあなんと申しましょうか……住人の皆様はおしなべて暗いというか一癖もふた癖もある方ばかりですね……。


村には魔術師がやってる道具屋があり、錬成に必要なアイテムから、ホムンクルスの情緒を育てる贈り物アイテム、さらには娘の身体に塗る防腐剤である保存の香油といったものを購入できます。


娘の身体が腐ると魂を戻せたところですべて台無しなので、ゲージが底をつかないよう、香油を使って質を維持する必要があります。


また贈り物は、このように家で使用することでホムンクルスが喜んでくれたりします。まあこのあと絞めるんですが……。

時には錬成失敗も


錬成は同じ素材で行う方が強力なクリーty……もといホムンクルスを生み出すことができます。それでは三種とも別の素材を用意して、あえて三つの力を一つに合わせて足りない分は勇気で補うとしたら、一体どうなるのでしょうか?


失敗作が出来上がりました。異なる素材を入れるにしても、ひとつくらいが限界ですね。


即さようならです。大した素材にもなりません。

娘の魂を取り戻そう

もう精神的ダメージによって説明するのがきついので、いっそのこと画像だけ並べておしまいにしたいところですが、弱い心を叱咤激励して進みます。


画像にもある通りその月の第四週目は満月で、丹精込めて育ててきたホムンクルスを殺して得たエナジーを娘に注ぎ込み復活させるにはうってつけの日。


はい、それではこれまで村でまじめに働き人々から愛され、ファウストから贈り物を貰ったりして情緒豊かに育ったこのホムンクルスを素材に戻します。


もうやだ……本当にこの主人公は……地獄に落ちても足りない……。テンション高く実験を進めるファウストに対して、プレイヤーである僕の気持ちはどんどん滅入っていきます。

しかも復活失敗。注いできたホムンクルスのエナジーはリセットされ、また最初からやり直しです。なんのための殺生だったんだ!

いろいろ作ろうホムンクルス


一度錬成したホムンクルスは自宅の本にある「人造人形」の項目に詳細記録されます。どの素材で作成できるのかも記載されるので、再度必要になる際に参考にすると良いでしょう。

この素材というのが面白いところで、情緒いっぱいに育ったホムンクルスを分解すると、レベルの高い素材を入手することができます。村の住人からは時にはそうした高レベル素材を求められることもあるので、ホムンクルスは基本的にはたっぷり可愛がって育て上げ、そして解体すると良いでしょう。いや狂ってんのか(筆者の心の叫び)。


また、ステータス画面で確認できるホムンクルスからの手紙というのは、ご覧のようにまあ要約すると「殺さないで……」になるものがちらほら。読むことで本のページが埋まるので収集要素といえばそうなるのですが、やっぱり心が辛い……。


さて、気を取り直して、いろいろなアプローチでホムンクルスをいっぱいつくってみましょう。


宇宙忍者ゴームズに出てきそうなやつ。


肉。


ケモ娘。


ゾンビ。


ホラー映画の人形的なやつ。


たぶん唯一当たりと思しき外見の完成度の高さ。


ホラー映画の人形的なやつその2。

おわりに


このゲームにまともなやつはいないのか!(自分含む)

ゲームシステム的には育成要素が強い本作。娘の魂のためにも、娘の身体を腐らせないためにも、ホムンクルスを錬成して村で使役することがプレイの肝になります。その意味では、おそらく他にも似たようなシステムのタイトルはあるはずですが、本作は「本来であれば目をそむけたくなるようなもの」を要所に散りばめているため、それら他作品と全く異なるプレイ体験を得られますね。

これらから本作はプレイヤーを選び、かつ好き嫌いがはっきり分かれる作品であることは間違いありませんが、新しい体験を楽しんでみたい方は手に取って遊んでみると良いかもしれません。なお、先行して発売されていたPC(Steam)版にも2021年3月3日に日本語が収録されています。

タイトル:『マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-』
対応機種:PC(Windows/Mac/Linux)、ニンテンドースイッチ
記事におけるプレイ機種:ニンテンドースイッチ
発売日:2021年02月25日
記事執筆時の著者プレイ時間:2.5時間
価格:1,580円
《麦秋》

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