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武将の生き様を見よ!生まれ変わった歴史SLG最新作『信長の野望・新生』を先行プレイ!

シブサワ・コウ40周年記念作品である本作は2022年7月21日に発売です。

連載・特集 プレイレポート
武将の生き様を見よ!生まれ変わった歴史SLG最新作『信長の野望・新生』を先行プレイ!
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舞台となるのは戦国時代、プレイヤーは「織田信長」や「豊臣秀吉」、「武田信玄」「上杉謙信」などの有名な戦国大名や、「一条兼定」や「六角定頼」といったマイナー大名などの大名勢力の中から大名を選択し天下統一を目指していきます。そんな、『信長の野望』を代表とした、コーエーテクモゲームスが贈るシブサワ・コウブランドも、ついに40周年を迎えました。

その節目となる年に、歴史ある『信長の野望』に待望の新作が登場。今作『信長の野望・新生』は武将が自ら考え行動する、これまでの『信長の野望』と一線を画す歴史SLGの超大作となっています。“コーエー”な事に、編集部で先行プレイの機会を頂きましたので、本稿ではPC版(Steam)のプレイレポをお届けいたします。

新たな信長の野望『新生』!

本作品には「信長元服」、「尾張統一」、「桶狭間の戦い」、「信長包囲網」、「夢幻の如く」の5つのシナリオがあり、好きなシナリオで好きな大名をプレイすることができます。

今回プレイする大名は、『信長の野望』の主人公である織田信長です。シナリオは「桶狭間の戦い」。海道一の弓取り「今川義元」が織田家を征服すべく侵攻を開始している最中です。果たして信長は無事に桶狭間の戦いに勝利し、天下統一に乗り出すことができるのでしょうか。

自ら考え行動する生きた武将と共に富国強兵!

『信長の野望』シリーズのグラフィックは新しい作品が出るごとに向上しており、今作でも圧巻のグラフィックで戦国時代の日本を再現しています。ゲーム進行はターン制な要素も僅かにあるものの基本的にはリアルタイム制です。

本作は「郡」という行政単位で内政をおこないます。内政は大きく分けて二種類あり、郡開発と城下施設の建築です。郡開発では、農業や商業を盛んにすることができます。また、砦や兵糧庫など戦闘の際に役立つ施設も建設できます。城下町建設では災害の被害を抑えてくれる灌漑水路や兵力を増やす練兵場などを各城に建設することができます。

郡の数は勢力を拡大するにつれ次々と増えていき、到底プレイヤーだけでは管理しきれません。本作では武将に知行という形で郡を与えることができます。知行を獲得した武将は、郡の開発をそれぞれの武将の判断で行い、領土を発展させます。武将が判断しそれぞれが領土を発展させていく、過去作ではなかった新鮮な要素です。

本拠地周りの郡では知行としての土地の贈与でなく、代官の任命が行えます。一度与えてしまった知行を剝奪するには手間がかかり、問題の温床にもなりますが、代官は好きに入れ替えができます。

それだけではなく、本作では武将たちはプレイヤーに様々な提案を随時行います。例えば、敵勢力の城の焼き討ちや流言、武将の引き抜き、領内の発展などですね。他家との同盟を提案したりなど、内政、軍事、外交と様々な分野で多岐にわたる提案を見ることになるでしょう。提案を実行するには、金銭と労力が必要となるため、どの武将の意見を採用するのかを決める楽しさもあります。

任意のタイミングで行える評定では政策や人事を管理し、商人と取引も行えます。政策は金銭を毎月払う事により効果を発揮し、例えば「常備兵制」であれば城下施設「練兵場」の持つ兵力の上限を増やす効果を強化する、といった感じです。収入が少ない状況で政策を実行すると資金不足につながるため、余裕ができてから行うのが良いでしょう。

取引では米の売買が行えるほか、武将にバフを与える「家宝」と呼ばれるアイテムをまれに購入できます。また、勢力を拡大すると戦線が増え、部隊の管理で忙しくなることでしょう。その際には、評定を通じて「軍団」を設立することにより、他大名との戦争をある程度自動で任せることができます。

残った「論功行賞」は武将の身分を見られるコマンド。身分が上がると城や軍団を任せられるようになります。

桶狭間の戦いからの織田家滅亡の危機!

武将に知行を与え、一通り内政をした後はいよいよ「桶狭間の戦い」です。今川軍が続々と織田家の城を攻略し尾張国を飲み込みつつあるなか、織田信長が本陣に奇襲をかけ、今川義元を討ち取り奇跡的な勝利をもたらした戦いのことです。一連の戦いの流れはムービーで表現され、圧倒的な没入感があります。

織田家が桶狭間の戦いに勝利したことにより、奪われていた尾張国の地域を取り戻し、三河国には後の徳川である松平が独立し同盟関係となりました。これにより、織田家は後方の今川家の相手を同盟関係である松平家に任せられるため、美濃国や伊勢国へ勢力を拡大していけます。

しかし、勢いを増した織田家が伊勢国と尾張国の国境にある長島城を攻めている最中、突如美濃国を支配する斎藤家が織田家への侵攻を開始しました。こちらは桶狭間の戦いや長島城攻めで疲弊しています。果たして織田信長は桶狭間の戦いに次ぐ大ピンチを乗り越えられるのか。

合戦システムも一新!

突如、織田家への侵攻を開始した斎藤軍。浅野の地にて、織田信長率いる織田軍VS美濃三人衆稲葉一鉄率いる斎藤軍の合戦が勃発しました。兵力差は互角ですが、部隊数はこちらが4に対して向こうは5と手数の面ではやや不利といった戦況です。

リアルタイムで戦が進行する本作の合戦システムは、過去作から大きく変化しました。戦場は移動可能なルートを表した線、移動可能な位置を表した点、そして退き口、要所といった戦術上の要衝の三つで構成されており、プレイヤーが主に行うのは、どの部隊をどこに、どのルートで移動させるかを随時選ぶことです。合戦でも武将はそれぞれの考えで移動や拠点の制圧を行うので放置していても戦いは進みますが、状況に応じてプレイヤーが指揮をしたほうが良い結果をもたらしやすいでしょう。合戦での勝利条件は画面上に表示されている士気のバーを削り切るか、敵部隊を全て倒すか、敵の「退き口」をすべて破壊することです。今回は部隊数も互角ということもあり、武将たちの指揮は直接おこないます。

部隊数が互角だと消耗戦になりかねないため、敵部隊の各個撃破を行うべく挟撃を行いました。敵部隊を前後で挟むことにより、大ダメージを与えるので、なるべく挟撃を目指していきたいと思います。

浅野の戦いは織田軍の勝利に終りました。兵力は互角でしたが、2000の損害で5000の敵兵力を倒すことができました。

そして、変わったのは戦争がもたらす影響です。これまでのシリーズであれば、合戦に勝利してもそこに居た敵部隊を倒したというだけですが、本作では大規模な合戦に勝利することにより、周囲の郡が寝返ったり、敵勢力と敵対している勢力との関係が改善するなどの追加効果があり、一つの合戦の重要度はこれまでに比べて上がっています。

信長の戦いはこれからだ!

斎藤軍を撃破した後は、逆侵攻を開始し斎藤家の城を落としていきます。城を二つ落とした段階で、竹中半兵衛による稲葉山城乗っ取り事件が発生。斎藤家の混乱に乗じて更に織田軍は侵攻し斎藤家の本拠地である後の岐阜城である稲葉山城を攻略しました。その後、美濃三人衆裏切りのイベントにも乗じて、織田家は瞬く間に美濃を支配する斎藤家を飲み込みました。果たしてこのまま織田は天下を取ることができるのでしょうか、それとも正史通りに夢幻の如くと終わるのでしょうか、プレイヤーの皆様の手で道を切り開いてみてください。

本作ですが、前作の『信長の野望・大志』と比較して、「大名としてなにを判断すべきか」の考えどころが整理されてスッキリした構成になったという印象を持ちました。兵力のパラメータひとつをとっても、前作では様々な施設の配置場所やタイミングに気をつけ、農民と兵士の数を調整する必要がありましたが、本作では施設の配置場所を気にする必要は無く、兵数は兵数の上限まで自動的に回復します。

シミュレーションゲームをプレイしたことがないユーザーでもプレイしやすく、ムービーやグラフィックはより洗練されたものに。「新生」と呼ぶに相応しい要素をこの信長の野望は持っています。

  • タイトル:信長の野望・新生

  • 対応機種:PC(Steam)/PlayStation4/Nintendo Switch

  • 記事におけるプレイ機種:PC(Steam)

  • 発売日:2022年7月21日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:5時間

  • 価格:10,780円


《タツクマ》

ストラテジーゲーマー タツクマ

YouTuber。現在の登録者27000人。ストラテジーゲームのゆっくり実況動画を投稿。 YouTubeの広告に出演し、様々なタイアップ企画にも携わっている。

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