【試用レポート】ソニーゲーミングギア「INZONE」フラッグシップモデルでゲームをプレイ。モニタの「M9」、ヘッドセットの「H9」の仕上がりをチェック | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【試用レポート】ソニーゲーミングギア「INZONE」フラッグシップモデルでゲームをプレイ。モニタの「M9」、ヘッドセットの「H9」の仕上がりをチェック

話題のSONYの新ゲーミングギアブランド「INZONE」が発売するモニター「INZONE M9」とヘッドセット「INZONE H9」の試用レポートをお届け。

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SONYが新しく立ち上げたゲーミングギアブランド「INZONE」。Game*Sparkはそのフラッグシップモデルである27インチ4K/144Hzのモニター「INZONE M9」と、ヘッドセット「INZONE H9」の実機を試用する機会を得たので、本稿でその使用感をレポートしていきます。

INZONEブランドはソニーの技術の粋を結集したゲーミングギアで、かつてない没入感と勝利を目指しているそう。開発を担当するエンジニアもコアゲーマーとのことで、よりゲーム体験を豊かにしようという意図があるということです。

INZONE M9はBRAVIAの技術も搭載

公式サイトより

スペックを簡単に説明すると、INZONE M9は27インチのIPSパネルを採用した4K/144Hz対応のゲーミングモニターで、VRR(可変リフレッシュレート)に対応しています。もちろんHDRやブラックイコライザーにも対応しており、ゲーミングモニターとして欲しい機能は一通り兼ね備えています。

最も特徴的な部分といえば、同社製の液晶TV、BRAVIAの技術を採用している点。他社製品の多くはLEDバックライトを液晶パネルの下に配置していますが、本製品では直下型LED部分駆動という技術を利用しており、細かなブロックに分けて動作させることで、より明暗をきめ細かく描写できるそうです。

実際に使用していても、映像の美麗さは明らか。実際にどの程度の差があるとは表しにくいのですが、間違いなくゲーム体験としては美しい映像を楽しめると言えます。また、RGB 10bitもサポートしており、10.7億色の表示に対応し、より細かな映像表現を楽しむことができるとのことです。

本体はPS5のデザインにマッチ、背面は美しくまとめられている

液晶本体のベゼルは薄く、最近のゲーミングディスプレイと遜色ないように思います。また、スタンドは2脚の部分をねじで取り付ける方式で、結構な重量があり、しっかりとした作りの印象。ただ、手前側に1本、奥に2本という形で配置されており、手前側に太めのスタンドが来るため、それなりに設置スペースが必要になるように感じます。

また、サイドから見るとわかるように、スタンドを取り付けた場合では上下ではなく手前から奥へとスライドします。そのため、上下させた場合はモニターとの距離が少し変わってしまうという点にも注意が必要です。

特にモニターとの距離を気にするプレイヤーの場合は、より注意する必要があります。ただ、ケーブルはスタンド内部にまとめられるため、見栄えを気にする方でも安心です。

超便利な専用ソフトウェア「INZONE HUB」

本製品の設定をPC上で行うことができるソフトウェア「INZONE HUB」は、非常にわかりやすく操作しやすい画面設計がなされています。明るさやコントラスト、彩度といった画質面だけでなく、ガンマ値やブラックイコライザー、応答速度の調整などもソフト中で全て可能です。

さらに本製品に搭載されているUSBハブ機能や、映像の入力切替の自動化のON/OFFも設定できます。また、アプリによって自動的にモードを切り替える、ゲーミングマウスと同様の機能も搭載されています。ただし、設定を変更するたびに通信を行っていく仕様のせいか、バーで設定するパラメータは反映までの動作が重く、微調整がしにくいという欠点には注意が必要です。

美麗なグラフィック、遅延も気にならず

紹介すべき機能や特徴は多数ありますが、ここで実際に使用したレポートをお届けします。

Dirt5』

最初に感じたのが、眩しいものが眩しいということ。比較的デスクトップ等は色味が強く、暗めのように感じるところはありましたが、いざゲームを始めると、逆光は眩しく、陰影もはっきりしているように感じます。動作ももちろん問題なく、高いリフレッシュレートと応答速度を十分に活かせているように思います。

フォートナイト』

対人タイトル向けということで『フォートナイト』もプレイしてみました。筆者は普段は24インチを使用しているため、27インチは少し大きいな……と感じるところはありましたが、大きいということは画面中央に集中する分には少し見やすくなるということ。設置環境の都合上モニタースタンドを利用しているため、上下・奥行きの調整は付属のスタンドに依存しないため調整は苦労しませんでしたが、最適なセットアップを見つけようと思うと、やはり苦心する点はありそうだと感じました。

モンスターハンターライズ』

レース、TPSに続きアクションタイトルとして『モンスターハンターライズ』もプレイ。状況に応じて画面を高速に移動させる必要もあったりしますが、これといって不便に感じる点はありません。映像は他タイトルと同様に美しく、色味も少し深みがあるように感じます。

良い点は多いが価格がネック

全体を通して感じるのが、「色味や明暗の深さが秀でていること」。そしてコンソールゲーマーであれば、「144Hzの恩恵を受けられること」でしょう。また、PS5を所有している方であれば、PS5とのマッチングはもちろん100%。しかし、本製品がいくら美しい映像を楽しめるとは言えども、なにひとつ問題がないとは言えません。

まず、最もハードルになるであろう部分は価格です。定価が154,000円と、ゲーミングモニターとしては非常に高額なこと。はっきり言ってしまえば、同スペックを他社製で用意しようとすると、3~6万円程度になるため、倍以上の価格になります。

2K/240Hzでも製品を選べば4万円を切る価格で購入することができるため、4K/144HzかつBRAVIAの技術が欲しい!というような確たる理由がなければ、なかなか選びにくいところではないでしょうか。

また、筆者の環境では、OSD上では4K/144Hz動作と表示されてはいるものの、実際はGeForceのコントロールパネル上を含め、2K/120Hzで動作しているというズレた表記になっていたり、搭載されている2Wスピーカーの音がかなり軽く、映像体験に比べて音響体験は非常に低いと言わざるを得ません。さらにACアダプタも内蔵ではなく、ケーブルも短いため、設置場所を選びます。そういった面を総合した上で、製品としての性能を含めた“バランス感”には疑問が残ります。

筆者としては、この性能であれば「対人向け」というよりは「RPGやシミュレーションをより高画質で楽しみたい」といったユーザーに向いていると思います。

ノイズキャンセリング機能も搭載したINZONE H9

ゲーミングモニターの「INZONE M9」に続いて紹介するのは、ゲーミングヘッドセットの「INZONE H9」。こちらも「M9」同様にPS5ライクなデザインになっており、白をベースとした跳ね上げ式マイクのヘッドセットです。

イヤーカップはかなり大きく、耳をすっぽりと覆いかぶせ、それでもまだ余裕があるほどのサイズ。また、イヤーパッドはふわふわの合成皮革を使用。実際に長時間装着してみましたが、痛みなどは一切ありません。筆者はメガネを着用していますが、それでも耳が痛くなったり、メガネのつるがヘッドホンに押されたりといったことはなく、かなり余裕があるように思います。

ヘッドバンドの収縮は金属板等ではなく、棒状のパーツがヘッドバンドからそのままシュッと出てくるような形で、こちらもデザインを邪魔しません。他製品であればかなり軽めの調整感になりがちな部分ですが、本製品は逆に固めになっており、不意にサイズが変わりにくくなっています。

操作部は左側がボリューム、ノイズキャンセル・外音取り込みモード切り替えボタン、USB-Cの充電端子、右側がGAME/CHATの音量バランス変更、Bluetooth接続ボタン、電源ボタンとバランスよく配置。基本的には装着後は左側、つまりマイク側のみでほぼ事足りるようになっています。

こちらも「INZONE M9」と同様、専用ソフトウェア・INZONE HUBで設定を変更可能。10バンドイコライザーは1db単位で±12dbと幅広く、立体音響や音を聞き取りやすくするダイナミックレンジコントロールといった機能をコントロールすることができます。さらに別のページでは、本体の電源自動OFFまでの時間や、LEDの自動消灯までの時間、ノイズキャンセリングボタンの設定や起動時のモード設定も行えます。

本題の「音質」へ話を進めますが、ヘッドホンの音質に関しては、若干低音が強調されたゲーム向けの音質といった調整がなされています。腰高な部分が相対的に少し抜けて聞こえるため、ゲームによっては少し音が軽くなったと感じてしまう場合があるかもしれませんが、音質もバランスもかなり良い部類です。

また、ノイズキャンセルもきれいにかかっており、エアコンの音は全く聞こえなくなるほど。外音取り込みモードも、ヘッドホンに入ってくる音をより鮮明にさせたような印象で、取り込みの音量調節をしっかり行えば、かなり快適に会話もできそうです。

一方、マイクの音質は酷く、自分で録音したものを聞いても疑問が浮かぶほどでしたが、確認のため知人とボイスチャットで会話しても「かなり酷い」の一言で終わってしまったため、もう少し頑張ってもらいたかったところ。ボイスチャットをするには十分かもしれませんが、製品価格と昨今の状況からすると、もう2ランクほど上を見てほしかったように思います。


今回試用した両製品はともにオープン価格で発売されており、ソニーストアでは「INZONE M9」が154,000円(税込)、「INZONE H9」が36,300円(税込)で販売中です。


Xenoblade3(ゼノブレイド3)|オンラインコード版
¥8,700
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

ANONYMOUS;CODE - Switch
¥6,900
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《kuma》
kuma

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

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