気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Mazen Games開発、PC向けに3月13日に正式リリースされた徐々に小さくなる研究員シミュレーション『Size Matters』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、間違った薬を飲んでしまい徐々に体が小さくなっていく中、研究室でその治療薬を作り出すシミュレーション。小さくなって完全に消えてしまう前に、プレイヤーは薬の材料を見つけ、装置を直し、治療薬を調合します。小さくなればなるほど移動も不便になっていくので、先の展開も見据えた行動が重要です。日本語にも対応済み。『Size Matters』は、1,010円（3月20日までは25%オフの757円）で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。Nikola Zeman氏（以下Nikola）こんにちは。ヨーロッパの小国クロアチアに住むNikola Zemanです。26歳で、チャコベツという街の近くに住んでいます。クロアチア北部の片田舎で、気候も良く穏やかで、スロベニアとハンガリーにとても近い場所です。6歳の頃からゲームをプレイしており、兄がゲームをする姿もずっと見てきました。そのため、ゲームへの愛は昔から心の中に常にあったのです。――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか？Nikola本作の開発は2018年に始まりました。すでにゲームを2本Steamでリリースしていたということもあり、ゲーム開発の知識は多少あったのです。私のデビュー作は『AtmaSphere』という可愛らしいボール転がしゲームで、本作の開発は空いた時間を使って行ってきました。――本作の特徴を教えてください。Nikola特徴的な点はたくさんあります！まず、プレイヤーが徐々に小さくなっていきます！スタート時には普通の身長ですが、徐々に身長が低くなっていくので、研究所内の移動もアクションゲームのようになっていくのです。プレイヤーは小さくなることを見越して、様々な準備しなくてはいけません。また、これをするのと同時並行で、プレイヤーは研究所の様々なものを使って治療薬を作らなくてはいけません。様々なカスタマイズ要素が用意されていますので、ほぼサンドボックスと呼べるのではないでしょうか。
――本作が影響を受けた作品はありますか？Nikola本作は『Inch by Inch』をベースとしたゲームです。この作品は他のゲーム開発者たちがゲームジャムで作った人気作で、これまでにたくさんのYouTuberがプレイしてきました。私は開発者たちにコンタクトすると、本作を作る許可を得られたので、こうなったわけです！――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか？Nikolaありませんでした。本作の開発は以前から私1人で、自宅の自室から行っていました。本作は大規模スタジオによるゲームではありませんし、開発者は私と3台のモニターだけです。（笑）――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか？Nikolaはい！もちろんです！ただプレイしたい人、配信したい人、お金を稼ぎたい人、誰でもご自由に遊んでください。まったく悪い気はしませんし、むしろやって欲しいぐらいです！ぜひDiscordにも顔を出していただき、ご自身の配信や動画、スクリーンショットをシェアしていただけると嬉しいです！――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。Nikolaここまで読んでいただき、ありがとうございます！これらの質問に答えるのは楽しかったです。皆さんの美しい国を訪れることができる日を楽しみにしています！想像以上に面白いと思いますので、ぜひ本作を遊んでみてくださいね！――ありがとうございました。
◆「注目インディーミニ問答」について本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
