Game*Sparkの読者の皆さんはじめまして。フォトグラファーであり「推写真家」の小原聡太です。(推写真家:読み方 「おしゃしんか」推しを推すための写真、“推写真”を撮る人。筆者が作成した造語)今回は私の秘蔵の積みプラコレクションから2019年12月にKOTOBUKIYAから発売された「ロックマンX マックスアーマー」(以下 Xマックスアーマー)のプラモデル を推してまいるッ!!
マックスアーマーは『ロックマンX3』でロックマンが全てのアーマーパーツを装備した姿です。とある条件を満たすと仲間のゼロのZセイバーをXがはじめて使用することができると話題となりました。今回取り上げる、このXマックスアーマーのプラモデルは2022年1月に再販されるので再販を待望していた人もロックマンシリーズのファンの人も要チェックです。さらに、コトブキヤショップで購入するとステージ背景がプレゼントされるのでコトブキヤショップでの購入をおすすめします。(無くなり次第終了)
『ロックマン』シリーズについて
『ロックマン』は1987年にファミリーコンピューター向けに発売されたアクションゲームです。私はロックマン2からプレイしたのですが、毎年の誕生日やクリスマスと言えばロックマンでした。『ロックマンX』はその『ロックマン』の約100年後の世界を舞台としたシリーズにです。
『ロックマンX』の当初の発売日は1993年12月17日でした。しかし、バグが発見されたことにより市場から回収されます。そして、改修により再発売されたのはクリスマスを過ぎた12月29日でした。それにより私の1993年のクリスマスは『ロマンシング サガ 2』となったことを今でも覚えています。当時、小学生だった私はクリスマスでゲットするチャンスを逃してしまったため『ロックマンX』のソフトを手にすることはできなかったのも、今ではもう幼き日の想い出です。
『ロックマンシリーズ』と言えば『ロックマン』のワイリーステージや『ロックマンX』のシグマステージが頭に残っている人が多いのではないでしょうか?ワイリーステージやシグマステージは途中セーブはできないため当時「ゲームは1日1時間」と言われていた子供たちは「電源を落とさずに翌日を迎えたり」、「隠れて1時間以上プレイしたり」したりと色々工夫を凝らしてクリアしていたと思います。かくいう私もその一人でした。『ロックマンX』に関しては隠し武器として『ロックマンX』では『波動拳』、『ロックマンX2』では『ファイヤー昇竜拳』があったのも思い出深いです。
素組でもハイクオリティーな「マックスアーマー 」
さて、まずはパッケージを開いて内部のランナーを確認してみます。ランナーは全部で29枚。ランナーの枚数からもパーツ毎による色分けが細かくされていることがわかります。また、腰アーマーに関しては既に塗装もされているので素組だけでも十分カッコ良さそうなキットです。
キットをどんどん組立ていくとあらためてパーツによる色分けが細かく、よくできているキットだということがわかります。キャラの表情を引き出す顔パーツも3種類、手のパーツも左右それぞれ4種類用意されているのでポーズをとる際も色々なポーズがとれそうです。Zセイバーに関してはディテール重視の物と「LED付きリチウム電池ミライト316G」を取り付けて光らせることができる2種類が用意されています。これに関しては後ほどお見せします。
そして、素組で作ったマックスアーマーがこちらです!!
この2枚の写真はスマホで撮影/編集したものですが、既にXが画面からでてきた感動を得ることができます。「Xは好きだけど塗装とかできないからなぁ」と思っているXが好きな人におすすめしたいキットです。大きさはというとHG 1/144のガンダムよりも少し大きいサイズです。
「マックスアーマー」を全塗装
素組でも十分にかっこいいのですが、プラモデルは奥が深いのです。少し改修を加えながら全塗装をし、さらにカッコいいマックスアーマーに仕上げたいと思います。この状態で気になる点といえば以下の2点でしょう。
プラモデル特有の合わせ目
頭部のアンテナの補強箇所
今回は時間が限られているので合わせ目処理と頭部アンテナの補強箇所の穴埋めには瞬間接着剤を使用しました。瞬間接着剤を使用することで時間を節約しながら作業を進めて行くことができるので忙しいモデラーにはおすすめです。改修に関してはパーツを切ったりくっつけたりする必要があるので、自己責任で実施してください。
全塗装に向けてまずは説明書と、素組したXマックスアーマーをよくみて計画を立てます。
合わせ目処理をおこなう箇所を説明書に記入
後ハメ加工をする箇所とやり方を説明書に記入
各部合わせ目処理/後ハメ加工の実施
アンテナ補強部の穴埋め及びアンテナ補強部の切り離し
合わせ目処理やゲート処理を含めた表面処理
全塗装の実施
しっかりと計画を立てると腰が軽くなるのでおすすめです。
各箇所で「合わせ目処理」で「後ハメ加工」を行いましたが胸部と脚の青いパーツに関しては白い部分を塗装してから「合わせ目処理」と「塗装」を行いました。しかし、作業中に一部のマスキングテープを塗料がすり抜けてしまい、そのリカバリにちょっと失敗するなどのアクシデントも。最終的には、遠目から見ればそこまで目だたない程度には収まったのではないでしょうか?
ゲーム画面でみていたマックスアーマーが目の前に現れる感動!!
正直、素組の状態と塗装後の状態ではほとんど大きな差は見えません。しかし、合わせ目が目立つかどうかで存在感が大きく変わります!!もちろん合わせ目処理や塗装をしなくてはいけないということではありません。それぞれの楽しみかたをすればいいと思います。私はもっとプラモデルを上手く作れるようになりたいので、塗装も合わせ目処理も極力挑戦していきたいと思っています。
ということでここからは写真で撮り下ろしていきます。ビルドスキルが足りない点は写真のスキル(撮影やレタッチなど)でカバーします!!完成したロックマンX マックスアーマーの「推写真」がこちらです!!
どうでしょう?とてもカッコ良く撮れているのではないでしょうか?クリアパーツはUVライトで発光するので上手くやるとこのように光っているように見せることができます。
このKOTOBUKIYAの「ロックマンX マックスアーマー」はできるだけ横に合わせ目が出るように作られてはいるが完璧ではありません。また、膝関節をしっかり曲げると発生する隙間が少しだけ残念ではあります。しかし、パーツによる色分けがしっかりされているため素組でも十分にかっこいい良キットだと思います。
表情パーツや手のパーツも豊富で、ポーズも含めプレイバリューは豊富で、Zセイバーの発光ギミックとクリアパーツのUV発光を利用すれば写真撮影も十分に楽しめます。素組で写真を撮る場合でも、気になる箇所が見えないように撮ったりSnapSeed(Googleの無料写真編集アプリ)のシミ除去機能を使ったデジタル合わせ目処理で出来栄えを補正してあげれば、より映えることでしょう。とにかく本キットは作るもヨシっ!!ブンドドしてヨシっ!!撮影してもヨシっ!!な良キットだと思います。
総評 ★★★★☆(★5中 ★4)
[いい点]
・表情パーツが3種類
・手のパーツが左右で各4種類
・ゼットセイバーの発光ギミック
・クリアパーツがUVライトで光る
・素組でも十分にかっこいい!![気になる点]
・各所に見えてしまう合わせ目
・膝を曲げると目立つ隙間
・ロックバスターなどのエフェクトパーツもあるとよかった
そんなXマックスアーマーとZEROは2022年1月に再販されます。本記事を見てかっこいいと思った人は、ぜひ店頭で見つけたら購入を検討してみてください。積めるうちに積まないと後で後悔してしまうこともありますので。また、マックスアーマー以外にもセカンドアーマー、フォースアーマーやノーマルXもあるので興味を持った方はそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか?
最近のゲームに刺激が足りないと思っている人は『ロックマン クラシックコレクション1』、『ロックマン クラシックコレクション2』、『ロックマンX コレクション1』、『ロックマンX コレクション2』などにも挑戦してみてはいかがでしょうか?これらを全てクリアした頃にはそれなりの根性や集中力がついているのではないかと思えるやりごたえのあるゲームです。